2019年11月14日

 

10月23日に開催されたイシノマキオモシロ不動産大作戦のレポートをお届けします!

ゲストは那須にて活動されているChus(チャウス)の宮本吾一さんです、

石巻にはよくいらっしゃるようで、なんと今年は4回目!

 

 

東京生まれの宮本さんは通学に使う満員電車にとても苦手で、高校に通えなくなったというところから話は始まります。満員電車とは用意されている座席と吊り革がすべて埋まっている状態を100%として、約230%以上の乗車率であることを言います。東京に住んでいるとこの感覚に慣れてしまいがちですが、もしもこの状況がが車やバスだったとするととても窮屈で危険だと思います。このことを学校の先生に打ち明けると先生も同意してくれ、様々な工面していただくことでなんとか卒業することができたそうです。

 

●那須へ移住

その後どこか田舎に移住したいと強く思い、20歳の時に那須に移住を決めました。当時は誰も身寄りも繋がりも有りませんでしたが、自分の感性に従って那須を選んだそうです。那須には大手チェーンだけでなくローカルならではの個性溢れた小さなお店がたくさんあり、そこが気に入った一因でもあります。自分もやってみたいと思い、まずはリヤカーでコーヒー屋台をやってみることに。カウンターがあればコミュニティができていくことを面白く感じたそうです。しかしどうしても収支が合わず、これだけでは食べて行けないと感じ今度はハンバーガーを出すことにしました。実は那須にはブランド牛もあり、生産者さんたちが美味しいものを作っているので挟むだけで美味しいというレベルでした。そこから友人の料理人にレシピを見てもらい、色々と指摘を受けているうちに良いレシピが仕上ったそうです。宮本さんは経験や知識がなかったとしてもコミュニティさえあれば形になっていくということをここで確信します。

 

●調達のために朝市を

ハンバーガーはもともと生産性を上げるために発案された料理です。そのハンバーガーを地産地消の小さな規模でできるスローフードにしてみようと宮本さんは考え始めました。ここで、自分が生産者のことは実際に知らないということに気が付きます。友人の料理人に聞いても「知り合えたら最高だけど、なかなか難しいよね」という言葉が帰って来ました。それならマルシェを開いて皆で生産者さんから直接買える場所を作ろうと動き始めます。ただし農家さんの知り合いも一人もいなかったのでインターネットを使って「那須 農家」と検索して出てきた連絡先に一軒ずつ連絡をするところから始めました。15件ほど連絡を続けると、とりあえず合っていただけることになり企画を説明。その農家さんを起点にどんどん農家ネットワークにつながって行きました。

 

 

●那・須・朝・市

なんとか10人の農家さんが集まり、朝市マルシェを開催できました。朝日を浴びながら集まった農家さんたちが野菜を売りながら楽しくコミュニティを作るという理想的な形で開催されます。しかしマルシェを続けて行く中で、ボランティアでやらなければならない状態に疲弊を感じていました。ある時買い物に来てくれた人から「あんた、これは良いものだから毎日やりなさい」と声をかけられました。言われた直後は疲弊しきっているころで、そんなことはできないと思っていましたが、あとから冷静になって考えてみると、そのスタイルのほうが良いかもしれないということに気づきます。考えをまとめお店にすることを決め、現在の「Chus」を立ち上げました。

●Chus(チャウス)

たまたま大きな建物を譲ってくださり、Chusは販売を行うMARCHE、飲食の提供を行うTABLE、ゲストハウスのYADOの3つの機能を合わせた施設になりました。一見産地直送の市場のように見えますが、普通のお店と違うところはしっかりと納品してくれる農家さんと対話をして、どんな野菜なのかをヒアリングすること。コミュニケーションの畑で育ってきた宮本さんならではのこだわりです。TABLEのこだわりは大きな食卓です。大きなテーブルにみんなが座るということでその人と繋がることを大切にしています。全員が隣に座るのではなく、長いテーブルにそれぞれが座り、それだけで繋がりを感じることができるそうです。

 

●バターのいとこ

バターは無調整牛乳をシェイクすると出来上がります。シェイクをするとバターとスキムミルクに分かれるのですが、牛乳からバターは4%しか取ることは出来ません。そして96%の水分(スキムミルク)は価値にならないそうです。この課題を見つけた宮本さんはその96%のスキムミルクを買い取り、バターのいとこを開発しました。スキムミルクに価値が生まれることで、農家さんはバターを作りやすくなり、とてもいい循環になりました。バターのいとこはいまや毎日売切れてしまうほどの人気商品。素晴らしい循環になっています。

 

 

●自分自身が幸せになるために

宮本さんは何をするときもはじめに「僕は幸せになりたいんです」と言うそうです。宮本さんの活動はすべて自分が幸せになることへ繋がっています。そして自分だけで無く周りも全体がハッピーになるにはどうしたら良いかと宮本さんは考えます。特に大切にしている言葉は「ハッピーはラッキーじゃない。ハッピーは作れるからね。」です。バターのいとこを例に取れば、透明性があり、生産者と事業者とお客さんがハッピーになるというとてもハッピーな仕組みづくりでした。自分を含めた周りをハッピーにして行く方法を模索しながら宮本さんは今日もハッピーを作っています。

 

 

●空き家紹介

ここで宮本さんのお話は終了です。ここからは懇親会のような形で集まった大家さんが空き家を紹介し、活用方法を模索して行きます。今回もたくさんのオモシロイ空き家情報を提供してくださり、参加者も大盛りあがりでした。

 

 

 

次回のイシノマキオモシロ不動産大作戦は11月19日 IRORIにて開催です!

https://www.facebook.com/events/416855222537073/?notif_t=plan_user_invited&notif_id=1573519918256878

2019年10月31日

10月5日に行われた石巻版松下村塾の開催レポートです!

塾長・メンターはおなじみ、はまのねの亀山さんとamahoroの蓜島さんです。今回は亀山さんの活動拠点である”はまぐり堂”を貸し切っての開催となり、いつもとは違う展開になりそうです。

ゲスト講師は合同会社おしかリンクの犬塚恵介さん。建築関係のお仕事をされていましたが、牡鹿半島で何かできないかということで「おしかリンク」を立ち上げました。今日はおしかリンクで何をやってきたかよりも、何を大切に思って今までやってきたかと、自分をどうコントロールするかということをお話いただけるとのことです。

 

 

講義を始める前に、まずはIKIGAIダイアグラムというものの説明がありました。これは、日本人の生きがいを外国人視点で研究し、それをダイアグラムとして表したもので4つの項目があり、それが重なり合ったところで日本人の生きがいが生まれるという図です。この図をひと目見れば納得感が在るのではないでしょうか。この図をもとに今日の講義は進んで行きます。

子供の頃からの夢は建築家で、努力と勉強を重ねて建築事務所に所属することがキャリアのスタートでした。入社した当時は先程のIKIGAIダイアグラムだとちょうど真ん中のところだったと言います。得意・好きなことで稼ぐことができ、世の中からも必要とされているというまさに最高の生きがいでした。しかし時間が経つにつれ、組織の一員として働いていることに、やりたいことのギャップが生まれて来ました。そうした時期が続き、2010年に転職を考え始めます。

 

 

会社での経験から自分が主導権を持って日々を過ごして生きて行くことが大切だと感じていました。住宅設計をやりたいと考え始めましたが、なかなかプライベートの時間を使って踏み出すことができない日々が続きました。

そんなときに東日本大震災が起こり、被災地で頑張っている人達を見たときに、自分の踏み出せない気持ちがちっぽけに感じたそうです。

会社を辞め、次の会社に行くまでの約3ヶ月間東北で何かをしようと思い東北に向かったのが、現在の活動のきっかけです。

東北に来てからは建築家の支援ネットワークに加入し、建築計画や行政と民間の意見を繋ぐサポートをしていました。はじめはボランティアをしなければならないという使命感の塊をやっていましたが、徐々に地域づくりが楽しく・好きなことに変わって来ました。

しかし寄付や助成金で活動している団体だったので、継続的に関わりたいと思ったときに自分が食べていくのは難しいと感じました。幸い建築のスキルを持っていたので、個人事業主として外注案件を受ける仕事をスタート。好きなことを行いながら、自分の生業を作りました。

 

 

2015年に「おしかリンク」を設立。長崎県の五島列島おじか島でのツーリズムのワントップ窓口をモデルにしました。ですが、安定的に供給できるコンテンツが少なかったり、交流人口を増やすことがあまり定着していなかったりと、計画不足なところが目立って来ました。そこから考えを整理し、人を呼ぶだけでなく地域の後継者育成に焦点を当てることに活動内容を変えました。

設立当初はおしかリンクで好きなことで世間に必要とされて、得意で稼げることをやっていこうと考えていました。しかし考えても考えても収支の成立が難しかったそうです。助成金に依存していましたが、公共性につながっているのだろうか、自立できるだろうか、計画時点で成立しないのではないだろうかと自問自答を繰り返して来ました。

結果として行き着いたのが、おしかリンクにすべてを求めることをやめることでした。

つまり一つのことでIKIGAIダイアグラムを満たすことを諦めることにしました。稼げないなら、稼げなくてもできる仕組みを考えようと方向転換を始めます。そうして生まれたスタイルが、非営利的な活動・地域のためにという目的で始めた活動はおしかリンクへ。自分が稼げること・得意なことは営利的な活動は合同会社暮らしごとで行っています。

非営利の中でも公益的なものは助成金を使っても良い、そうでないものは自主財産で組み立てるなど、分けて働き始めました、

おしかリンクは年間を通しては動いていません。夏は仕事はありますが、閑散期もあります。それでも良いというふうに意識して動いているそうです。これが犬塚さんの戦略で、やっていて気持ちがいいと語ります。犬塚さんの他にも同じようなスタイルで、春は漁業でしっかり稼いで他の時間は好きなことをする等、活動をしっかり分けている方もいます。「意図的に仕事に取り組むことで好きなことや得意なこと、世間が必要とすることをやっています。そういうのかっこいいなと思って。これが僕のセルフガバナンスです。」

ここで犬塚さんのすばらしい講義は終了です。このあとは蓜島さんと亀山さんと一緒に話を更に掘り下げつつ、質疑応答が行われました。

 

 

講義が終わったあとは、蓜島さんによる”自分の内側に在るものを知るためのワーク”が行われました。個人ワークになり、はまぐり堂と蛤浜を自由に使いながら自分の思いを書き出して行きます。素晴らしい景色と自然に触れることでより自分の考えもクリアに書き出すことができたのではないでしょうか。(この日は風が強く、残念ながら海側にはいけませんでした。。。)

 

 

それぞれの思いを発表してフィードバックを得て、本日の松下村塾は終了です。

次回の松下村塾は11月30日です!

2019年10月09日

とりあえずやってみよう大学(University of Don’t Think Feel 以下 UDTF)が2019年も本格始動しました!
第一回の先生は石巻のラッパー 楽団ひとり先生と、UDTFではおなじみのGensler 飯田昭雄先生です。

2019年初回ということで、入学される皆さんには学生証が渡されました。今日参加できなかったメンバーも数名いらっしゃいますが、このメンバーで半年間進んで行きます。

第一回は”表現することで繋がる学”です。これまでのUDTFは座学的に聞いてもらいその内容から何かを得るというスタイルでしたが、今回からはより講師と受講生ができるだけ対話をしながらワークをやっていきたいと飯田さんの挨拶から始まりました。

●とりあえず表現してみる
ここで楽団さんが「じゃ、とりあえずやってみます」と言うと、なんとラップが始まりました。単にラップを歌うわけではなく約5分間ラップでライブ自己紹介をするという衝撃的な内容には思わず受講生もビックリ。自己紹介の内容と表現力高さに圧巻されます。

これまでとは違うスタイルが繰り広げられるUDTF。それぞれの活動についても、初めから2人の対話形式で進んで行きます。

●ラップ活動のターニングポイント
楽団さんのラップ活動でのターニングポイントは、結婚して子供が生まれたこと、震災、そしてUDTF学長・豪太さんと享子さんの結婚式の3つだそうです。結婚式では余興でラップをしてほしいと頼まれ、会場のDJもいつの間にかやっていました。すると地元の水産加工会社の社長さんなどから「これは何をやっているの?」と質問され、概要を説明すると「面白いね〜!!」と非常に好評でした。そのとき、DJを知らない人たちに経験する場を与えたいと思うようになります。そこからなんとビジネスコンテストに出場し、見事事業費として50万円を獲得。機材を揃えグッズを作り”寿ダンスホール”をオープンしますが、紆余曲折あり1日で終了。しかしこの経験からどこでもダンスホールは作ることができると確信し、ふとん屋さんの倉庫を借りてダンスホールにしたり、花火が見える場所で野外ダンスホールを作ったりと各地で活動を行っています。

●僕と楽団
飯田さんと楽団さんは普段の仕事内容や活動範囲は全く異なる2人ですが、ヒップホップを通じて出会いました。きっかけは東日本大震災直後に収録された被災地の現状を訴える楽団さんの映像を見たことです。当時まだ復旧作業も半ばの状態で公開された動画は、たまたま目に入った飯田さんに衝撃を与えます。それからしばらく経ち、震災後初となる石巻最大のお祭りである”川開き祭り”で飯田さんたちは野外映画上映会をとりあえずやってみていました。そこに楽団さんが訪れ出会いを果たします。これが様々な活動を共に行うきっかけとなり、冒頭にあった寿ダンスホールの立ち上げを共に立ち上げました。

●寿ダンスホール
自分たちの夢の事業を語り合う方式のプレゼン大会に出場し、見事50万円を獲得します。飯田さんは当時のことをラッパーならではの独特の訴え方でとても魅力的だったと話します。楽団さん自身この体験から、お金がないということは何かを始める時の”できない理由”にはならないことを学んだそうです。機材を揃え、自分たちで建物の中を整備しなんとか体制を整えます。いろんな人達との出会いがあり、ラッパーとしての意識も寿ダンスホールを通して変わって日常の些細な光景や感情がざわっとした時のピントをあわせるための手段に変わって来たそうです。

●WHO AM I? / WHY ARE YOU HERE?
ここに集まった人たちには何か理由や目的があるはいずです。自分は何者なのか、どうして今日ここに来たのかを整理する手段として、HIPHOPの作法にしたがって表現を行うワークショップが始まりました。今回大切なのは韻を踏んで自己紹介を作るということです。ラップは簡単に言ってしまえばおしゃべりですが、おしゃべりと音楽を行き来するための道具が韻だそうです。韻を踏まないと、ただリズミカルに喋っているだけになってしまいます。そして、大切なのは1小節を15文字以内に収めるということです。これ以上はどんなに滑舌が良くてもしゃべることはできないので、収めることでリズムよく話すことができるようになります。

約30分かけてがそれぞれ自己紹介を完成させました。直前の楽団さんの講義もあってか皆さんかなりレベルの高い自己紹介に仕上がっており、これには講師陣も驚き。おそらく参加前は「なぜラップを作るんだろう?」と考えていた人も多いと思いますが、やってみると「関係ないと思っていた単語が大切な言葉だった」、「自己紹介は型にはまったものをずっと使ってきたので、その型を破って自分を表現できたのが気持ちよかった」と感想が出て来て、かなりの高評価を受けました。

大好評の内に第一回のUDTFは終了。とりあえずやってみることを間近に体感できる、パワーのある会でした。次回は10月11日(金)19:00からです!詳細はこちらから。
https://www.makigumi.org/udtf

2019年09月11日

 

今回は9月8日に行われた石巻版松下村塾 開講式の様子をお届けいたします。

今回の講師は松下村塾ではおなじみの一般社団法人はまのね 亀山さんと合同会社Amahoro 蓜島さんです。

 

 

塾長の亀山さんからまずはこの松下村塾をどうしていきたいかというお話をいただきました。

 

去年度の松下村塾では石巻ですでに活躍している先輩起業家を招いてポイントなどをお話いただくインプットの時間が多くありました。今年度はよりアウトプットを意識し、より実現したいことについて深堀りできればと考えているそうです。「今日はなぜこの場にいるのかを一度俯瞰的に見つめ直して整理できると良いと思っています。」と語ってくださいました。

 

石巻市は14万人の都市であり、就職しようと思えばできるほど雇用はあります。松下村塾を通して生まれて欲しい人材は、今までに無い課題を解決しようとする人や、新たな魅力を発見という分野を開発するような方々です。新たな分野を切り開いていくのが松下村塾の役割だと意気込みを話されました。

 

 

今期は7名のメンバーが集まり、初めての自己紹介を行ないました。

農業に携わる方、キノコが大好きな方、学生さんなど様々な方が集まり、半年間このメンバーで松下村塾は進んで行きます。

 

 

全員の自己紹介が終わり、蓜島さんのワークが始まります。

今回のワークは参加者同士の関係性を深めるという事が目標です。

 

蓜島さんは松下村塾の使われ方として、サードプレイス的な使い方をしてほしいと話します。サードプレイスとは日常・職場以外の場所で地域の人たちと話すことができる場のことで、普段とは違う自分を出せる場所でもあります。

 

今回の目的は参加者同士の関係性を深めることですが、同時にコミュニケーションについて学ぶことです。コミュニケーションは得意ですか?と参加者に問いかけると得意不得意それぞれの意見が帰って来ました。コミュニケーションとは聞くことだけが得意でも話すことだけが得意でも成立はせず、相手との相互作用によって成り立つものだと話します。

 

この相互作用が疎かになってしまうと、伝えたはずなのに伝わっていなかったり、言葉を受け取ったと思っていたら違う解釈で受け取っていたりという状況が発生してしまいます。こういった状況が続くと、コミュニケーションそのものが億劫になり、相手を頼らず自分で解決してしまいがちになってしまい、その状況が続けば組織の場合、崩壊に繋がってしまうそうです。

 

良質なコミュニケーションが取れていれば、その中でビジネスが生まれたり新たな組織が生まれたりと、関係性が良くなって行きます。関係性が良くなれば信頼が生まれ、安心感を持って何かを任せることができるようになっていきます。

 

 

◎自分の聞き方を知るワークショップ

ここから実際に対話をしながらワークショップに移って行きます。このワークショップの

目的は、自分の話が相手にどう伝わったか、自分が話をどう聞くことができているのかを知ることです。

まずは3人のグループになり1人が「自分が愛して止まないもの」というテーマで自由に語っていただきます。3分ほどで語り終わったら、上の写真のようなカードを使って感想を話し手に渡します。話し手は受け取ったカードを素にカードを渡した人たちに質問をしていくというワークショップです。

 

 

ワークショップは2チームに分かれて行われました。参加者は、聞く時は共有の話題を探るように話すことを意識していたり、思ったよりも聞くときに気が散っていることなど、それぞれの話し方・聞き方の特徴を感じていました。

 

蓜島さんは日常的な会話や何か言葉を受け取ったときに意思表示をするだけで関係性は良くなって行くといいます。最後に「このチームで半年間やっていく中で、ちょっとした引っかかりや本当にこれがやりたいのかどうかを聞けるようになればとも思っています。会話の雰囲気から何かを感じ取り、違和感を感じたらすぐに話し合える場になればと思います。」と、これからの半年間への思いをお話いただき終了となりました。

 

 

ワークの間の休憩時間で、すでに参加者同士が話を始め、振り返りや気になることを聞き合あっており、この半年間で更に良い関係性を育めるのではと感じます。

 

次回の松下村塾は10月を予定しております。場所は塾長の亀山さんが運営するカフェはまぐり堂です。

 

2019年09月10日

 

8月24日(土)に『とりあえずやってみよう大学』 オープニングセミナー「スーパーマルチ会社員が創造するとりあえずの仕掛け方」が開催されました。

 

 

初めに、とりあえずやってみよう大学 校長の松村豪太さんからビデオメッセージを頂きました。前年度のやってみよう大学の事例も踏まえながら石巻に起きているとりあえずやってみようイズムについて熱く語って頂きました。

 

 

今回は、3名のゲストにお越し頂いています。初めにに電通Bチーム リーダー/コピーライターの倉成英俊さんからプレゼンテーションをして頂きました。倉成さんの”とりあえずやってみた”ことを共有して頂き、幼少時代のエピソードから現在のお仕事までとても興味深い内容ばかりでした。

 

 

小学生の卒業文集に周りの生徒とは違った内容を書こうと考え、とりあえず『発明家』と書いてみた事がとりあえずやってみたことの発端でした。その後も理系の大学院に進学したが、言葉の可能性に惹かれ、コピーライターへ。広告からプロダクトデザインにも挑戦したりと、日々”思いたったこと”を実践している倉成さんのお話しを聞いて参加者のやってみようという想いも高まる素晴らしいお話しでした。

 

 

続いてはフィッシャーマン・ジャパンの長谷川啄也さんに登壇して頂きました。

幼少時代は、3月生まれということもあり周りの生徒と比べると劣っていると感じていた長谷川さん。幼少時代から現在の活動に至るまで、どのような考え方や経験を経て今があるのかを語って頂きました。

 

 

プレゼンの中では”とりあえず、言ってみよう!”というメッセージがありました。

自分の耳に一番近い口は?という問いかけからスタートし、とりあえず言ってみることの大切さを語って頂きました。震災がきっかけで石巻の事業に関わることになり、石巻の一次産業の可能性に惹かれた長谷川さん。現在のフィッシャーマン・ジャパンにつながります。

 

また、何をしたいのか?誰のために?これからどうするのか?など”とりあえずやってみた”先を考えることも大切であると語ります。

 

 

最後に、いくつかの生態系(肩書き)で生きることの大切さや、”異なる分野をかけあわせると日本代表のように貴重性が高まる。どんなことでも興味があるものがあったら飛び込んでみよう”と長谷川さんの経験を踏まえてメッセージを頂きました。

 

 

 

最後の登壇者はGenslerの飯田昭雄さんです。
飯田さんにとって東日本大震災が大きな転機だったと語ります。震災後に石巻に入りISHINOMAKI 2.0の理事として様々なプロジェクトに関わった飯田さんは東京での仕事では感じることのない感覚を感じたと話します。石巻ではとりあえずバーを作ってみたり、震災により映画館が崩壊してしまったので壁があるからそこに映画を上映しようなど、とりあえずやってみようという考え方が根底にありました。

 

 

何もないところから何かを生み出し、コミュティが形成されるということを東京の仕事に取り入れたりと、石巻での活動が東京での仕事に活かされているそうです。

 

今の仕事に就く前にやっていた編集の仕事、大学で学んだ建築、広告、石巻での活動も振り返ると全て繋がっていることに気付きました。参加者の皆さんへ今現在やっていることも何かに繋がるからこそ、色んな族(トライブ)の一員になってみることが大切だと語って頂きました。

 

 

最後に巻組の渡邊享子さんがモデレータをつとめ、4人でトークショーを行いました。

 

4人のトークショーでは会社をどう活かすか?というテーマで各々が考える活かし方を話し頂きました。会社を学びの場として、デジタルマーケティングを学びたいという考えで、転職をしたお話しや、どんな業務でも自分ごとにすることの大切さなどなど、参加者の気付きとなるお話ばかりでした。

 

 

とりあえずやってみよう大学では石巻で活躍しているユニークな起業家たちが講師となりプレゼンして頂き、各分野のトップランナーの方々もお招きして講義を行います。

 

まだまだエントリーは募集中ですので、ご参加のほどお待ちしております。

 

次回は9/21(土)「表現することで繋がる始まる学」と題し、石巻在住のラッパー楽団ひとりさんとGenslerの飯田昭雄さんをお招きしての講義となります。

 

 

~とりあえずやってみよう大学とは~

 

2011年の東日本大震災の後、宮城県石巻市では復興の過程で次々と、つてない新しい活動を始める人たちが現れました。多くのものを失った街だからこそ、過去の価値基準にしばられず、思いついたことを「とりあえずやってみよう」という機運が生まれたのです。

「とりあえずやってみよう大学」は、この「とりあえずやってみよう」精神を、建学の志とする市民大学です。石巻のユニークな起業家たちが講師となって、企業内起業を目指す方々や、スタートアップ企業の方々、次の世代を担う大学生の方々に、生きた知見や手法を伝えていきます。今年度は東京にて4つの学科を開講。各回でゲスト講師もお迎えします。いま日本に最も必要とされているのは、立ち止まらずに「とりあえずやってみる」人。本大学は、そんな勇気と行動力と遊び心ある人を輩出することを目指します。

 

→昨年の講座概要

http://ishinomaki-iju.com/udtf/

2019年08月29日

 

近年、全国的な人口減少により地方の空き家増加が社会問題となっています。
その解決の糸口として石巻で注目を集めるのが”イシノマキオモシロ不動産大作戦”です。

今回は8月20日に行われたイシノマキオモシロ不動産大作戦 マッチングコース 開講式の様子をお届けします。

まずは巻組代表の渡邉さんからオモシロ不動産大作戦、全体の説明が始まりました。

 

 

全国的にもそうですが石巻でも老朽化などの問題でなかなか賃貸として貸すことや売却もできず、取り壊しにも大きな費用がかかるのでそのままの状態で放置されている物件が目立ちます。
そんな物件を抱えた大家さんと、なにかを始めようとしている事業者さんと結び、空き家活用の可能性について先駆者から学んで実践していくのがオモシロ不動産大作戦です。

今回のマッチングコースの他に、具体的な事業を始める予定がある参加者と共に事業をブラッシュアップするためのスタートアップコースが用意されています。
https://www.makigumi.org/blank-5

 


 

開講式のゲストは株式会社See Visionsの東海林 諭宣さん。秋田で行っている空き家活用の先進的事例をお話しいただきます。

 

 

東海林諭宣 氏
(株)See Visions(株)Spiral-A
​1977年、秋田県出身。東京で就職し、その後2拠点Uターン。2006年に秋田市にて「(株)See Visions」を設立。店舗、グラフィック、ウェブなどに関わるデザインや、企画・運営を手がける。
近年では「(株)Spiral-A」を設立し秋田市中心部で飲食店「酒場カメバル」、「亀の町ベーカリー」、飲食雑貨店「亀の町ストア」を運営。自社が入居する2015年のヤマキウビルリノベーション事業を機に着手した、ヤマキウ南倉庫を2019年6月にオープン。リノベーションによって町の魅力を引き出す活動を精力的に行っている。
http://www.see-visions.com/

 


 

 

秋田出身で上京しグラフィックデザインの仕事をしていた東海林さん。入社当時60店だった店舗を3年で360店舗に拡大するという、大変な時期を経験されたそうです。「元々住居や料亭だった場所を店舗にするということを会社が面白がって当時から行っていました。このときにやっていたことが現在の活動にもつながっているかなと思います。」その後、フリーランスを経て秋田に戻り2006年に株式会社See Visionsを設立。現在は他にも飲食店を経営する株式会社Spiral-Aやシェアオフィスも運営されています。 主な事業内容はグラフィックデザイン、WEB制作、出版、イベント企画、そしてリノベーションです。

 

 

秋田に戻ったときに”行ったことの無い都道府県1位”、”少子高齢化率1位”、”人口減少率1位”、”婚姻率ワースト1位”などの、あまり良くないランクングに秋田県がノミネートしていることに衝撃を受け、自分で街を楽しくしていこうと思いまちづくりをしていくことに決めたそうです。

人口増減のグラフを使っていままで増えていた人口が近年急激に減って来ていることに触れます。すると必然的に人口に対して物件が多くなって来ているので、空き家が必然的に増えてくることがわかります。

「古い物件がどんどん余っているのを見て、物件を使って自分たちでなにか遊べるのではないかと感じました。」

大学生の頃バックパッカーとして世界を見て回った東海林さん。小さなお店が密集してオーナーさんと気軽に話ができたり、隣に座ったお客さんと話ができるような環境に心を惹かれました。秋田にもそんな環境が必要だという思いもあり、”やるべきこと” ”やりたいこと” ”できること”の3つが同じ方向を向いたので自分でやってみようと今の取り組みを初められました。

 

 

「1階が楽しい街というのは楽しい街だと考えているので、まずはそこから初めました。無いものは無いので空き店舗をリソースとして考えながら、色々なことに取り組んで来ました。」

中心市街地から少し外れた場所で、見放されたような築60年ほどの2店舗がつながった空き家を見つけます。7,8年間借りられていなかった状況でしたが、雰囲気がいいと感じ、ここで飲食店をやろうと決めます。実際に借りてからリノベーションを行って行きましたが、中の部材はボロボロでほとんど壁で立っているような状況だったそうです。そして出来上がったのが”カメバル”です。
http://www.see-visions.com/contents/gallery/archive/2014/01/gallery-318.html

この場所をオープンすることで、これまで訪れななかったような若い年齢層も訪れ、夏には店の前の私道に広がり賑わいを見せています。

2店舗目を探しているとき、カメバルの目の前の店舗に空きができたので、その物件も借りてお店を作っていきます。

「お店を作って感じたことは、誰もが集まることができる拠点を作ることが大切だということ。バルに集まった人たちで自分のスキルの話をしたり、自分の思い描いている街の景色を話したり、カウンターで文化が広がっていくのを感じています。」

 

 

新たに3店舗目と自分たちの事務所を探しているときに、カメバルから50メートルほど離れた場所にヤマキウ商店という3階建ての使われていなさそうなビルを見つけます。そこを使えばこのエリアがもっと面白くなると確信し、オーナーさんに交渉を挑みますが、はじめは話を聞いてもらえませんでした。そんなとき、偶然話を取り持ってくれたのがオーナーの息子さん。実はこの場所は大型資本のスーパーマーケットに売却する予定でしたが、息子さんの思いや自宅が近くにありずっと住んでいた地域の一部であることから、この場所を売却してしまってもいいのかという不安があったそうです。建物をそのまま使わせてほしいという提案がついに受け入れられ、なんと投資もしていただけることになりました。

1階をカフェとベーカリー、雑貨品やお酒を販売できる”亀の町ストア”という店舗に。地域の方が気軽に来られるような環境にしました。2階は貸オフィス、3階を自分達の事務所としてスタートしました。
貸しオフィスは東海林さんの仲間たちが入居し、100%埋まっている状態からスタートしました。

ビルのリノベーションを行う際、ビルのすぐ横にある大きな倉庫もなにかに使ってくれと託され、そちらも2018年から着手します。なんと一般募集はせずとも、中に入る16社が入ることが決まりました。

初めは融資や補助金を使う予定でしたが、そのうちの一つが通らず建物の一部が使えない状態でスタートする予定でした。しかし、オーナーさんが「いいものを作らなければ意味がない」と後押しをしてくださり、なんと費用を全額を投資してくださる事に。

オーナーは「投資じゃない、地域貢献だ」と、活動を応援してくださったそうです。

このヤマキウ南倉庫のテーマは「民間が作る公共空間」です。日常から市民の方々を豊かにする場所へという思いを込めてデザインされています。

1階にはスーパー、雑貨店、アウトドアショップなど日用品からついつい立ち寄りたくなってしまう店舗が並びます。2階には6つのオフィスが入っています。面白いところは、管理が自治会という名目で行われていることです。最低限の管理は行ないますが、それ以外の取り決めについては自治会で決定されていきます。

 


 

◎リノベーションまちづくり

このプロジェクトの考え方として大切にしていることを3つお話いただきました。
リノベーションを通じてまちづくりをしていくとは、今あるモノを新しい使い方をして街を変えていくことだといいます。
「珍しいかもしれませんが、これにはオーナーさんを巻き込むといスタイルが良いと思っています。」オーナーを巻き込んで利回りを高めに設定し、利益をさらにまちに再投資していくサイクルをうまく形成することが大切です。

「その街に住むオーナーにこの街を良くしていきたいという申し出に即座にNOとは言わないはずです。」

また、もう一つ大切なこととして建物単体で考えず、周辺の建物と合わせたデザインや、地域のものなどをうまく変化をさせていくことで町の可能性に繋がると教えてくださいました。

 

 

その他にも秋田県内からいくつか声がかかり一緒に事業計画を考えています。
築100年の古民家を解体してくれという相談を受けた解体屋がかなりいい物件で、解体するのはもったいないと思い東海林さんのところへ。ワインバーに改装。解体屋さんがワインバーの事業をはじめました。

また、築25年の長い住宅をお持ちのオーナーから相談があり、売るか賃貸をするかを悩んでいたところをシェアハウスの運営に変更。

社会の余白を感じて、自分たちが楽しみながら仲間と一緒に作り上げていくことが大切と最後にまとめてくださいました。

 


 

イシノマキオモシロ不動産大作戦は今回の開講式をスタートに今後も展開していきます!
詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://www.makigumi.org/blank-5

2019年07月25日

 

2017年度から続く石巻版松下村塾が今年度も募集イベントからスータトしました!

 


 

●石巻版松下村塾とは?

 

石巻で活躍する先輩起業家を講師に迎え、地域の起業家をサポートするプログラム。石巻版松下村塾ではこれまで7名の受講生が起業家として事業をスタートさせました。

 


 

前年度と同じく、メイン講師は一般社団法人はまのね 亀山 貴一さんに担当していただいております!本日は募集イベントとして参加者に向けて亀山さんの生き方と取り組みについてのご紹介をしていただき、その後2名のゲストからお話をいただきます。

 

 

●必ずしも起業がゴールではなくていい

 

まずはじめに参加者の皆さんに石巻版松下村塾のゴール地点が、必ずしも全員起業ではないということを強調されました。それぞれの状況に合わせ、起業に限らず自分が何をしたいかを明確に掘り下げます。その上で新規事業に取り掛かったり、キャリアプランを設計したりと、それぞれのゴールに向かって進めるプログラムにしていきたいと話しました。

 

●生粋の浜っ子 亀山さん

 

亀山さんは石巻市 牡鹿半島の蛤浜出身で、子供の頃から自然と共に生き、浜の家族のようなコミュニティの中で育ちました。大人になっても蛤浜で漁師を生業としていきたいと考えていましたが、周りに漁業だけでは食べてはいけないと言われ公務員を目指すことに。それでも漁業関係に携わりたいと思った亀山さんは水産系の教員になりました。蛤浜から通える距離にある高校に勤務することができ、浜で暮らせるという思い描いていた生活を送っていました。

 

しかし2011年、震災が襲ってきます。もともと小さかった浜が壊滅状態になり、本人にも辛い出来事があり約一年間浜を離れていました。ふと戻って来た時、人口も減ってしまい以前壊滅的な状況は続いていました。そこから現在の蛤浜再生プロジェクトを立ち上げます。

 

●絵に落とし込むことで、より具体性が生まれる

 

まずはじめに行なったのは、自分の中にある浜のイメージを言葉ではなく絵に落とし込むこと。絵に描いてみることで具体性が生まれ、他人にもより共感を抱いていただけるようになります。

 

浜のガレキ撤去やビーチクリーンもただの作業ではなく、絵を掲げることで面白く浜を作って行こうという取り組みに変わって行き、賛同者も集まって来ました。

 

●人との繋がりが一番

 

そこから現在の「Cafeはまぐり堂」をオープン。亀山さんがこれまでの経験から一番大切に思うことは「人との繋がり」。自分自身がカフェをオープンした際も周りから絶対にうまくいかないと言われながらも、支えてくれる仲間との繋がりがあったからこそ続けてこられました。

 

同時に続けていく中で、人を呼び込み続けることが蛤浜にとっての幸せではないと気づきました。今は人を呼び込むフェーズから次のステップに進み、コミュニティと信頼を築いているとのこと。

 

●財務資本に目が寄りがちな日本

 

資本には財務・製造・人的・社会関係・知的・自然の6つがあります。これまでの経験から、日本は6つの資本の財務にばかり目が寄っているところが多いといいます。その手法では短期的に見れば利益に繋がりますが、他の部分がおろそかになってしまい、長期的にみると崩壊していくことが多いです。蛤浜再生プロジェクトでも一時期財務にばかり気を取られてしまい、他が疎かになっていることを感じ、大きく方向転換をさせた時期があったそうです。

 

●百の技を持つ現代版百姓を生み出す!

 

いま力を入れていることは、蛤浜を通じて現代版の百姓を生み出すこと。百姓というと農家のイメージが強いですが、もともと百姓は100の技を持つ職人のことを言うそうです。昔は今のような効率化のための分業スタイルではなく、ほとんど全てのことを自分でやらなければ行けなかったためです。現代にそのスタイルをもう一度取り戻し、自分の中でサイクルを産める人材を蛤浜で育成していきます。そういった人達が蛤浜に集まり、人の流れを作ることで自分のありたい姿が実現できるのでは無いかと語りました。

 


 

今回はゲストとして以前にはまぐり堂で修行を行なっていた2名の方に来ていただきました。

 

 

まずは去年の石巻版松下村塾で大賞となった、小川 なつみさんがいま取り組んでいる事業について紹介してくださいました。去年の最終発表会の様子はこちらから!

http://ishinomaki-iju.com/?p=2475

 

去年参加して一番心に残ったことは、メンタリング合宿の際に「あなたは誰を幸せにしたいのか」という問を受けたことだそうです。いまでもその質問が心に残っていて、悩んだときはその質問を思い出すことで乗れることもあるそうです。

 

 

最後に、宮城県丸森町の地域おこし協力隊である柴田 北斗さんから活動をご紹介いただきました。柴田さんは大学を卒業後東京の大手人材系企業へ就職し、3日目で東北に帰りたいと思うように。元々人とのご縁もあり、将来的に東北で働きたいと考えていました。そうして丸森町に地域おこし協力隊として戻り、その初めの期間をはまぐり堂で修行を行っていました。修行を終えてからは様々な取り組みをされています。

 


 

それぞれの活動をご紹介いただいた後は、パネルディスカッションのような形で、亀山さん、小川さん、柴田さん、渡邊さんがそれぞれの手を広げる範囲や、広げすぎてしまった場合の中和について議論が展開され、それぞれが熱く語り合いました。

 

次回の石巻版松下村塾は「開講式」。9月を予定しております。開講式からが本格スタートなので、興味のある方は案内をお待ち下さい!

2019年07月10日

 

6月30日に開催された地域仕掛け人市にコンソーシアム ハグクミとして出展してまいりました!

地域仕掛け人市 WEBサイト

地域仕掛け人市の参加者は393名。ハグクミブースにも数え切れないほどの方がいらっしゃいました!地方で働きたい、地方で兼業・副業をしてみたい、地方でなにかをしたいという方が非常に多い印象でした。特に”東京脱出旅行者石巻支店”と”とりあえずやってみよう大学”は好評で、参加を決めた方も何名か。それぞれのプログラム共に、まだまだ参加可能ですので気になる方はチャックしてみてください。

東京脱出旅行者石巻支店 WEBサイト

とりあえずやってみよう大学(準備中)

 

 

今回は座談会にも参加。気仙沼のMINATO~ひととチャレンジが巡るまち~ 加藤 航也さんと、ハグクミ代表の松村が参加しました。

 

 

座談会の題は「ガンガンいこうぜ!3.11からのまちづくり~三陸情熱界隈~」。三陸情熱界隈は移住する人、挑戦する人、応援する人、この熱い領域に足を踏み入れた人達を応援するために気仙沼、南三陸、女川、石巻の4つの地域で結成しました。三陸情熱界隈のPRムービーを切り口に、座談会の話題を広げていきました。

三陸情熱界隈WEBサイト

 

 

仕掛け人市も後半になると、興味を持って来てくれた方だけでなく、これまで石巻に関わってくれていた方もちらほらと石巻ブースに足を運んでくださいました。そういった人達が訪れるのも地域仕掛け人市の特色かもしれません。

来年度も出展を予定しておりますので、ぜひ現地でお会いしましょう!

2019年06月12日

 

去年度、たくさんの人々に足を運んでいただいた石巻2025会議が今年もスタートしました!令和初の2025会議である6月7日に開催されたオープニングイベントの様子をお届けします。

 

 

企画・進行は前回に引き続き合同会社デザインナギの三上 和仁さんです。オープニングトークでは「2017年から始まったこの会議も3年目になりましたが、これまでと同じく地域と話すことをメインにしていきたいです」と意気込みを語ってくださいました。

 

初めは、アイスブレイクがてらの自己紹介。今回は4~5グループに参加者を分けてそれぞれのグループで自己紹介を行いました。ちらほらと「石巻に移住してきたんです!」という声も聞こえてきます。

 

 


 

基調講演「石巻2025会議とは?」

 

早速今年度のオープニングイベントとして、ISHINOMAKI2.0の松村 豪太さんによる基調講演として、”石巻2025会議とは?”が始まりました。

特に印象に残ったのは「石巻2025会議はオープンなディスカッションの場で、テーブルを囲んだ皆からどんどん意見が出てくればと思っています。しかし、意見交換やよくあるワークショップのようなガス抜き的な使い方はして欲しくはありません。今回は様々な意見をいいねいいねと推すだけでななく、今年度のテーマでもある”ぶっちゃけた話をしよう”のように、本音のディスカッションができればと思っています。」というお話で、今年はより活発に本気のディスカッションをしようという思いが伝わってきます。

 


 

2018年度の振り返り

 

ここからは司会の三上さんと松村さんとで、前年度の会議の振り返りが行われました。前年度は大きく分けて4つのテーマで開催されています。

 

第一回 ”地域経済”

石巻で活躍されている著名な事業者の方が集まり、石巻はどうやって稼いていくかということをディスカッションしました。もっと深掘りしたかったという意見も多く、今年のテーマにもなっています。

 

第二回 ”子育て”

子供に関わるNPOの方にお越しいただき、子連れの方も多くいらっしゃいました。今の石巻にはどんなことが足りていないのかを話し合い、実際に動きがあったものもあります。

 

第三回 ”文化・歴史”

2018年度最大規模で50名以上が参加。一番熱かった回で、とても議論が難航しました。ですが、それぞれの思っていることがしっかりと出てきたいい回だったと思います。アンケートからもそれぞれの考えが感じ取られました。松村さんは、この回は”愛”という言葉でまとめるしかないと語ってくださいました。

 

第四回 ”コミュニティ”

この回は趣向を変えて大崎市の池月という地域のサポートセンター高橋 一夫さんをお招きして、講演をしていただいた後に議論を行いました。コミュニティというテーマでイベントを設定するとどうしても人が集まらないことが多いそうですが、この回はかなりの人数が来られたとのこと。

 


 

2019年度のテーマ発表

 

今年度はどのような内容で議論が繰り広げられるのでしょうか?三上さんから今年度のテーマとそれぞれのテーマリーダーが発表されました。

 

第一回は”文化PART2”。テーマリーダーはISHINOMAKI2.0の矢口 龍太さんと阿部 拓郎さんです。テーマリーダーから更に詳細なテーマについてお話しいただきました。

 

 

去年度は文化・歴史のテーマでディスカッションを繰り広げましたが、全く時間が足りませんでした。それを踏まえて今回の開催時間は18時〜未定に設定されています。18~21時までは通常の2025会議と同じようにディスカッションを行い、懇親会的に21時からIRORIを開放し、その後は時間制限を設けないそうです。そしてテーマを文化から更に細分化し、8つの内容でディスカッションをしていきます。

 

 

第二回は”公共空間”。テーマリーダーは株式会社街づくりまんぼうの苅谷 智大さんです。

 

 

会場にもなっている石巻かわまち交流センター”かわべい”。そのすぐ横に作られている堤防が来月完成します。もちろん水害から守るためのものですが、その使い方として市民が集ることができる憩いの場にも使っていこうというプロジェクトがあるそうです。「この活かし方をメインに、広い意味での公共空間というテーマでディスカッションをできればと思います。」と意気込みを語ってくださいました。

 

 

第三回は”食”。リーダーはISHINOMAKI2.0の加納 実久さんです。本日は別件があり不在ですが、意気込みのメッセージをいただきました。「石巻は美味しい!けど、その資源魅力をまだ活かしきれていないと思う。ぜひ美味しいものでも楽しみながらご一緒しましょう!」テーマがまだ曖昧で広い部分が多いので、今日の後半のワークショップで絞って行きます。料理人が参加しやすいように月曜日に開催されますので、お間違いなく。

 

第四回は”地域経済PART2”です。リーダーは前年度に引き続きISHINOMAKI2.0の松村 豪太さんです。去年は地域経済というテーマでしたが、実は一昨年もローカルベンチャーという枠組みで議論をしているので、実質3回目になりました。「端的に言えばお金の話をしたい!という思いからやらせて頂いています。悪い意味ではなく、一番考えがフェアに交換できるからです。また、値段を付けるということも地方の苦手分野だと思っています。そのあたりの想いも議論できればと考えています。」と熱く語ってくださいました。

 

今年度のテーマが発表されたところで、ハーフタイムとして30分の休憩が入ります。休憩時間には石巻2025会議ではおなじみとなった、カフェ連さんの出張販売が行われ、美味しいおにぎりのセットが販売されました。

 

 

 


 

ワークショップ

 

後半は食に関するテーマを決めるためのワークショップが行われました。急にテーマと言っても考えづらいので、今回は人物設定が用意されました。それは以下のものです。

 

2019年、あなたは石巻で食に関するアイディアを思いつき、サービスを実施することになりました。その結果、石巻は◯◯の町になりました。発表形式は以下の形で行って行います。”石巻の(A)を使って、(B)を実施する。それは(C)です。”

 

 

例として、”石巻の(A. 肉・魚・豆腐)を使って、(B. タンパク質を届けるサービス)を実施する。それは(C. 食育とマッチョ)です。”というユニークがアイディアが発表されました。ここから各自10分、周りとも話し合いながらアイディア出しが開始しました。ワークショップでは昨年に引き続きグラフィックレコーディングも同時進行で行われます。

 

 


 

出来上がった意見を発表

 

10分たったところで、それぞれ作っていただいたシートを発表していただきました。20 以上もの意見がでてきたので、いくつか印象に残ったものを抽出してお伝えします。

 

 

”石巻の(A. 石巻のホヤ)を使って、(B. ホヤを使った新メニューの開発を一斉に行います)を実施する。それは(C. ホヤリンピック)です。”

石巻の特産品であるホヤが石巻で使われていない事を解決しようと出てきた案です。同じような意見で、ホヤをもっと使って行こうという意見はいくつか出てきました。

 

”石巻の(A. 農産物・海産物)を使って、(B. 農業体験カリキュラム)を実施する。それは(C. 体験型複合施設)です。”

収穫から始める食のプログラムをやろうという声もいくつか上がっていました。石巻は自然が豊かですが実際に食材・料理が私達に提供されるときにはその現場を知りません。複合施設として色々なことが一貫して体験できると、話題にもなり集客ができるのではと盛り上がりました。

 

その他にもたくさんの魅力ある意見が出てきました。ぜひグラフィックレコーディングをご覧ください。

 

グラフィックレコーディング1

グラフィックレコーディング2

グラフィックレコーディング3

 

 


 

クロージング

 

オープニングイベントはここまで終了しました。実際のテーマ別のものは来月から始まります。最後に三上さんから「ぜひ本気の議論をしていきたいと思うので、全ての回に参加していただければと思います!本日はありがとうございました!」と今後の意気込みを語っていただきました。

 

次回の石巻2025会議のテーマは「文化PART2」。7月12日(金) 18時から 旧観慶丸商店1F 文化交流スペースで行われます。

 

↓↓詳細は下記リンクからご覧ください↓↓

https://www.facebook.com/events/310794406509682/

 

2019年05月14日

【出張コンシェルジュ】
5/26(日)11:30~14:00

「みやぎ移住フェア」に石巻市が出展いたします。

体験ツアーやお試し住宅がテーマとなる今回ですが、石巻市では移住に関する全般のご相談や仕事やお住まいのご相談も受け付けますので、お気軽にお越しください。

【プログラム】
11:30− オープニング

11:35- 各市町村PRタイム(体験ツアーやお試し住宅を知ろう)

12:20- 各市町村別 個別相談会

14:00  終了

どなた様もお気軽に参加でき、密に相談できるイベントですので、移住やUターン、地域での起業・チャレンジをご検討の方はこの機会にぜひご来場ください。

お問い合わせ・お申し込み
「みやぎ移住サポートセンター」
営業時間:10時~18時 月・祝定休
TEL:090-1559-4714(相談員直通)
Mail:miyagi@furusatokaiki.net
主催 宮城県
共催:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター

2019年03月29日

 

前回に引き続き石巻ローカルベンチャー発表会のレポートです。

今回は第二部、ローカルベンチャー最終審査会について。

 

ローカルベンチャー最終審査会ではイシノマキオモシロ不動産大作戦と石巻版松下村塾の受講生が発表を行います。

 

審査員には石巻市長 亀山紘 氏と、一般社団法人石巻観光協会会長 後藤宗徳 氏にお越しいただいています。

 

 


 

 

不動産を通じてクリエイターへの支援を 若林明宏さん

 

 

まずは本日出張で来られなくなってしまったオモシロ不動産大作戦参加者の若林さんの代理として巻組の渡邊さんが発表します。(若林さんは写真右から二番目)

 

もともと大手保険会社の海外駐在員だった若林さんは、石巻工房で作られる家具に惚れ込み、石巻工房と関わりつつ事業を起こすために去年石巻に移住されました。今は石巻工房で海外貿易の担当をしながら、家具作りを学んでいます。今日も東京で石巻工房の展示会に出張中です。

 

なぜこのプログラムに参加したかというと、石巻工房の仕事をもっと広げて行きたいという思いがあったからです。東京でもビルを所有しており、不動産業も行っている若林さんは石巻でも不動産投資を行いたいと計画しています。石巻に石巻工房のショールームとしての機能を持った物件を建てる予定です。また、もう一つの切り口として木工×鉄鋼ができる工房もその中につくり、何かやっていきたいと考えているそうです。もともと実家では自転車を作っていた背景があり、それを復活できないかとも考えています。サイクルツーリズムの拠点にできないかとも思考中です。

 

このイシノマキオモシロ不動産大作戦に参加してい学んだことは、不動産業はただ単に資産運用をするという仕事では無く、クリエイターや中小起業への支援になるという点です。その点に非常に衝撃を受け、中小起業への支援はお金に夜支援だけで無く、信用担保をうまく利用することで大きな支援にもつながると感じたそうです。

 

 

コメント

 

亀山市長:海外駐在員というハイキャリアから石巻に来ているということに驚きました。木工×鉄鋼はなにか構想があれば伺いたいです。また、今年もリボーンアートフェスティバルを通じてかなりの人数のクリエイターがやってきます。そういった人たちに移住してもらえるような取り組みが期待できるとおもいますが、何かあれば伺いたいです。

 

渡邊さん:本人では無いので聞いた事でしか話せないですが、自身は製作は学びますがメインでは担当しないという方針でした。興味があるようなクリエイターを呼び込み、製作の拠点にしていきたいと思っていました。場所を提供できるパトロンになることで、アーティストの活動支援をしていけるのではと考えているともうかがいました。また、東京でも空き家を借りて、石巻のクリエイターが自由に動けるような拠点も作りたいとおっしゃっていました。

 

後藤会長:木工の自転車が非常に高価ですが流行って来ています。木工に携わりながら自転車をやりたいのであれば、ぜひそういったものも石巻からできればと思います。サイクルツーリズムは我々も取り組んでいるところなので、ぜひ拠点としての役割もバックアップしていきたいです。出張から戻ったらぜひ一度お話をしましょう!

 

 


 

 

自伐林業循環型リノベーションでローカルベンチャー創出・石巻版トキワ荘 島田暢さん

 

 

鹿児島出身の島田さんは高校卒業後、名古屋で重機オペレーターをしていました。震災があり、ボランティアをしながら石巻に移住。そこではまぐり浜と出会い、松下村塾講師の亀山さん達と共に一般社団法人はまのねを立ち上げ、その理事としてはまぐり浜再生プロジェクトを行って来ました。

 

オモシロ不動産大作戦の全てのコースに参加してきた島田さんは、地元の不動産屋さんからオモシロい物件を紹介していただき、そこで事業を始めることに。その物件は築60年ほどの空き家で、家と土地の価値よりも解体の費用がかかってしまい、貸そうとしても修理が必要で貸すこともできず、放置することしかできていませんでした。そんな物件を島田さんは格安で譲っていただき、”自伐林業循環型リノベーションでローカルベンチャー創出・石巻版トキワ荘”というプロジェクトをはじめました。実はこのプロジェクト、先日行われた石巻市主催の第4回 石巻市創業ビジネスグランプリで最優秀賞を受賞していらっしゃいます。

 

トキワ荘とは石巻出身の石ノ森章太郎をはじめ、手塚治虫など、著名な漫画家が居住していた漫画の聖地とも言われる物件です。このプロジェクトでは空き家をシェアハウスとして完成させ、ローカルベンチャーが住み着き、様々なチャレンジが生まれたり、地域の魅力を発信していくことが島田さんの目論見です。

 

自伐林業は放置されている山で間伐を行い、他の木をより価値ある木に育てて行く、循環型の林業を行います。間伐で間引いた木材を利用してリノベーションを行っています。最後に一ヶ月ほどのリノベーション作業風景を2分程度の動画にまとめて見せてくださいました。

 

コメント

 

亀山市長:一人で行っているとい印象が強かったですが、どのあたりまでをやっているのでしょうか。ビジネスとしてはどの部分がメインになるかも伺いたいです。私も林業の活性化は非常に大切だとおもっていますが、もしなにか考えがあれば伺いたいです。

 

島田さん:間伐からリノベーション、事業化まで全てを一人で行っています。ビジネスとしてはシェアハウスとしての家賃収入がメインです。自分がやっている林業はどうしても小さな自伐林業しかできないので、山主さんから一部を譲り受けてやっているという状況です。今の日本の林業は欧米式の林業で、ある程度の年数をかけて育った木材を伐採し、チップにして燃料にしています。欧米には土地が広大にあるから成り立ちますが、日本でやっていくと、山もだめになってしまい、木材の価値も低くなります。そうではなくうまく間伐を行って、100年かけて1本の木材の価値を高めつつ育てるのが日本に向いているのでは無いかと思っている。

 

後藤会長:どれぐらいの工数・工費で行っているのでしょうか?

 

島田さん:約5ヶ月の期間で、200万程度で現在リノベーション中です。大体2年ほどで回収できる見込みです。

 

後藤会長:なるほど。それだと多少不調だったとしても、3~4年でも回収ができそうですね。今後に期待しています。頑張ってください。

 

 


 

 

ありのままに本質を引き出す 一次産業専門セラピスト 早坂真由美さん

 

 

早坂さんは松下村塾とオモシロ不動産大作戦・スタートアップコースの2つをこれまで受講してきました。仙台出身で高校卒業後20年間東京に在住。ETIC.さんからチャレンジの場として石巻をご紹介をいただき、石巻で挑戦しようと思い移住。3月31日にタイ古式マッサージの店をオープン予定です。

 

“ありのままに本質を引き出す”をテーマにマッサージを行いたいという早坂さん。なぜ石巻でタイ古式マッサージなのか。早坂さんのリサーチの結果、石巻ではマッサージを施術する場所たたくさんあるのですが、タイ古式マッサージが一つも無いことが分かりました。タイ古式マッサージは二人で行うヨガとも言われており、施術者と被術者が呼吸を合わせて行うマッサージです。呼吸法を用いることで、瞑想状態となりリラックス効果も得られます。他のマッサージはベッドなどに寝ているだけのことが多いですが、タイ古式マッサージはマットの上で二人が呼吸を合わせて流動的に動くの体への負担が非常に小さいです。ここで、松下村塾講師の亀山さんに実際に施術をしながら解説をしてくださいました。

 

 

 

このように二人で息を合わせて作り上げていきます。今後の事業のあり方としては一次産業に入り込み、工場の福利厚生として利用されたり、空き家を活用して色々な場所で行うことで、仕事や生き方のパフォーマンスが上がることを期待しています。

 

コメント

 

亀山市長:人間にもメンテナスが必要だというお考えをもう少し聞かせてください。また、今後の事業は空き家を利用するのがメインになりますか?

 

早坂さん:生きていく上でストレスはなかなか避けられません。ストレスが溜まると神経が圧縮・圧迫され、それによって筋肉が固まってしまいます。逆に、その筋肉をほぐすことで神経が弛緩し、疲れとストレスが抜けていき心のメンテナンスにもなります。

 

後藤会長:将来的にチームを編成したり、複数人でやっていったりという構想はありますか?

 

早坂さん:近くのcommon-shipで行われている部活動制度を利用して、癒やし部という活動を初めました。そこから少しずつ広がればと思っています。

 

後藤会長:アドバイスとして、日本に来る外国人観光客で、ローカルな場所を観光しながらマッサージを受けるというパッケージはかなり好評だと思う。ぜひ観光系の団体との連携を。

 

 


 

コミュニティーナースとしてのマイプラン 平野亜紀さん

 

 

平野さんは地域おこし協力隊として熊本県からやってきました。コミュニティーナースとは住民の生活圏内にいる看護師のこと。基本的に看護師に出会うのは病気になってからや命が危険な状態になってからが多いです。もっと早く、身近に出会うことができていれば病の状態も変わっていたかもしれない。そういった思いから始まったのがコミュニティーナースです。今は石巻の北上地区に入って、自主事業として行っています。

 

石巻に入ってからやってきたことは、まずは住民さんと仲良くなっていくこと。今は地域自治システムの構築に向けて全住民アンケートを行っています。今まで見えていなかった部分で、地域の役に立ちたいという高齢者の方も多くいらっしゃいました。食事についてのアンケートでは家族が買い物をしてくれているから大丈夫という声が多かったが、実際に訪問してみると冷凍食品やコンビニのお惣菜を食べている方が多いこともみえて来たりしています。

 

最終的には空き家を利用してお茶っこの集まりの場を作りながらコミュニティーナースをやって行きたいと思っています。まだまだ自主事業ですが、何か辛い思いを抱えた人たちに焦点を当てて行きたいという思いはあるので、心のケアをなんとか事業化して行きたい。丁寧に関わりながらこれからもやっていきたいと思います。

 

コメント

 

市長:地域包括ケアの中で、事業を起こすとするとどのようなものを考えていますか?また、医療と介護分野との連携も必要になって来ると思いますが、そこも何か考えがあれば教えてください。

 

平野さん:他のコミュニティーナースの場合も、地域おこし協力隊として入りる場合が多く、その期間が終わったら事業を立ち上げて地域を見回るコミュニティナースを行っている人達がいます。そういう枠に囚われずにやっている人も多く、訪問看護ステーションを立ち上げた人も。連携についても私自身も重要だと思っていますが、まだ石巻でそういった人とは出会えていません。コミュニティナースに興味を持っている人がいないか探している状況です。

 

後藤会長:石巻は特に半島部も高齢化が進んでいます。北上地区も似たような状況だと思いますが、地域おこし協力隊の期間が終わった時に事業化できていると、ほかの場所でもやれる様になるのではとおもいます。これからも期待しているので、ぜひ頑張ってください。

 


 

チャレンジする人たちが集まるカフェ 加藤奨人さん

 

 

続いては司会も担当してくださった加藤さん。今年の2月で石巻に関わり続けて5年になります。すぐに事業を始めるという規模感ではありませんが、松下村塾を通じて自分の今後のキャリアを考え、どのようにしていきたいかをブラッシュアップしてきました。

 

岐阜県生まれの加藤さんは大学進学と同時に東京に移住しました。2013年からボランティアとして石巻に関わり初め、そこから石巻に惹かれ、現在勤めているイトナブ石巻で2年間インターンを経て石巻に移住しました。石巻のチャレンジし続ける先輩方の姿を見て、自分自身も何かやりたいという思いが芽生えてきました。

 

松下村塾を通して一番学べた事は、石巻で働く起業家たちは都市部で働く起業家のようにニーズや市場のリサーチから事業を生み出すのではなく、自分がやりたいということに焦点をあわせてわくわくしながら仕事を生んでいるということです。

 

自分自身が何をしているときにワクワクを感じたかというと、イトナブ石巻を通じてプログラミング教育を行っているときや、カフェのスタッフで接客をしている時でした。まとめるならば、誰かに喜んでもらえた時。

 

コーヒーを淹れることが好きなこともあり、コーヒーを通したコミュニケーションをしたいと考えました。コーヒーを提供し、ワークスペースで仕事をしたり、繋がりの場として色々話を聞きながらチャレンジする人が生まれたリ、ライトニングピッチとして短くアイディアを語る場も提供したいと考えているそうです。

 

講師の亀山さんが立ち上げたcafeはまぐり堂も絵を描くところから始まったのを参考に、カフェのイメージを絵でシェアしてくださいました。最後に加藤さんは「石巻で震災直後から挑戦されている松村さんたちを第一世代とするなら、それに憧れて石巻に入ってきた自分たちが第二世代。次の第三世代、第四世代が生まれる場として活用していきたい。」と語りました。

 

コメント

 

亀山市長:加藤さん自身は石巻に初めて来た時に街と人、どちらに惹かれましたか?また、今までプログラミング教育よりもコーヒーを通じたコミュニケーションの方をメインにやっていきたいと考えているのですか?

 

加藤さん:自分の場合は人です。石巻に来て面白い人たちに触れたことが一番刺激的でした。ですが、東京や岐阜に帰ったときに改めて考えると街の魅力も大きかったと感じます。もちろんプログラミング教育もやっていてやりがいを感じるし、同時にわくわくもします。同時にカフェもやりたいという思いがあるので、まずは今空いている時間から初めたいと思っています。

 

後藤会長:伺いたいことはほとんど市長に言われてしまいましたね。イトナブの本社をカフェにしていしまえばいいのではないでしょうか。作業に疲れた人たちも集まって、コミュニケーションが生まれると思います。社長もぜひご一考ください。ぜひそういう場が早くほしいですね。

 


 

Mimiのおまんじゅう屋さん 小川奈津美さん

 

 

割烹着姿で来てくださった小川さん。この姿を制服にしていきたいとのことです。震災をきっかけに東北に移住。その後、気仙沼のボランティア団体のスタッフとして約一年働きました。2年前の4月に石巻でおまんじゅう屋さんをやりたいと思い、石巻に移住。そこから1年半ほど講師の亀山さんが運営するCafeはまぐり堂で働きながらノウハウを学びました。そして、ついに4月から”Mimiのおまんじゅう屋さん”として、お店の一部をお借りしてオープンします。

 

気仙沼で働いている時”お茶っこ”という文化に触れ、衝撃を受けた小川さん。震災時ボランティアで泥かきや家の片付けを手伝った家庭にしばらくしてから様子を伺いに行ってみると「いいから、上がって上がって」と、お茶とお茶菓子を出していただき、お話をしながらお茶が無くなりそうになったらコーヒーが出てきたり、話が長くなるとご飯まで出てきたりと、どの家庭でも仲間に入れてくれるという文化があって感動したそうです。

 

今回お店で提供する小麦まんじゅうは祖母が作ってくれたお饅頭。祖母が作っていたものを母が教わり、それを小川さんが受け継いだというレシピです。重曹を使ってふくらませるお饅頭なので、若い世代や初めて食べた方でもどこか懐かしさを感じられるそうです。せっかくお店で作るのであれば美味しい小豆を使おうと思い、様々な縁をいただき北海道の農家さんから直接仕入れる事に。実家は乾物屋で、小さい頃から豆を食べる機会も多い家庭で育った小川さんでも過去最高に美味しいと思える小豆に出会えたそうです。

 

お饅頭は茶器に入ってテーブルに置いてあるような、特別なものではないイメージがあります。特別なものでは無いからこそ、日常の様々な場面に入って行けるのではないかと小川さんは考えます。震災があって近所の方々とバラバラになり、復興住宅に入り更に新しいコミュニケーションが求められたり、高齢者の方々がひきこもりになりがちという問題もあります。そんなところに、お饅頭をかってきたからお茶っこをしようというような、お茶っ子文化再開のきっかけになればと思っています。同時に部活帰りの学生にも食べてほしいと思っているそうです。コンビニで買うお菓子なども美味しいが、成長期の大切な時期だからこそ添加物が入って以内安心のお饅頭を食べてもらいたいという願いがあります。密かな夢として、石巻の高校が甲子園に出て、甲子園の応援に行きたいというものがあります。もっと欲を言えばオリンピック選手も。お饅頭の力で石巻で頑張るスポーツマンを応援して行きたいと語ります。

 

オープンは4月6日。まずは週に1日ずつですが、この会場のすぐ近くのChez Settaさんのお店をお借りして”Mimiのおまんじゅう屋さん”がオープンします。最後に、今日のために朝から頑張って作ってくださったお饅頭を皆さんに振る舞いました。

 

コメント

 

亀山市長:ふるさとの大切なレシピを使って石巻でチャレンジしてくれるのはとても嬉しい。もともとお茶っこ文化は田舎に限らずどこにでもある文化でしたがいつの間にか無くなってしまった。きかっけとして、お茶だけでなくお饅頭もあるととても嬉しい。6日のオープンにとても期待しています。

 

後藤会長:冒頭で気仙沼のボランティアに入っていただいたと伺いました。僕は気仙沼出身なので、まずはありがとうございます!僕は郡山の薄皮饅頭が好きなのですが、それを上回るようなものになればと思っています。もう一つ思うのは、石巻は水産の街で水産加工品のお土産は多いですが、甘い物もお土産は非常に少ない印象です。甘い物を持っていきたいと思うこともあるので、ぜひお土産化も。週に1度しか営業しないのはなぜですか?

 

小川さん:Chez Settaさんの営業日が金土日だけなので、その1日をいただいています。1年後には自分の店を構えたいという思いもあります。小麦は東松島のものを使っているのですが、石巻のものを使いたいのでそれを探すこともしています。

 

 


 

 

これで全ての発表が終了しました。亀山市長と後藤会長に審査をしていただいている間、石巻版松下村塾講師の亀山さん、蓜島さんにこの半年間を通しての講評をいただきます。

 

亀山さん

 

 

今年度で二回目の松下村塾。塾長を担当させていただきました。後藤会長が命名した石巻版松下村塾ですが、松下村塾とは志を持っている人たちのためのものです。今回の参加者もそれぞれが内側に持った熱い気持ちと地域のためにという強い志があったので、その部分をもっと掘り下げるために対話を重視しながら半年間やってきました。

 

自分も震災後に起業しました。もともと教員で初めのビジネスです。そのときに大切にしたのは今回の参加者と同じように、自分の思い。ビジネスのプロに相談することもありましたが、「そもそもこんな立地で人が来るわけがない」と一蹴されるような状態でした。しかし、自分の気持ちと志を同じくする仲間と思いを大切に、6年間続けてきています。

 

石巻で生まれた思いを大切に、加藤さんも行ってくれたようにいきいきと楽しそうにやっている姿の人たちが増えたらいいなと思っています。自分自身が教えられることは少ないですが、失敗談はたくさん共有できます。いままでチャレンジしてきた人と、これからチャレンジする人が一緒になって考えられる場にもなればとも思ってやってきました。昨年度は東京から講師を呼ぶことが多かったですが、今年度は地元石巻の先輩起業家たちが講師となり、一緒に考えています。

 

今日の皆さんの最終プレゼンは、自分が話すときよりもどきどきしながら聞いていました。とても素晴らしい最後のプレゼンになったと思います。思いを大事にしてきたので、細かい事業計画などまだまだ足りない部分はありますが、このつながりを大切にしてこれからも一緒になって考えていけたらと思います。僕らも行き詰まることもあるので、お互いに相談しあいながら前向きに取り組んで行ければと思います。

 

蓜島さん

 

 

今回この話を巻組の渡邊さんから初めていただいた時、亀山さんが言っていた事と同じようなことを感じました。いままでの講座は外からキラキラした人を連れてきて何かをするということが多かったです。僕自身、震災後から石巻に関わり、2015年には東京に戻りました。

 

魅力的な経営者の方だったり震災後に立ち上がった起業家が今後支えてもらえるようなコミュニティができるといいと思いながら今日までやってきました。小さいながらも先輩起業家を巻き込み対話をしながらやってこられたと思っています。事業計画から入って行くとどうしても事業そのものが小さいものになってしまったり、ありがちな事業になってしまうことが多いです。しかし、今日聞いてもらったように思いを大切にしていくと周りが支えてくれたり、地域の事業者が支えてくれたりします。そういった所がローカルでの事業継続という面では大切だと思います。今後も仲間づくりなど、皆で支えていけるようなコミュニティになればと思いっています。

 


 

結果発表

 

審査が終わり亀山市長より最優秀賞を発表いただきました。

 

最優秀賞は”Mimiのおまんじゅう屋さん”の小川さんに。事業性も含め完成度の高さから最優秀賞に選ばれました。

 

 

 

最後に亀山市長より好評をいただきました。

 

亀山市長:皆さんとてもいいプレゼンをしてくださいました。最優秀賞は本当に僅差でしたが、事業性という観点で一歩リードしているということで今回は選ばせていただきました。みんさんのこれからの取り組みに非常に期待していますし、新しい石巻のビジネスとして成り立ってほしいと思っています。市としてもしっかりとサポートしていきたいと思っていますし、ハグクミとも連携しながら更にブラッシュアップしていただければと思います。今日はお疲れ様でした。

 

 


 

 

石巻ローカルベンチャー発表会、いかがでしたでしょうか。

 

来年度もハグクミは石巻で挑戦し続けるローカルベンチャーを応援し続けます。移住や空き家活用についてもお気軽にご相談ください。

 

 

2019年03月25日

 

3月9日 IRORI石巻で行われた石巻ローカルベンチャー発表会をレポートします。

石巻ローカルベンチャー発表会は、コンソーシアム「ハグクミ」が年間を通してローカルベンチャーに支援してきた内容の成果報告と、実際に受講してきた方々が発表する場です。

第一部、ハグクミ年間活動報告に先駆け石巻市長 亀山紘 氏よりご挨拶をいただきました。

 

 

特に地域の課題をいかにビジネスに発展させていくか、クリエイティブな視点での取り組みとローカルベンチャーの発表を楽しみにしているとお話いただきました。

 

 


 

 

ここから、第一部 ハグクミ年間活動報告に移ります。まずはハグクミ代表 一般社団法人ISHINOMAKI2.0 代表の松村豪太さんから。

 

 

松村さん:ハグクミは28年度から活動を開始して、今年度で3年目になります。初年度は準備期間的な部分が多かったので、実質2年目ですかね。石巻市から、移住促進事業を通して地域をより活発に面白くするために石巻観光協会、ISHINOMAKI2.0、イトナブ石巻、巻組がコンソーシアムを組んで受託しています。

 

震災時、松村さん自身会場であるIRORI石巻から30mほどので被災し、一晩をそこで過ごしたそうです。そこからまちづくり団体を仲間と共に立ち上げ、これまで色々なチャレンジをされてきました。石巻は過去の大変な被害から立ち直ろうとしている単なる復興の街ではなく、今、どの地域よりもチャレンジに溢れている街だと話します。

石巻ではたくさんの人が活躍しています。例えば街の寿司屋さんの二代目が石巻工房という家具メーカーを立ち上げ、世界各国に売り出されています。他にも呉服屋の三代目の若旦那が新しいこけし文化を切り開き、ブランドを立ち上げました。最近ではたくさんの有名処とのコラボも始まっています。他にも元高校教師が立ち上げた、cafeはまぐり堂など数を上げれば限りがありません。

こういった地方・田舎でチャレンジする人たちの事を”ローカルベンチャー”と呼んでいます。ローカルはいわゆる地方・田舎。ベンチャーはベンチャービジネス的に、様々な開拓をしていく人たちのことです。先程紹介した方々は石巻出身の方々でしたが、ボランティアから石巻に入り活躍している人たちも居ます。

ローカルベンチャーとは別に、”なぞベン”というブランディングもしています。一見するとどうやって稼いでいるかわかりませんが、いきいきと取り組みを行っている人達のことをなぞベンと定義しました。一方で地方でチャレンジする多くの方は収入としてはあまり高くないというところが多いです。しかしそこに悲壮感が無く”リア充”という言葉を当てはめるのが適当ではないのかと語ります。このなぞベンという言葉は広がり、有名ビジネス雑誌「Forbes」の表紙にも掲載されました。

 

 


 

 

ここからは各事業に分かれて細かく紹介していきます。

まずはISHINOMAKI2.0 移住コンシェルジュ 矢口龍太さんから地域交流定着支援事業と移住コンシェルジュについてお話いただきます。

 

 

矢口さん自身Uターン者であり、15年前に石巻を出て3年前にUターンで帰って来ました。まずは地域交流定着支援事業の石巻2025会議からご紹介いただきます。

 

・石巻2025会議

 

石巻2025会議は、朝まで生テレビのようなスタイルで、移住者と地元民 一つの課題を共有し、それについて議論をしながら交流をしていくというプロジェクトです。

 

 

これまで地域経済、子育て、歴史文化、コミュニティの4つのテーマでそれぞれ回を設けて議論してきました。それとは別に去年度の振り返りとしてオープニングを一回、今年度の振り返りとしてクロージングを一回の計6回を今年度は行っています。それぞれ参加者は30~40名ほどで、毎回様々な議論が生まれ、さらに時間をかけて議論をしたいという方がいるほどの盛況でした。

 

・移住コンシェルジュ

 

次は移住コンシェルジュについて。移住コンシェルジュは東京都内で行われる、都市部から地方部への移住を考えている人向けの移住フェアへの参加や、移住体験ツアーを石巻で企画してきたりしました。また、移住を検討する方に石巻の各所を案内したり、不動産の紹介なども行っています。

 

 

矢口さん:地元や周りの方々からも声がけをしていただけるようになり、認知度が深まってきたのを実感しています。これまでの移住相談者は128件、実際に移住したのは22件、そのうち今年度は6名が移住しました。他地域と比べて石巻に移住してくる人の特徴は、起業家やチャレンジャーが多いことではないかと思います。

 

移住者の中には福祉関係の仕事に付きながらビジネスコンテストに出場する人がいたり、石巻にレストランを出そうとしている人がいたり、すでに店を出して営業を開始している人など様々です。

 

・東京脱出旅行者石巻支店

 

新しい石巻への入り口として「東京脱出旅行者石巻支店」を今年度リリースしました。このプログラムは旅行のように石巻にきていただき、仕事を体験するコンパクトなツアーです。現在は6社をそれぞれ体験することができ、来年度は10社を予定しています。
http://goodbytokyo.com/

 

・三陸情熱界隈

 

ハグクミ事業ではないですが、関係事業として三陸情熱界隈についてもお話いただきました。三陸情熱界隈は気仙沼、女川、石巻、南三陸の4地域で連携してプロモーションを行っていこうという取り組みです。初めての試みで、メディアにも多く取り上げられました。PR動画も作成し、実際に移住してチャレンジしている姿を撮影しました。

 

 

 


 

 

続いてはISHINOMAKI2.0 勝 邦義さんから、ローカルベンチャー推進事業についてお話いただきます。

 

 

 

・ローカルシフト

 

去年の11月ローカルシフトという移住について考えるイベントを釜石と共同で仙台駅にて行いました。ソトコト編集長の指出一正 氏をゲストに迎え、参加者と共に移住について考えるワークショップを行いました。

 

・ローカルベンチャーリサーチ

 

市内のローカルベンチャーを対象にリサーチを行っています。いまどのような傾向が石巻にあるのか、どのような課題に突き当たっているのかをリサーチ。去年のリサーチ結果はローカルベンチャー白書として冊子になっています。今年度版もリサーチ中で、ローカルベンチャー白書2018としてリリースを予定しています。

勝さん:リサーチで特徴的だったのは若い世代の人たちが継続して入って来てくれいて、地元雇用に繋がっていることです。また、新たにフレッシュマンズとして、石巻がオモシロイと思いチャレンジしている若者を対象にもリサーチを行いました。その他にも創業年数、規模、U・Iターンの人数、どのように初めたかなど様々なリサーチを行っています。

去年の冊子はこちらからご覧いただくことも可能です。

【WEB版公開】石巻ローカルベンチャー白書

 

・ローカルベンチャー推進協議会

 

最後にローカルベンチャー推進協議会についてです。ローカルベンチャーを推進する全国11自治体と事務局としてNPO法人ETIC.が一丸となり進めています。自治体同士や民間団体が連携し、全国からローカルベンチャーの担い手を募集・育成し地方を活性化するために日々尽力しています。詳しくはこちらのWEBサイトをご覧ください。

https://initiative.localventures.jp

 

 


 

 

発表者はISHINOMAKI2.0から巻組へ。

合同会社巻組代表 渡邊享子さんからイシノマキオモシロ不動産大作戦、とりあえずやってみよう大学、石巻版松下村塾についてご紹介いただきます。

 

 

・イシノマキオモシロ不動産大作戦

 

まずはイシノマキオモシロ不動産大作戦から。この事業は空き家活用事業という枠組みの中で行っています。最初の二年は空き家をリノベーションし、それを活用して地域を活性化していくということを行っていました。しかし、そのやり方だと1年に1個の空き家を改修していくことしかできません。このままでは広がりの幅が狭いと考え、改修事業のようなハード面ではなくソフト面での担い手育成に力を入れることに今年度から方向転換を行いました。

 

 

 

ただソフト面に移行するだけでなくマッチング・スタートアップ・エコリノベーションの3つのコースに分けて、それぞれに適した担い手の育成を行っています。マッチングコースでは空き家を所有していて活用してほしい大家さんと空き家を活用して事業を行いたい人たちと、ゲストを交えて空き家の活用方法について考えるコースです。スタートアップコースは実際に大家さんと担い手が一緒になってアイディアを考え、そこで生まれたアイディアを後押しするために事業計画などの作成を支援するコースです。エコリノベーションコースは自分で次々と空き家を活用してリノベーションを行って行く人向けのコースで、断熱についてのワークショップを3日間かけてじっくりと行いました。

特に全てのコースに参加した島田さんは、この枠組をフルに活用して空き家を持つ大家さんとマッチングし、その空き家を格安で譲り受けてエコリノベーションコースで学んだ技を使いながらリノベーションを行いつつスタートアップコースで事業も作っています。島田さんはこの後のローカルベンチャー最終審査会でも発表されます。

 

・とりあえずやってみよう大学

 

石巻の起業家を講師として東京で講演をしていただき、石巻での取り組みや生き方のヒントを刺激的に語っていただきました。東京で4回開催し、石巻で一泊二日のフィールドワークを行いました。

 

 

今年度は20名の方に来ていただき、それぞれがしっかりとネクストステップへのアクションを起こしました。この講演をとおして石巻に移住することを決心した方もいらっしゃいました。

 

・石巻版松下村塾

 

石巻版松下村塾という起業塾も行っています。今年度はメイン講師に一般社団法人はまのね代表 亀山貴一さんと、合同会社Amahoro代表 蓜島一匡さんの二名に担当していただきました。

 

 

 

参加者は石巻で活躍しながら起業を目指す7名の方々。4回は地元の先輩起業家の話しを聞きながらヒントを得ます。それとは別に毎月のように集まり、事業ブラッシュアップを行っています。つい先日、牡鹿半島で最後の合宿を行い、事業ブラッシュアップを詰めて形になりました。実際に本日は4名の方が発表を行います。

 


 

最後は情報発信担当のイトナブ石巻 古山隆幸さんからです。

 

 

・情報発信事業

 

自分たちが巻き込んで行くべきは、もやもやしていて何かしたいと思っている層だと古山さんは語ります。

古山さん:何かしたいけれどまだできていない、そういう人たちが石巻に興味をもつきっかけづくりが大切です。ハグクミで一番重要視しているのも人。人にフォーカスを当てて情報発信をしていくことで、そういった”もやもや層”にも情報が届くのではないかと思っています。そこで石巻の次世代を担うチャレンジャーをヒーローとして取り上げる、NEXTHERO ISHINOMAKIというWEBサイトを運営しています。

 

http://nexthero.jp/

 

NEXTHERO ISHINOMAKIは石巻で活躍するローカルベンチャーに焦点を当てたWEBサイト。石巻ローカルベンチャーを取材して、どのような取り組みをしているか、どんな思いで取り組んでいるのかなどを記事にしています。起業家でなくても、何かを成し遂げたいというチャレンジャーにもフォーカスを当てて、そこからハグクミのプログラムに繋がって行くような導線になればいいなと思っています。来年度はもっと人を呼び込むためのイベントを行うことで、よりハグクミが地域に馴染み、ローカルベンチャーが発展できる環境を整えていきたいと語ります。

 


 

ハグクミでの今年度の取り組みは以上です。松村さんからの来年度に向けた言葉で最後となります。

松村さん:これまで積み上げてきたものに更に積み重ねて行く形で来年度も継続していきます。この場を利用して生まれたローカルベンチャーたちが、ハグクミ的な動きをして更に多くの人を巻き込む側の人間になってくれればと思います。

第二部ローカルベンチャー最終審査回に続く

2019年03月20日

 

3月2日に行われた石巻2025会議の様子をレポートします。

クロージング回ということで、改めて石巻2025会議の趣旨を企画・司会のデザインナギ 三上さんからご説明いただきました。

石巻2025会議は地域の未来をみんなで考えるというテーマで始まりました。実は去年から始まった事業で今年度で2回目となります。今年度はテーマを「地域経済」「子育て」「文化・歴史」「コミュニティ」に分けて行っています。今回のクロージングでは前半に各回を振り返り、後半では来年度も開催が決定した石巻2025会議をどのように盛り上げていくかを参加者と共に議論して行きます。

振り返りにあたって、各回の登壇者の代表の方にもお越しいただいています。

ここからはファシリテーターのISHINOMAKI2.0 豪太さんにバトンパス。各回のゲストと共に、グラフィックレコーディングを見ながら振り返りを行っていきます。

 


 

第一回 地域経済

この回は地域の様々なバックグラウンドを持った方にお越しいただきました。大切なので経済ではなく地域経済であるという点です、地域でやっていくということは、都市部と比べるとかなり衰退している部分もありますがそれに変わる部分も多くあり、どのような視点からどう地域経済を考えていくか、とても興味深い回でした。フリップに「私は石巻の〇〇です。〇〇というプロジェクトを行います。」という穴埋め形式のお題を出して、それぞれに発表していただきました。特に豪太さんの中で印象的と感じたのは、豆腐屋さんのUターンの跡取り息子が一丁500円の豆腐を売りたいということを語っていた事です。物価が安い豆腐で、そういったブランディングで攻めていくは、もとてもローカルならではと感じたそうです。

 

 

ここから、地域経済回の登壇者である山徳平塚水産の平塚社長とも振り返っていきます。平塚さんは水産関係だと地域経済という観点では、地域の中で雇用を作ってはいますが地域という枠組みで儲けていくということは難しいと感じているそうです。地域経済を盛り上げるためには地域の外で儲けるということも非常に大切だと語ります。都市部で販売するときにはもう安いだけでは売れない世界になってきていて、地域でとてもかっこいい・美味しいなどの評判やストーリーがあるものが成功しやすいとのこと。そういう意味では一個500円の豆腐も石巻の中でとてもおいしいという評価を外に持って行くことで地域経済も活性化されるのではないかと思います。また、地域ならではのファブレス企業のための 工場も平塚さんは企画していました。(ファブレス=工場を自社で持たない企業)例えば石巻の復興バーというバーにある一日マスター制度のような、資本をかけなくても儲かる仕組みというのが地域に根ざす中小企業のこれからのあり方になって行くのではないでしょうか。平塚さんの会社でも実際にレトルト食品の加工だけを受け持ったりしています。地域経済回の当日、石巻日日新聞の近江社長が、すぐに見返りを求めるのではなくロングリターンを考えていくことが大切とおっしゃていました。平塚さんも大きく共感しており、長い目で見て食文化や地域経済を育てていくことも大切なのでは無いかと語ります。

 


 

第二回 子育て

子育て回は代表でIRORI+Cafeでカフェスタッフをしている佐野さんとも共に振り返っていきます。この回ではゲスト2名と石巻のお母さん達にお集まりいただきました。この回で特に問題点として上がっていたのは児童館について。石巻は14万人とう人口に対して児童館が1館しかありません。同規模の都市の場合は40館以上あってもおかしくありません。嬉しいことに子育て支援団体が頑張った結果が実り、大きい額では無いですが行政側からプレイパークの予算がつくことが先日決定しました。ようやく第一歩が踏み出したところかなと、司会の三上さんも感慨深い表情を浮かべます。

 

 

後半はより一層石巻の子育てが楽しくなるような意見出しが行われました。佐野さん自身、移住者であり移住者目線でお話をしてくださいました。特に石巻には整備された自然公園がなく、子供と気軽にピクニックなどを行うことができないというのが難しいところです。もちろん山や海はありますが、それは本当の自然であり、幼児が遊ぶには危険が多い場所です。大きなある程度整備された緑地公園がもっとあるといいという意見が多くありました。自分たちが昔どのように遊んでいたかと考えると、チョークを使って色々な絵を書き、その空間と想像力で遊びを広げていたという思い出があります。当日神社の方もいらっしゃっていて、神社の空きスペースの活用方法を相談されたときに昔の遊び方をもっと今の世代でもできるのでは無いかとという議論もありました。そこには地域のおじいちゃんおばあちゃんが子どもたちと触れ合い、積極的に昔の遊びも取り入れて行くことで創造性豊かに育っていくのではないかと感じられました。石巻は都会と比べて地域が密接しているので、イベントスペースなどで地域の子供を預かることができる資格を持った人に居てもらい、イベントなどに入れるとより良いのではとのアイディアも。子供がいるから何かを諦めたり、孤立するのではなく、興味のあるものにもっと積的に参加していける地域でありたいと佐野さんは語ります。

 


 

第三回 文化・歴史。

文化と歴史の回はISHINOMAKI2.0、石巻演劇祭実行委員長の矢口さんにお越しいただいています。この回のテーマである文化・歴史は捉え方によって変わり、定義が難しく、でとても広い範囲の議論が行われました。特に議論されたのは石巻にはまだメインカルチャーと呼べるものは無いのではないかという事です。石ノ森章太郎生誕の地として、街は漫画をメインで扱っているイメージがありますが、皆がメインカルチャーとして扱っているかと言われると、そうではない人がほとんどです。最終的には石巻は大量のカルチャーが取り入れられており、それらを伸ばすところは伸ばして、かつ裾を広げていくイメージがいいのでは無いかという結論に至りました。

 

 

また、新しく石巻に建設予定の文化複合施設についての活用についても話題になりました。この施設を市民がうまく活用していくにはどうしたらいいのか、この施設を使って儲けようと考える人が一人くらい居てもいいのではないかなど幅広い議論が行われました。

カルチャーや文化について議論をまとめようとすると”愛”という言葉でしか表現できなくなるほど、それぞれが愛をもって議論を重ねた回でもありました。市民の中でも演劇や音楽、短歌など市民側が立ち上げたものも多く、コラボが始まったり、協賛がはじまったりもしています。この回は50人ほどの参加があり時間でもできそうな勢いだったので、また次回も行いたいと矢口さんは語ります。

 


 

第四回 コミュニティ

コミュニティ回からは山下地区協議会の落合さんにお越しいただきました。コミュニティを題してイベントを開くとどうしても集客は悪くなってしまいます。しかしこの回では30名ほどの参加で、かなりいい方だったのでは無いでしょうか。この回はまず石巻ではなく、池月というところの地域づくりをしている池月サポートセンターの高橋さんからのお話から始まりました。詳しくはこちらから。http://ishinomaki-iju.com/?p=2362

振り返りでは特に印象に残っていた3つについて改めてご紹介いただきました。1つ目はウィーアーワン北上の佐藤さんの取り組みです。佐藤さんは地域アンケートを実施し、なんとそのアンケートを92%まで回収したのです。普通は60%も行けばかなりいい方です。なぜこのように高い回収率に達したかというと、他の地域の回収率などを住民と話ながらどんどん対抗意識を高くしていき、燃える地域づくりにして行き、ほぼ全ての家庭を訪問していったそうです。そういった大胆な行動に出ることで、どんどん地域住民がより協力的になっていきました。

 

 

2つ目は山下わるだくみ協議会について。山下わるだくみ協議会とは若者のコミュニティで、責任を問わない楽しみながら行うプロジェクトです。落合さん自身はこの協議会を運営しながら、これは守りのプロジェクトと感じていたそうです。しかしコミュニティ回で様々な意見を聞いて、それは守りだけではなく攻めのプロジェクトではないのかという話が出てきました。取り組みに見え方はあれど、攻めと守りの両面があると感じさせられたそうです。

3つ目は自分の0歳のこどもを地域の役員にしようとしている谷さんのお話について。地域の協議会になかなか次の担い手が居ない中、0歳児を役員にしてしまうことで親や周りの人々が関わりたくなっていくのではと考えているそうです。プロフィールには「自分は何もできません。助けが必要です。できることは笑顔を振りまくことだけです。できないことは全て助けてください。」としてしまうことで、問題解決の視点が変わり、もっと楽しい仕掛けがうまれるのではないかと思った点です。

様々振り返りをしていただきましたが、実は落合さんも移住者でありもともとは地域づくりをサポートする立場として石巻にいらっしゃいました。当時は地域づくりをやっていて失敗したらもうそこには居られないというぐらいの覚悟を持ってやっていましはが、池月サポートセンターの高橋さんに「地域自治は何をやっても地域自治になるので、失敗は存在しない。」と声をかけていただき、気付かされたことがあったそうです。

 


 

ここまでで振り返りは終了。一度ハーフタイムということで休憩をはさみ、後半に移ります。

今回も石巻の人気カフェ、カフェ蓮さんがおいしい軽食を準備してくださいました。

今回はいつもと違い昼間の開催ということで、サンドイッチです。

 

 


 

後半は来年度も開催が決定された石巻2025会議をどのように運営していくかについてを参加者の皆さんと議論しました。

今のフォーマットのままもう少し論点を具体化した方がいいかもしれないという意見や、移住者と子育てのプロが話し合える場がほしい、もっと雄勝や牡鹿も巻き込んでほしい、失敗談をもっと共有してほしいなど、様々な意見が生まれました。

 

 

最後にこれまでファシリテーターをしていただいた豪太さんから一言。

「みなさんお疲れ様でした!本当に来年もやりたいし、やれることも決まりました。2つくらいのアイディアに分かれていて、1つめは課題。若い人や地元が入らないと行けないという問題提起。2詰めは具体的なアイディア。石巻2025会議の味噌ですね。嫌われたらどうしようという恐怖もありますが、寛容にいく。具体的なアイディアを出してアクションプランを考える。例えば地域の人が来ないということに対して恐れずどうしたら良くなるだろうと考える。お互いや自分にもどうやったら面白い街になるのかというのを次年度も問いかけて行ければと思いますし、具体的なアクションプランを石巻2025会議で考えていければと思います。ありがとうございました。」

2019年03月06日

 

 今回は2月16日、17日に開催された、石巻版松下村塾のブラッシュアップ合宿の様子をお届けします。

合宿では3月9日に行われる発表会に向けて合宿形式で参加者が各々の事業をブラッシュアップするため、メンターと一対一で対話する時間がメインとなりました。会場は小渕浜にある『割烹民宿めぐろ』です。

 

今回はスペシャル講師として船木 成記さんをお招きいたしました。

 

 

〜プロフィール〜

船木 成記さん

長野県参与、尼崎市顧問、高知大学客員教授(所属:博報堂)

社会課題の解決を目指すソーシャルマーケティングが専門分野。メインテーマはつながりのデザイン。観光&人材育成、まちづくり、伝統文化、環境、次世代育成&社会福祉領域が主たる領域。行政やNPO、NGO等ソーシャルセクターの支援や社会起業家のサポートも数多く手がけている。また、ソーシャルマーケティングと近接領域である公衆衛生分野における予防的な視点からの政策立案にも力を入れている。現在は、長野県の信州総合ブランディング担当参与として、長野県の特徴でもある、学びと自治をキーワードに、インナーブランディング、および政策的ブランディングを推進中。尼崎市顧問としては、シティプロモーション、および市職員の力量形成に携わっている。

 

 

まずはじめに塾長の亀山さんより今回の合宿の趣旨と発表会について共有して頂きました。次に参加者によるプレゼンテーションを行い、参加者同士でフィードバックが行われました。発表会が近いこともあり実際に販売する商品の試食や実演などについて、本番さながらに発表して頂きました。

 

(発表後のフィードバックの様子)

 

その後は、塾長 亀山さんとメンター 蓜島さんのお二人による個別ブラッシュアップを行われました。対話をしながら塾生の想いと事業のブラッシュアップを行います。具体的なターゲットの話からどのように事業として持続させていくかなどのブラッシュアップが行われました。

 

(一対一での面談。メンターからのアドバイスにメモをとる塾生)

 

その後は、夕食です。

多摩大学大学院のMBA生が石巻でフィールドワークを行なっていた関係で交流しながら夕食をとりました。多摩大学大学院の生徒に向けて塾生から発表と交流会も行いました。その後は事業の話しから、石巻での生活など幅広く塾生とメンターで夜遅くまで話し合いました。

 

 

2日目は、昨日と引き続き、一対一での個人ブラッシュアップを行い、合宿でブラッシュアップされた内容をまとめるなど発表会に向けて個人ワークを行いました。

 

 

今回の合宿を通して、塾生の事業もかなりまとまってきており、さらに発表会が楽しみです。3月9日に開催される石巻ローカルベンチャー発表会にて石巻版松下村塾の塾生が発表をいたします。是非ともご参加のほどお待ちしております。

詳細・お申し込みはこちらから

https://www.facebook.com/events/519368955133904/

 

2019年02月27日

 

2月16日に行われた石巻2025会議 第5回 「コミュニティ」についてレポートします。

今回は前半に池月サポートセンターの高橋一夫さんを特別ゲストに迎えて、池月での取り組みをご紹介いただき、後半にいつものように参加者の皆で議論を行います。

まずは高橋さんによる池月での取り組みのご紹介から。

 

 

池月は大崎市岩出山池月という地域で、年間365万人が訪れる場所です。都市部とのアクセス性がよく、色々な場所へ行く中間地点としても利用されます。現状は人口が1400人を切り、高齢化率が43%となっています。世帯数はあまり減っていませんが、空き家が増加しており、小学校も合併してしまったために一校が未だに廃校となっている状況です。

 

池月サポートセンターは池月の組織がいくつもあり、複雑化してきたことが成り立ちでした。地域の問題解決のため、ワークショップを何度も重ねていくつもの問題を解決してきました。特に面白かったのは小学校の運動会が盛り上がらないということと、避難訓練の参加率が悪いという問題をかけ合わせた防災訓練型運動会です。朝は避難訓練から始まり小学校へ集合。運動会は大声で火事だと叫ぶ、防災よりの内容になっていたり、非常食として備蓄されているもので賞味期限が迫っているカレーを提供したりと様々な課題を同時に解決することへと繋がりました。

 

活動を続けるなか、立ち上げ当初は複雑化してきた組織を統合してスリム化することが目的でしたが、組織自体は互いに干渉しているわけではなく、これまで通りでいいということがわかって来ました。見えてきた問題は共通の事務局としての担い手がいないということです。ここで統一の事務局を定めました。そうして池月地域づくり委員会が生まれました。様々な親交会の代表から構成されており、イベント開催型で色々なことを行って来たものを、課題解決型の活動へ転換することを決めました。東日本大震災でも大きな被害こそありませんでしたが大きな恐怖を経験。このままの状態でいいのかという意見から、毎年3月に話し合いを設けることにしました。

 

この他にも市の指定管理を受けて公民館の運営も行っていたり、道の駅のステージショーの運営、各集会所でのイベントも行っています。公民館だよりを発行し、広告掲載もしっかりと行っているそうです。

 

また、池月お助け隊として、有償ボランティアのマッチングも運営も行っています。主には高齢者の自宅周りの除雪や除草サポートや、歩くのが危ない場所に手すりをつけたり、家の雨樋を修理したりなどを行います。予め協力できるという方に登録してもらい、その方を助けてほしいという方とマッチングしていくというシステムです。お助け隊への登録者は定年退職をされた方が多いそうで、やることがなくなってしまってからこういった場所があるとありがたいという声も多いそうです。

 

ここまでお話いただき、高橋さんの活動紹介は終了です。後半に入る前に30分の休憩兼ディスカッションタイム。今回もカフェ蓮さんの美味しいパンとスープのセットが販売されました。

 

 

それぞれ熱くディスカッションが続くなか、石巻2025会議は後半に入ります。ここからは高橋さんも交えて、全体ディスカッションが始まります。

今回も石巻でコミュニティを主に扱う皆様に登壇いただきました。

 

登壇者(敬称略)

松村豪太:一般社団法人ISHINOMAKI2.0
阿部拓郎:一般社団法人ISHINOMAKI2.0
横山翼:一般社団法人りぷらす
落合孝行:フリーランス/一般社団法人りぷらす
佐藤尚美:一般社団法人ウィーアーワン北上
西村真由美:上釜を愛する会
松下嘉広:フリーランス
谷祐輔:石巻市社会福祉協議会

 

それぞれから自己紹介をいただき、ファシリテーターの松村さんから話題が登壇者に振られます。

 

 

最初に振られたのは、コミュニティを議論するときはなぜか人が集まりづらいということ。そしてそれは誰のためのコミュニティなのかということを改めて問いかけました。二拠点でコミュニティづくりをしている松下さんは、地元である岐阜での活動は完全に自分のために行っていて失敗してもそれまでだと思ってやっているが、石巻での活動は自分だけのためにやっているという意識ではないといいます。また、観覧者からはどこかの地域コミュニティを作っていて、その地域のゴミ拾いなどはよく行うが、いざ自分が住む地域ではどうかというとなかなかすることはほとんど無く、その壁はどこで生まれるのだろうかという疑問も浮かんできました。

 

話題は弾み、一人の住民として地域コミュニティを作って行くには相当な覚悟が必要だったという意見が出てきます。病院や買い物も他の地域に行ってしまえばなんでも揃ってしまう時代、なぜこの地域でやっているのかという疑問や、自分がコミュニティづくりをしていく中で失敗しまったらもうその地域で生きていくことができるのだろうかという疑問を抱えた方もいました。その意見に対し、高橋さんは地域自治に失敗は存在しないと語ります。どう転んだとしても動いてみないことには始まらないし、どうやってみても経験から地域自治につながるとい言い切れるので、あまり気にせずやってみるといいという言葉がありました。その言葉には参加者も納得し、なにか答えを得たような表情に変わりました。

 

今回もグラフィックレコーディングが行われました。

 

次回の石巻2025会議は最終回となり、これまでの振り返りを行います。
3月2日(土)、14時からIRORI石巻で開催されます。ぜひご参加ください。

https://www.facebook.com/events/2331919443491617/

 

2019年02月26日

イシノマキオモシロ不動産大作戦の第4回をレポートします。

今回も講師はオモシロ不動産大作戦でおなじみとなった花屋さん。最後の事業のブラッシュアップをしていきます。

 

今回は参加者と関わりが大きく、大村康平さんの卒業研究の発表から始まりました。テーマは”被災から7年後の震災アーカイブを通した体験の共有”です。

 

 

このテーマに設定した理由は、”被災し今苦しんでいる人に震災体験を記録したものを届けることで、苦しんでいるのは自分ひとりじゃないことをしってもらい、前向きな気持になってもらうため”と語ります。東日本大震災を経て、被災からすぐに体験を共有できなかったという方も多くいることもあり、当時語れなかった体験や落ち着いたからこそ共有できる体験が多くあったそうです。7年経った現在、なぜ体験を共有してくれたのでしょうか。それぞれ、震災当時は感情的に辛い面が多く、誰とも共有できない場面が多かったそうです。体験を初めて共有してくれた人は、自立できたから・自立できる目処がたったから、時間が立って落ち着いてきたからという方が多くいらっしゃいました。自分の体験を共有して、他人の体験の共有も受け入れることで共感が得られ、気持ちが楽になったという方も多かったそうです。さらにこの体験を他の方が被災したときに活かしてほしいという意見も多くありました。

 

 

この取り組みを継続していきたいということで、実際に北海道厚真町で受け入れをしてくださった花屋さんからアドバイスがありました。まずは続けて行くにはある程度の仕組み化が必要だということです。そうしておかないと、1回目はなんとか行けるかもしれないけれど、2回目以降も毎回プランして届けに行くとなるとかなりの負担になってしまうとのこと。まずはもっと気楽に、事が起こってしまったら行ってみたり、思い立ったら行ってみたりという取り組みの仕方がいいのではというアドバイスもありました。特に意識してほしかったというのは、自分がやる領域を決めてしまうとそこから出た瞬間にいっぱいいっぱいになってしまうので、しっかりと余白を持ってやれるという点です。

大学での成果発表はこれからで、整理がついていなかった場面にアドバイスをもらい、これからの関わり方にもいい影響があるのでは無いのでしょうか。

 

ここからは事業ブラッシュアップ。前回からの状況を各自から花屋さんがヒアリングします。実は、参加者の皆さん全員がもう実際にアクションを起こしており、助成金を獲得できたり、地主との交渉に成功したりと非常に大きな進歩がありました。さらに的確に深く掘り下げながらヒアリングをしつつ、やりたいことへの方向性を更に芯のあるものにしていき、今回の内容は終了。

 

 

終了後も事業者たちの話は途切れず、熱量は高いままに懇親会に移りました。

参加者が温めてきた事業については3月9日に行われる、ローカルベンチャー発表会にて参加者が発表を行います!
13時からIRORI石巻にて行われますので、ぜひローカルベンチャーの成果を観にいらしてください。

 

 

2019年02月19日

 

1月26・27日に行われた”とりあえずやってみよう大学課外授業~フィールドワーク~ “、2日目の様子をお伝えします。

 

 

2日目は参加者が泊まっているFUTABA INからスタート。第1回で講師をしてくださった吉澤先生(名前要確認)の日本カーシェアリング協会へ向かいます。歩いて10分程度の場所でしたが、歩きながらも昨日の振り返りが絶えませんでした。

 

 

フィールドワークからの参加者もいるので、まずは吉澤先生から簡単に活動紹介をしていただき、その後は実際にカーシェアリング協会で貸し出している車に乗って利用されている現場に向かいました。

 

 

その後はまた拠点にもどり、活動を細かく説明していただいたり、コミュニティ活動についてお話をいただきました。

日本カーシェアリング協会を出た後は、昼食と見学を兼ねて石巻元気いちばへ。美味しい昼食をいただき、様々な物産を見て回りました。

 

 

その後は巻組オフィスにて、全体の振り返りセッション。このフィールドワークを経て得たことや感想などを1日目の振り返りのようにシェアします。

 

 

そして、とりあえずやってみよう宣言。この2日間を通して、次のステップとして何をするかをそれぞれ宣言をしていただきます。

それぞれ全く違う宣言を行い、次のステップを確定させ、校長から最後のまとめのことがを頂き2019年度のとりあえずやってみよう大学は終了しました。

 

 

今年度も好評だったとりあえずやってみよう大学ですが、来年度も開催予定です!詳細は4月頃に公開予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。

2019年02月13日

 

 今回は、 1月18日に開催された、石巻2025会議、歴史・文化編の様子をご紹介いたします。

石巻2025会議は石巻の地域の未来を地域の皆で考えるイベントです。今回のテーマは「文化・歴史」地域に取って文化は普遍的な財産です。関わりあいのある方々が集まり、これまでの文化を振り返りながら今後の石巻の文化のあり方(育み方)をどのように行っていくかを語り合います。

今回も石巻で活躍されている方々が多く参加されていました。

 

 

 まずはこの石巻2025会議をプロデュースしている合同会社デザインナギの三上さんのオープニングから始まりました。今回もグラフィックレコーディングを行いながら議論を進めていきます。グラフィックレコーディングとは議論の内容を議事録のようなテキストだけで書き残すのではなく、議論の内容をわかりやすい挿絵と共に残すことより感覚的に議論内容をつかめるような高度な記録方法です。

 

 

まず、石巻アーカイブの菊田さんから震災前の歴史や文化を共有していただきました。

特に石巻で特徴的であったのは映画館が栄えていたと話します。全盛期では石巻には6館もあり、お芝居も盛んで歌舞伎などほとんど満員御礼であったと語ります。

また、震災前の若者の文化については文化が豊かだと話す参加者も多くいらっしゃいました。レゲエカルチャーなど自分の世界を楽しんでいる方々が多く、長浜でサーマフェスをしたり、サンファンバウティスタ号でオペラもやっていたと語ります。

 

 

休憩のあとは震災以降の文化について、石巻には無いモノが多い例えば、娯楽などが無いから作る価値があり、非日常性を今の石巻では生み出すことができるとYukiaisaime/Videographerのシマワキユウさんは語ります。

 

 

 またCOMMON-SHIP橋通り、短歌部カプカプ部長の近江 瞬さんは文化を仕事にできる人は少なく、一般の人に活動を広げていき活動する人数を増やして行くことが必要だと話します。石巻は文化的な活動を個人で隠れてやっているケースも多く、近江さんも短歌を隠れてやっていてCOMMON-SHIP橋通りで部活動という制度ができ、仲間を探してみると近くにいたということを知ることできたと語ります。

 他にも参加者の方からは様々な意見が飛び交い、とても白熱した話し合いの場でした。世代を超えて話し合う姿は各々の文化的な活動の情熱が溢れ、石巻が今後より一層文化的な街になり、今後の石巻がますます面白くなるのではと思える会でした。

 

次回は02月15日(金)18時から「第5回コミュニティ」を開催します。

是非ともご参加ください。

https://www.facebook.com/events/275590399735633/

2019年02月12日

 

オモシロ不動産大作戦、スタートアップコース第4回の様子をお届けします。

今回のでNPO法人長尾空き家プロジェクトの豊田 雅子さんと、株式会社ココロエの片岡八重子さんの二名です。

 

 

まずは豊田さんからお話をいただきます。初めはNPO法人尾長空き家プロジェクトの沿線から。初めはボランティアとして一人で初め、実際に法人格を取得したのは1年後だそうです。空き家の中には荷物が山ほどありましたが、現地でチャリティー活動である蚤の市を行って片付けを30件ほど実施していきます。そんな中で尾長建築塾を開催しつつ、建築士と一緒に街歩きをして建物の価値を再確認するツアーを15年ほど行っているそうです。

 

 

空き地もたくさんあり、草や野良犬天国でした。こうした空き地は空き地再生ピクニックとして手作りの公園として活用して、緩やかに維持管理をしています。空き家バンクと移住プロジェクトと組んでからは空き家の登録数や移住者がどんどん増えており、尾長山間部などの地域でもどんどん移住者が増えていきました。

次に課題になったのが、大きな空き家物件についてです。小さな街なので、若者の働く場所がなく、観光地への通過点となってしまい滞在する人がいないということが問題としてありました。そんな時に商店街の長細い町家を安く貸してくれる大家さんと繋がり、2,800円のドミトリー”あなごのねどこ”を完成させました。

次に課題になったのは、文化財級の空き家をどうするかです。これについては大々的に資金調達をクラウドファンディングと市の助成金で2,000万円を調達。初めての行政と綿密なやりとりを行い、ゲストハウス”見晴らし亭”として蘇りました。

 

 

次は片岡さんからお話をいただきます。尾長の空き家の設計にずっと携わっている片岡さん。岡山にある大きな文化財級の建物に泊まりバーとしてイベントをして、ここを残したいと思う人を増やすと同時に、資金を募りました。そのうち街の中の何件かの空き家でバーを作り、巡りバーなどへ発展させていきます。石巻にも震災後に入り、滝川さんという料亭を直したりしていました。

 

 

続いて岡山県奉還町4丁目の居場所づくりについてお話いただきました。駅から徒歩15分の寂れた商店街からお話は始まります。岡山市は70万人の都市。お店を営む場所、泊まる・滞在する場所、イベントを開催する場所を狭いエリア内に設計しました。

不動産屋から紹介された空き家の隣のボロボロの空き家を再生させることに挑戦。ゲストハウスの担い手に手を上げてくれた人がいたので、減築ありきで改修を初めます。途中にお披露目イベントを開催します。そこにはたくさんの人があつまり、この場所で良かったということを確信します。2軒目の角の物件を3日間借りてトークイベントを開催します。再度運営組織を見直して、飲食店のラウンジ角をオープン。そこ後近くの空き家でシェアハウスもオープンさせます。担い手の問題などもありますが、出入りしやすいフラットなイベントを行いながらチームビルディングをしてくこともできると思うそうです。

 

 

クロストーク 豊田さん × 片岡さん

(敬称略)

 

 

片岡:人と場所、どちらが先?

豊田:場所から入ってやってきていますが、今となっては面白い人が集まっているので、そこにまた人が集まっているのが今です。

片岡:見晴らし亭も初めは場所があったから始まっていて、お金も人もいないけどというところでしたね。時間と共にかわったことはありますか?

豊田:観光客が増え、かなり露出度が高くなってきました。そのせいか、大手全国チェーンが狙ってきたり、観光客相手の商売をしたい人や、ネームバリューを使っていいとこ取りをする人たちが増えてきました。過日の災害で少しクールダウンしたかと思います。尾道を見直して、Uターンの人も増えて来ています。

片岡:今一番難しいと感じていることは?

豊田;行政の方とも話していますが、目先の利益だけでなく大家さんが賢くなってもらいたいと思っています。古き良き建物を壊して駐車場にしちゃったりしています。

片岡:古いものを残すデザインは簡単だけど、新しいものを作ることは難しいので、新しいことにチャレンジすることの重要性を訴える方々との共存が難しいと思っています。

豊田:大家さんが変わって、家賃がとても高くなるとか、代が変わって都会にいる息子さんが家賃を高く言ってくることがあります。街のことを考える優しい大家さんが増えてくれることを期待します。

 

 

この後は、参加者と共にアイディア出しワークショップを行いました。それぞれ持ち寄ったアイディアを出し合い、豊田さん、片岡さんと共に広げていきました。

次回のオモシロ不動産大作戦は2月18日。発表会は3月9日です!

2019年01月31日

 

今回は1月15日に開催された石巻松下村塾ブラッシュアップdayの様子をお届けします。

 

参加者から現在の近況報告と事業について発表をして頂きました。

(詳しい発表内容は是非とも発表会にご参加ください)

 

 

また、聞く側も以下のポイントを心掛けてプレゼンを聞きました。

 

<傾聴のポイント>

・ほめるだけでなく具体的なアドバイスを投げかける。

・仲間同士という意識で聞く。

・気づいたところをポストイットに記入し、プレゼン後に共有する。

 

発表後は、塾長の亀山さんと、講師の蓜島さんからフィードバックを頂きました。

 

 

参加者の発表を聞いて、以前にも増して想いの部分が伝わって来るプレゼンばかりでした。

今後はどのような手段で事業としてブラッシュアップしていくがとても楽しみです。

 

次回は、ブラッシュアップ合宿をレポートいたします。

2019年01月31日

 

1月26・27日に行われた”とりあえずやってみよう大学課外授業~フィールドワーク~ “、1日目の様子をお伝えします。

ほとんどは東京からの参加者で、まずはIRORI石巻へ向かいオリエンテーションが始まりました。

まずは校長の松村さんからウェルカムスピーチと、2日間の意気込みを語っていただきました。

その後、並河先生によるこれまでのとりあえずやってみよう大学についての振り返りセッションが行われました。

 

 

本日講師として参加予定だった並河先生ですが、インフルエンザで来られなくなってしまったため、急遽オンラインでの参加に。

各回のとりあえずやってみよう大学はレポートからも御覧ください。

 

第1回「やったことないのにはじめてみる学」

http://ishinomaki-iju.com/?p=1844

第2回「意外な組み合わせを楽しむ学」

http://ishinomaki-iju.com/?p=1976

第3回「自分がつくったものから学ぶ学」

http://ishinomaki-iju.com/?p=2100

第4回「自分のB面を活かす学」

http://ishinomaki-iju.com/?p=2161

 

振り返りセッションではこれまで行った4回の内容を簡単に30分程度でお話いただきました。

そしていよいよフィールドワークの開始。バスに乗り込むまでの間にも簡単な街歩きで街並みや取り組みを松村校長がご紹介。

 

 

バスで40分ほどで移動し、まず向かったのは第3回で講師をしていただいた、高橋ゆか先生の運営するイシノマキ・ファームの拠点AOYAです。

ホップの風景を見てもらいたかったそうなのですが、あいにくの雪のためホップは見られず、AOYAの中で高橋先生からイシノマキ・ファームの取り組みをより細かく紹介いただきました。特にイシノマキ・ファームと地域の関わりについて掘り下げてのお話でした。

 

 

イシノマキ・ファームの次は石巻に戻り、題4回の講師を担当してくださった林先生がいらっしゃる林呉服店に向かいます。その道のりでも街歩きをおこなりい、石巻こどもセンター らいつ、石巻ASATTE、に立ち寄ったり、様々な通りを紹介しながら向かいました。

ようやく林先生のもとにたどり着き、さっそくTree Tree Ishinomakiのお話を伺いました。なんと今回はこけしを実際に制作してくれることに。職人の顔が伺えました。

 

 

そして最後の絵付けはなんと今回最年少参加者のじゅんくんが行い、プレゼントしてくれることに。林先生の優しい人柄にも触れることができました。その後は質問形式で林さんから活動の紹介をいただきました。呉服店の方ではこけしが購入できるということで、何人か購入して帰る人も。

1日目のフィールドワークはここまで。宿にチェックインをした後、IRORI石巻に戻って振り返りを行いました。

 

 

振り返りでは自分がフィールドワークで感じたことを参加者同士でシェアすることにより、他人の視点を取り入れることで新たな発見を得るというものでした。議論は白熱しつつ、そのまま懇親会へ。

懇親会では昨年度のとりあえずやってみよう大学と、企業版とりあえずやってみよう大学で講師をしていただいたイトナブ石巻の古山先生が合流し、活動内容を紹介いただきました。

 

 

懇親会でも議論は続き、自分の環境に置き換えて考える人や次のステップで何をするかなど、それぞれに話題を広げて未来を模索をしていました。そんな中懇親会は終了し、1日目のプログラムは終了です。

 

とりあえずやってみよう大学課外授業~フィールドワーク~ DAY2 に続きます

 

2019年01月20日

石巻おためしツアー「ウミネコ★キャラバン」。
石巻を楽しみながら知り、体験することのできるこのツアーが2018年末に開催されました。

 

クリスマス直前の、いつもよりちょっと賑やかな石巻の週末。
今回の参加者6名の方々は、実のところ石巻リピーターがほとんど。
ですが、いつもとはちょっと違う石巻を感じてくれたようです。

そんな日常から少し離れる時間ともなった今回のツアーを、写真とともに振り返ってみましょう。

 

 

今回の旅は「石巻を知る」だけでなく、石巻での取り組みを通して「自分を知る」というのが裏テーマとしてありました。東日本大震災後、石巻で盛り上がりはじめたアートをはじめ、牡鹿半島でのチャレンジを体験していただくプログラムです。

 

先ずは、はまぐり浜にある「はまぐり堂」の施設「海小屋」にて、「鹿革クラフトワークショップ」。はまぐり堂の運営スタッフであり、建築や鹿猟の分野でも活躍している嶋田暢さんが講師です。嶋田さん(通称”ダル”さん)は移住者の先輩でもあり、半島部を中心に多くの分野でチャレンジをしています。

 

 

半島で実際に生きていた鹿の革を編み、腕につける所から、今回のツアーは始まります。「海小屋」も、ダルさんをはじめとするメンバーによる手作りの施設で、素敵なロッジのような雰囲気。窓からは海だけが見え、現実から離れて時間を忘れられる空間です。

 

それぞれにお気に入りのカラーの鹿革ブレスレットを完成させ、満足の表情。
自然を通して自分と向き合う時間ともなりました。

 

半島から市街地に戻ってからは、「Common-Ship橋通り」という屋台村で交流会。ここはチャレンジショップとしても運営され、お店の独立を応援する場所でもあります。

 

また、地元に住む人と移住者の交流の拠点ともなっていて、最近では「部活動」というサークル運営制度もはじまっています。コミュニケーションとコミュニティの重要な拠点です。

 

二日目は京都からの移住者であり美術家のミシオさんによるワークショップ。
「路上のゴミに顔を描く」というミシオさんの作品を体験するもの。

 

今回は特別に、あらかじめミシオさんが「ゴミ」を用意してくれており、アートの新しい拠点である「石巻のキワマリ荘」にて行いました。

 

 

「用途のないゴミとなったものに顔を描く(命を吹き込む)ことで、これまでにはなかった視点で物事を見るようになります」とミシオさん。珍妙な体験に思われるかも知れませんが、参加者の方々がこの体験に集中して楽しんでいる姿からは、子供に戻って心を解放しているような印象を感じられました。

 

参加者同士のコミュニケーションも盛んに生まれ、いつの間にかもう終わりの時間に。

 

 

この後は、復興まちづくり情報交流館 中央館にて、震災時の石巻の話。

 

自分が今いる場所が、日常的に見えても、生死を分けた場所であったという事実を知ることは、自分の命と向き合うことでもあり、自分にとって大切な事は何だろうと考える時間にもなります。ここではやはり涙を流されている参加者の方もいらっしゃいました。

 

その後、ツアーの最終プログラムである牡蠣むき体験&鹿肉ロースト堪能。

 

再び牡鹿半島に移動し、「もものうらビレッジ」へ。こちらは「リボーンアート・フェスティバル」をきっかけに作られた、山と海に囲まれた宿泊・研修施設。管理運営する土橋さんも、都会の喧騒から離れた生活を求めてこの地に来た移住者の先輩。

 

移住の経緯などの話を聞きつつ、ここ桃浦で獲れたばかりの牡蠣を皆で剥きます。
今回のメニューはカキフライと蒸しガキ。さらに、ダルさんが前もって獲っていた鹿も、ローストにしていただきました。

 

 

地域ならではの資源を、どこまでも手作りで活かし、命をいただく。
ここ牡鹿半島では、そういったことが新しいチャレンジやビジネスとしても行われ始めています。

 

 

働いた後に皆で食べる食事は本当に絶品。

食事をしながらツアーを振り返りつつ、交流を深め、静かで落ち着いた自然の時間を過ごすことができました。

 

 

自然や命、そして自分の生き方と向き合う体験となった今回のツアーは、参加者の方々の満足度も非常に高く、今後も意見を取り入れながら行えればと思います。石巻でこういう体験をしてみたいという方は、ぜひ次回ご参加ください。

仕事体験ができる「東京脱出旅行社 石巻支店」というプログラムもございます。

 

それでは、参加者の皆さま、一泊二日のプログラムの本ツアー。大変お疲れ様でした。またいつでも石巻に帰って来てくださいね。

 

 

 

2019年01月16日

 

今回は、 12月21日に開催された、石巻2025会議、子育て編の様子をご紹介いたします。
石巻2025会議は石巻の地域の未来を地域の皆で考えるイベントです。今回のテーマは「子育て」、内容としては石巻でどうやったら子育てがしやすくなるのか?地域の宝ともいえる「子ども」が焦点です。

 

 

この石巻2025会議をプロデュースしている合同会社デザインナギの三上さんのオープニングから始まりました。今回もグラフィックレコーディングを同時進行で行いながら議論を進めていきます。グラフィックレコーディングとは議論の内容を議事録のようなテキストだけで書き残すのではなく、議論の内容をわかりやすい挿絵と共に残すことより感覚的に議論内容をつかめるような高度な記録方法です。そして、今回は子ども支援団体のゲストにもお越しいただきました。

 

吉川 恭平さん :石巻市子どもセンターらいつ

 

田中 雅子さん :NPO法人こども∞感ぱにー

 

まず、お二人から、活動紹介をして頂き、そして子供たちを取り巻く環境について石巻の現状を発表していただきました。

 

 

他の市町村と比べて石巻の児童館の数が少なかったり、公園が少ない、遊ぶが少ないなどの問題点をあげて頂きました。

 

 

その後、参加者に石巻における子育ての環境についての良い点や改善点、こうなったらいいなという構想を考えるワークをしていただいた後、参加者の皆さんに発表して頂きました。

 

 

主婦の参加者の方から実際に子育てで困っている点なども共有して頂きました。具体的には子供を連れてゆっくりご飯を食べられる場所がないことや、短い時間子供を安心して預けられる場所が無いなど、他にもたくさんの意見が飛び交いました。

提案としては地域で見守ることができる仕組みや、子どもたちが集まりやすい環境を作ることも大切だとの意見も出ました。
発表が白熱して気づけば時間はあっという間に過ぎてしまい、それぞれの意見に質問などを重ねて議論を深めつつ、プロデューサーの三上さんのまとめで第3回は終了となりました。

 

 

次回の石巻2025会議は1月18日(金)、18時〜21時。テーマは「文化・歴史」となります。興味のある方はぜひこちらのページをチェックしてみてください。
https://www.facebook.com/events/483196502185185/

2019年01月12日


今回は、12月11日に石巻松下村塾第3回目のレクチャーDayの様子をお届けします。
石巻松下村塾では月に1度、石巻でご活躍している方を講師としてお招きしております。

今回のゲストは石巻工房( Ishinomaki Laboratory) 工房長の千葉 隆博さんです。

 

初めは、石巻の寿司職人であった千葉さんですが震災が起こり、お店が津波に浸かり営業できなくなってしまった。

 

その時にボランティアで東京から来た現在の共同代表の建築家との出会いがきっかけで石巻工房を創業。DIYで街を復興ではなく復旧させるということからスタートしたと語ります。

 

電気などが復旧する前に居酒屋の店主がDIYで直してボランティアが集まるような場所を見た時に、自分達で直せれば復旧が早いのではないかと思い、”市民工房”を作ろうと決心。
壊れたドアなどの直し方や、道具の使い方、家具の作り方を教えることが目的で石巻工房がはじまりました。

 

その後は、街の野外映画祭で使うベンチを石巻工業高校の学生と協力してベンチを作り、これが今のプロダクトの一つになっています。

https://ishinomaki-lab.org/products/ishinomaki-bench/

 

 

他にも世界的家具メーカーのハーマンミーラーと協力して仮設住宅向けにワークショップを行う活動も行っていたり、様々なデザイナーとコラボレーションがおこっている。更にイギリスや、ドイツ、アメリカなど世界中の展示会でも出展するなど石巻から国内だけではなく、世界中に家具を送り出しています。

石巻工房( Ishinomaki Laboratory)の更に詳しい内容については以下のリンクからご覧になれます。

 

https://ishinomaki-lab.org/about/

 

 

石巻工房は今年で7年目を迎え、現地で作って、現地で売るモデル
”メードインローカル”をすでにイギリスで準備していたり、

 

また海外での展示会では、復興のためにという理由で売れるというわけではなく
石巻工房のこのデザインが気に入ったと言って買ってくれるお客さんが多いと語る。

 

一歩違えば、日曜大工のお父さんの作品だが、デザイナーの力、デザインの力は大切だと話す。

 

お寿司屋さんの板前から、世界へ家具を送り出している工房長と異色の経歴を持たれている千葉さんのお話しを設立から現在までの過程を丁寧に経営のポイントや、展示会でどのように目を惹かせるかなどのお話もしていただきました。

 

今回の講義ではデザインの力や、DIY精神の魅力が伝わる講義でした。

次回は、受講者の合宿前の事業ブラッシュアップ様子をレポートいたします。

2018年12月28日

石巻の地図に簡単に情報を表示できるWEBサイト「Lifepin」をご紹介します。

Lifepinは石巻のイベント情報・不動産・求人・公園・おすすめスポットの情報を地図上に簡単に登録できるサービスです。

今回はLifepinの使い方をご紹介します。

 

Lifepin

 

【表示編】

Lifepinのトップページを開き、左にある項目をクリックすると登録された情報が地図上にピンで表示され、周りに何があるかがひと目でわかります。

 

 

 

ピンをクリックすると右側に詳細が表示され、住所や掲載期間が表示されます。

 

【登録編】

Lifepinでは簡単にイベントやおすすめスポットの情報が登録できます。まずは右上にあるPOSTボタンを押します。

 

情報を登録するにはアカウントが必要となりますので、初めての方は”新規登録はこちら”のボタンを押してアカウント登録に進んでください。

氏名・メールアドレス・Lifepinで使用するパスワードを決定して、アカウントを作成します。”USER CREATED”と表示されるとアカウント登録が完了です。

 

もう一度POSTへ戻り、先程作成したアカウント、もしくは既存のアカウントを入力してログインをします。

ログインが成功すると、以下のような画面になります。

 

ここで必要な情報を入力していきます。住所を入力すると確認のメッセージが出てきますので、確認をしてください。

 

 

全ての情報を入力して、確認ボタンを押すと最終確認画面に移ります。

 

ここで何も問題がなければ投稿を押すことでマップに追加されます。修正をしたいときは戻るボタンを押して前の画面に戻ることができます。

では、登録した情報を見てみましょう。

 

 

おすすめにチェックを入れることで表示されていることが確認できます。

 

簡単に情報を登録していくことができますので、イベントやおすすめスポットをぜひぜひ登録して大きなマップにしていきましょう!

2018年12月25日

 

とりあえずやってみよう大学 第4回が12月16日に開催されました。

今年度東京で行われているとりあえずやってみよう大学は今回が最終回。卒業式の日でした。最後の講義を担当してくださる講師の先生は、Genslerの飯田 昭雄さんと、Tree Tree Ishinomakiの林 貴俊さんです。

今回の講義内容は”自分のB面を活かす学”。まずは飯田さんから講義をいただきます。

 

飯田 昭雄 氏
Gensler

美大生時代、勅使川原三郎氏のダンスカンパニー「KARAS」の立ち上げメンバーとして、山口小夜子と共にパリを始め国内外で活躍。2000年代初頭から「Wieden+Kennedy Tokyo」にてアートバイヤーとして活動する中、東日本大震災後、宮城県石巻市において一般社団法人ISHINOMAKI2.0 を地元と東京の仲間と共に立ち上げる。現在、アメリカ最大の建築設計会社「Gensler」においてクリエイティブプロデューサーとして在籍中。建築のことを考える毎日に興奮している。

 

B面とは普段の仕出していない、自分の強みなどではないかと語ります。飯田さんはなんと今年51歳にして広告業界から建築業界へ転職。広告について考える生活から、建築を考える生活に一変しました。今は世界的な建築設計会社でクリエイティブプロデューサーとして活躍されています。

飯田さん自身、大学では建築を専攻していたそうです。しかし、キャリアは全く別の分野からのスタート。四半世紀を経て建築へ戻ってきました。改めて考えてみると自分がたどってきた学びが全て繋がっていたということに気づいたそうです。

 

 

今は建築の中での体験、経験、気持ちに訴えかけるような事にチャレンジしているそうです。

この講義を担当するにあたって、改めて自分の人生を振り返ってくださいました。青森県八戸市出身の飯田さんは理工学的な建築ではなく、自由な建築を学ぶために東京の美大へ入学します。そこで演劇と出会い、ある世界的なダンサーのもとへ大学そっちのけで通い始め、大学では学ぶことのできない世界レベルの圧倒的美意識、それらを達成するための集中力や献身力を肌で感じます。卒業時、まだ世間はバブルで大きな会社に入ることがステータスという雰囲気になっていました。もっと楽しく自由に建築をやりたいという意識があり、それができないのならばと好きだった雑誌編集の道へ進みます。

雑誌編集を初めた当時は紙ベースで制作を行っているところも少なくなく、アナログとデジタルが融合し始めた時代でした。経験を積み重ねていくなかで、”編集する”ということはただ単に紙媒体を作る行為ではなく、”人を編集する”行為であると感じたそうです。

しだいに紙媒体、いわゆる2Dの編集から、ギャラリー・3Dで空間を実際に作るとうことをしていくように。その中で、飯田さんの仕事も編集と、その先にあった”キュレーション”という行為へ変わっていきます。

キュレーションを行っていく中で、アーティストをもっと世に出したい、どうして世にうまく出してあげられないのか、というもどかしさが生まれてきます。そうして広告業界ならば何かできるかもしれないと思い、当時ギャラリーへ足を運んでいた人の言葉も受けて大手クリエイティブエージェンシーに転職。

ここから飯田さんのアートバイヤーとしてのキャリアがスタートします。アーティストをどう広告につなげるかを日々考え、どう世に広めて行くかということを続けて行きました。これまでのキュレーションを行ったりギャラリーを開いてきたという経験が、広告業界で点と点が線になる少しずつ感覚を感じたそうです。

アートと広告業界をつなげ、アーティストを世に広めて行くということが世界を広げているという感覚が生まれ始めていました。

そんな中、2011年3月11日。東日本大震災が発生。実家の八戸とも連絡は取れず、不安な状況が続きました。1ヶ月ほど経ち、ようやく宮城へ行けるようになった頃に仙台・石巻へ救援物資を大量に持って仲間と駆けつけました。震災発生から情報収集をしていた飯田さんはライフラインはある程度問題なくなったということを事前に確認しており、かつ子供向けのおもちゃなどが無いということが問題だということもキャッチしており、そのおもちゃたちは大変喜ばれたそうです。

この時、気持ちばかりが先走って行動していたものが、しっかりと受け入れられた時、この場所で何かできるかもしれないと感じました。

同時に広告で何もできなかったと感じ、当時の職を退職。

石巻に何度も通い、夜な夜なこれから石巻をどいいう街にしていくかという会議をしていました。災害を受けて、単純に考えればマイナスになってしまった街をどう変えていくかという会議に参加するなかとてつもない衝撃を受け、ここで何かしていきたいと決めました。何もなくなってしまった街を盛り上げるというのはワクワクする事もありたくさんのことにチャレンジしていきました。挑戦することが全て新しいことと知ってしまったメンバーは気づいたときにはチャレンジして失敗するということに何も恐れをかんじなくなっていました。

この”何もない”ところから”何か”を生み出す、クリエイティブするという未知なる体験が飯田さんの中に力強く残りました。

この経験と原動力をもとに、もっとデジタルが必要だと感じ最新の現場で勉強するためにデジタルエージェンシーに再就職。ここでもアートとデジタルをつなげるため活躍します。また、オフィスのクリエイティブを担当し、 オフィスの空間作りに力を入れていました。後から気づいたことはここで行っているほとんどのことは無意識的に建築に繋がっているということです。

自分の仕事をデザインをするということは、自分の人生をデザインすること。自分なりのコツで言うと、あえて自分から一番離れた世界に触れてみること。

今回の講義を通しての新たな発見は、B面というのは無いのではないかという事。B面はあるかもしれないがBを突き詰めるとBが自分になるし、Aを突き詰めればAが自分になる。つまりどの部分を突き詰めても自分を介して全てが円のように繋がって1つにつながるということ。”全てはあなたの中にある”という言葉を最後にいただき飯田さんの講義は終了です。

 

次はTree Tree Ishinomakiの林さんです。

 

 

林 貴俊 氏
Tree Tree Ishinomaki
有限会社 林屋呉服店
株式会社 街づくりまんぼう 取締役

 

老舗呉服店の息子として石巻に生まれる。石巻高から東北学院大学経済学科へ。卒業後は契約型の事務等で学校や公所に勤務。平成19年に家業である呉服店、(有)林屋呉服店入社。震災前は商店街組合の事業委員として商店街のにぎわい創出活動をし、震災後は街づくり団体やNPO等の活動に協力する。その活動で広がった人脈にも力を借りながら平成27年3月11日こけしの製作販売「Tree Tree Ishinomaki」を呉服店の一事業として開始。

 

宮城県で10年ほど働き、その後俳優を目指して状況した林さん。石巻の代表的なお祭り”石巻川開き祭り”で帰省した際に祭りを手伝いをする中、商店街でたくさん協力しあっている光景を目の当たりにして「いい街だな」を思い石巻へUターン。実家の呉服屋に見習いとして入店します。

当時、石巻の商店街は地方にありがちなシャッター商店街で、それをなんとかしたいと様々な行動を起こしたそうです。そんな中東日本大震災が発生し、商店街そのものが大ダメージを受けました。車で10分程行けば大手複合商業施設もあり、ほとんど地元のお客さんは来なくなってしまいました。しかし、代わりに震災後の盛り上がりをキャッチした企業の人達が視察という名目で地元商店街によく来るようになりました。しかし、林さんの呉服屋さんは高額な商品が多く、ふと寄って買えるような商品は少なく、非常にもったいないと感じていたそうです。

そんな時”こけしを作ろう”と思ったそうです。

林さんの作るこけしはよく見かける伝統的なこけしではなく、創作こけしという部類のものです。石巻こけしのスタンダードは赤と青と白のトリコロールカラー、水や魚をイメージしたもので、高さは9~12cmと普段見かけるものと比べると非常に小さく可愛らしいです。

その他にも様々な創作こけしを制作されていて、頭にタコが乗った形があったり、ロボットが乗った形など、今まで見たことも無いような遊び心溢れたこけしがたくさんあります。

こけしは制作だけにとどまらず、ホテル雅叙園東京という東京都の登録有形文化財に登録されているような場所の100段階段に99点のこけしを布団をかけて寝させるというとてもユニークな展示を行いました。

また、様々な芸能人がこけしを求めて工房を訪れる方もいらっしゃるそうです。また、テレビのセットにこけしが置かれたり、ドラマのセットに使われたりと、テレビにも多数出現しております。

こけしは制作するだけでなく、絵付け体験などの制作の一部を体験できるようにもしているそうです。

 

https://www.treetreeishinomaki.com/

 

こけしを始めると決めてからは、使ったことのない道具を通販で購入しyoutubeで作業動画を見たり、実際の職人の工房を訪ねたそうです。しかし、職人はなかなか技術は教えてくれることはなく、作ることもあまり薦められませんでした。石巻こけしを今の体制までもってくるまで、伝えられないような相当な努力があったことが伺えます。

地域コミュニティへ顔をだし、地域のコミュニティへ積極的に参加し、少しずつでも輪を広げて行くことが大切だと語ります。この輪を広げて、人との繋がりを広げてきたからこそ石巻こけしをここまで広めて来られたそうです。

最後にまとめを頂き、終了になりました。
1.寝る間を惜しんででも楽しくなるようなことに取り組もう!
2.友達や仲間を大事にしよう!
3.失敗したってイインです!

 

 

そして、本日は卒業式ということもあり、卒業証書が受講生の皆さんに授与去れます。普段では味わえないような講座が盛りだくさんのとりあえずやってみよう大学。この市民大学での経験を是非様々な場面で活かしてもらえればと思います。

 

 

最後に集合写真を撮影。これにて今年度のとりあえずやってみよう大学は終了です。

 

 

そして、次回は課外授業。石巻でのフィールドワークを1月26,27日に行います。

2018年12月20日

 

先日東京都のSooo Dramaticで行われた”東京脱出旅行社石巻支店 リリースイベント”をレポートします。

 

イベントに先駆けて石巻のムール貝の酒蒸しや日本酒などが参加者に振る舞われ、場も温まり良いスタートを切りました。

 

 

初めに司会の加納さんから東京脱出旅行社石巻支店について簡単に説明がありました。

東京脱出旅行社とは都会から石巻への脱出を手助けする”体験旅行”のプログラムです。地方移住が話題になっていますが、興味もったら次は知ってもらうことが大切です。東京脱出旅行社ではただ観光で見て回るだけではなく、仕事を体験しながら地域を探る手助けを行います。

説明が終わったところでマイクがファシリテーターの松村さんに渡り、豪華なゲストを交えたクロストークが始まりました。

 

 

まずはそれぞれ自己紹介とこれまでどのように石巻で過ごしたか、いまどのように関わっているかについてお話をしていただきました。

 

 

次に、4つの題目を軸にクロストークを広げていきます。
題目は以下のものでした。

・石巻での「暮らし」「仕事」
・今の仕事につながる石巻での子供時代
・石巻でのおすすめ
・「石巻と関わる」別の仕事をするとしたら何したい?

中でも印象に残ったお話をそれぞれご紹介します。

 

三浦さんからは石巻のおすすめは田んぼという意見がでてまいりました。中でも特に田植えがおすすめで、5月頃に都会を離れて田植えをするのが楽しみだそうです。青空のもと、地域の人たちといちがんとなって田植えをすることができるので、コミュニケーションにもなり、なにより田植えがとても気持ちがいいそうです。そして田植えが終わった後にいただく美味しいごはんは、とても格別と語ります。この田植えができる経験、東京脱出旅行社で体験することができるので、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。

 

熊谷さんはご自身が行っているサイクリングの活動をご紹介いただきました。店舗経営の傍ら、大きなサイクリングイベントなどでは味わえない、より石巻を感じられるような小さなサイクルイベントを主催しています。林道やマイナーな場所によりながらより身近に石巻を感じてもらえるよう様々な企画を進めているとのことでした。ぜひ、こちらのサイトも御覧ください。

 

佐藤さんからは”「石巻と関わる」別の仕事をするなら何したい?”の題目で、実は石巻のための会社を立てようと思っているという以外なお話をいただけました。講演などのため、二ヶ月に一度は石巻に帰省する佐藤さん。石巻に戻るたびに、魅力が増していると気づくことが多いそうです。例えば漫画や仮面ライダー好きにはたまらない漫画館。パワースポットとして有名な釣石神社や鹿島御児神社など、おとなになってから気づくことが多々ありました。そういった石巻をもっと発信するために芸能人やyoutuberといったインフルエンサーと共もっと石巻にひとを呼び込むような会社にする予定だそうです。そして、もし弁護士で無かったとしても何か石巻を支援できるような働き方をしていたと語ります。

 

 

クロストークを進めつつ、時には参加者へもマイクは渡り賑やかになってきたところでイベントは終了。その後も話は尽きませんでした。

 

 

イベント終了後、東京脱出旅行社 石巻支店は本格リリースされ、すでに脱出旅行を体験することが可能です。

 

ご興味の有る方はぜひ下記リンクから詳細を御覧ください。

http://goodbytokyo.com/

 

2018年12月18日

 

 

今回は11月17日に開催された石巻松下村塾のフィールドワークの様子をレポートいたします。

フィールドワークの舞台は、塾長亀山氏が代表をつとめる一般社団法人はまのねが運営している『はまぐり堂』にてフィールドワークを開催しました。

 

 

 

 

まずはじめに、前回まで行われたレクチャーの振り返りを行いました。

その後、塾長の亀山氏からレクチャーです。
蛤浜での活動の紹介、始めたきっかけやどのように事業を進めていったのかなど話して頂きました。
塾長からの問いかけの中で「どうありたいですか?」という点が特に印象的でした。

学校では「何になりたいか」「なりたい職業は」など聞かれることが多いと思います。
そうではなく「どうありたいか」「ありたい姿を実現する」ことが大切だと語ります。

“子供の頃にあった本質が色んな経験で固定概念が植え付けられて見えづらくなっているのが現状。そこをもう一度引き出したところから事業を考えてみましょう。”と話します。

 

 

 

 

そのあとは実際に蛤浜の見学を行いました。

Cafeはまぐり堂は時間帯がお昼時ということもあり、外から見学する形となりました。

 

 

 

 

次にスタッフでもある島田 暢さんのお話しを聞き、作業スペースも見学させていただきました。

 

 

 

 

他には、2017年春に完成した海小屋も見学させて頂きました。

夏には、BBQ、SUP(サーフィンの一種)を楽しむことができます。

 

 

 

 

昼食は塾長特製のシーフードカレーです。

 

 

 

 

午後からはアドバイザーの蓜島さんからのレクチャーです。

生きがいグラフを元に自分自身を見つめなおします。

 

 

 

 

その後は各自ワークを行いました。
ワークの一部の内容は以下の通りです。
ーーーーーーーー

事業や会社を自分にみたてて記入
■事業をするにあたっての背景となる思い
・突き動かす現状の問題意識とはなにか?
・あなたの地域・社会における存在意義とはそもそもなにか?
・あなたの資源(事業戦略・財務・成長・組織)とはなにか?

ーーーーーーーーー
今回は、上記の項目を各自で考えたのち参加者同士で共有を行いました。

 

 

 

 

最後は本日の共有を全体で行いました。
気づいたら、周りはすっかり日が暮れていました。
インプットとアウトプットありのとても充実したフィールドワークでした。

次回は、レクチャーday3をレポートいたします。

 

 

2018年12月13日

11月17日に開催されたとりあえずやってみよう大学 第3回 自分が作ったものから学ぶ学をレポートします。

今回の講義名“自分が作ったものから学ぶ学”をつくってくださった電通の並河さんから講義名の説明からはじまりました。

ある社会人類学者の言葉でものを作るということはコレスポンダンス、日本語で”応答”と言っています。粘土で例えると、粘土の形をつくっていく上で自分の力で粘土の形を変え、その応答によって作品が作られています。人は思考を行い、その思考を作りながら応答を得てその繰り返しでものはできていくという思いを込めて今回の講義名”自分が作ったものから学ぶ学”と名付けたそうです。

今回の講師もお二人。まずはイシノマキ・ファームの高橋 由佳さんからお話いただきます。

 

 

高橋 由佳 氏
一般社団法人イシノマキファーム代表理事
宮城県仙台市出身。二輪メーカーにてモータースポーツ企画運営、自身もレースに参戦。その後、教育・福祉分野の専門職を経て、2011年、こころの病を持つ方々の就労・就学支援に特化したNPO法人Switchを設立。さらに2016年8月、石巻市北上町にて、一般社団法人イシノマキ・ファームを設立。地域のチカラ x 農業のチカラを通じた雇用の創出と、地域交流の担い手育成などソーシャルファームを理念とした事業を目指している。またホップファームの運営やクラフトビールの販売をはじめ、農業体験型宿泊施設「village AOYA」を運営。

 

 

仙台出身の高橋さんは11年ほど石巻で働いていました。保育園当時からやんちゃだった高橋さんは、その性格が幸と出てかレーシングカートの広告レーサーとしてレースに出ることに。そのレーシングチームでの経験が今起業をしてきている中、自分の哲学に繋がっていると語ります。レーサーとしての経験を経て、次に何の仕事をしようかと悩んでいるなか、教育分野のしごとに付きたいと考え始めまじめ、障害者をサポートする仕事に就きました。しかしレースの練習をしている時、怪我をしてしまい車を運転できなくなってしまいます。その後、自分で起業してみようというきっかけとなり起業家へ。農業的に地域の力を活かし、共生できる社会を生み出すイシノマキ・ファームを起てました。

https://www.ishinomaki-farm.com/

たまたまホップの株を植えないかという相談をもらい、植えてみたところうまく育ち、ビールを作って見ることに。石巻にエールを送ってもらったことから、石巻からエールを送ろうという意を込めて”巻風エール”が完成。実際に販売されています。これまでの経験から、これからは生産性を求めない生き方”共感”をもたらすような生き方をしていきたいと語ります。定年退職ということがなくなりつつある社会で、新しい働き方というのを模索していきたいと語ります。

 

 

 

 

続いて、長谷川さんからお話をいただきます。今回の講義を非常に楽しみにしていた長谷川さん。資料はなんと1GBを超える大きなものに。

長谷川 琢也 氏
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン事務局長
1977年3月11日生まれ。
自分の誕生日に東日本大震災が起こり、思うところあって東北に関わり始める。石巻に移り住み、石巻を拠点に被災地や東京をうろうろしながら東北の人たちとビジネスを立ち上げる最中、震災復興を超え、漁業の未来をみつめる漁師たちと出会う。漁業を「カッコよくて、稼げて、革新的」な新3K産業に変え、担い手があとをたたないようにするために、地域や職種を超えた漁師集団フィッシャーマン・ジャパンを立ち上げる。県内や県外から漁業従事者の担い手を増やす「TRITON PROJECT」や、民間企業を巻き込んで漁業のイメージを変えるプロジェクト、国際認証取得を目指す試み、生産者と消費者を繋ぐための飲食店事業など、漁師たちと共に未来の漁業を創るべく、奮闘中。

 

 

長谷川さんが縁もゆかりもなかった石巻に来た理由は誕生日が震災と同じ3月11日で、いてもたってもいられなりボランティアから開始したそうです。 まさに”とりあえずやってみよう”と”Don’t think Feel”の精神でこれまでの人生を歩んでこられました。震災前は大手IT企業にて販促の責任者についていました。当時安く在庫を売るということを念頭に仕事を続けていましたが、石巻に来るようになり漁業の大変さ・危険性を感じとり、安くせず価値を上げる事を考えるようになりました。いままで当たり前と思っていたことが、実際の現場に行ってみるととても辛いことがわかり、もっと都会の人間にも発信したいと考えました。初めに行ったのは石巻のわかめをインターネットショップで販売すること。”わかめなんてデザインも生えないし、絶対売れない”と言われ続けていたが、なんとか押し通して販売までこぎつけました。するとかなりの反響を呼び、売上になったそうです。

今まで知らなかった漁業の実態を知るだけでものが売れるということもあり、インターネットは本当の意味ではまだ繋がっていないと深く感じました。

 

 

その後も様々なプロジェクトを立ち上げ、地方活性化に取り組みました。
1年ほどたった頃、東京では震災の記憶は風化し忘れ去られていましたが、長谷川さんは東北に足繁く通い続け様々な支援を行っていました。思うところがあり、現職をやめようかと思っていたときに社長が交代。情報技術で震災復興の課題解決事業をやりたいと仲間と2人で駆け込み、石巻事業所を建てることが決定。そして家族と共に東北へ転勤します。

石巻に来てからは様々なことに爆速で取り組み、お弁当を作ったり、バスガイドをしたり、著名人のアテンドなど様々な事を行っていました。

また、毎年自社のページにて震災を風化させないために3月11日に被災地の現状を知ってもらうページを作ったり、東北最大のサイクリングイベント、ツールド東北なども石巻支社で生まれました。

そんな中、漁師と出会い漁業を手伝うことになったとき「かっこよくて稼げる漁師になって次の世代に漁業をつなげたい」と考え、”FISHERMAN JAPAN”を立ち上げました。

https://fishermanjapan.com/

漁師の人数もっていたり自給率も下がり続け日本人が魚を食べなくなっているなか、世界的に見ると魚を食べる量は上がっており、漁獲量も増えているということに気づきます。

3Kを新しい3Kに置き換え”カッコいい、稼げる、革新的”とし、10年後の2024年までに三陸に多様な能力をもつ新しい職種「フィッシャーマン」を1000人増やすことをビジョンとして掲げています。

都会では存在が歯車になりがちですが、都会での経験を活かし地方に来た人はいろんな人を巻き込めるエンジンになれる可能性が非常に高いです。そして、一度エンジンになった歯車はとても強くまた都会に帰ったとしてもその力、つまり生きるチカラは衰えることはありません。

“気がついたら都会を抜いていた”、”地域で生まれと事が都会で良いとイイと言われる”、本質的なのは地域で行われています。優秀な人ほど東京にいないという時代がもうすぐそこに来ています。

最後に2つ、長谷川さんが生き方の中で大切にしていることをご紹介いただきました。
1つめは”あいうえお”で生きること。あいは愛、うは運、えは縁、おは恩。この4つを交えて、なんのために、だれのために、何をしたいのか?ということを念頭において自分の心に正直生きることです。
2つめは”枠も壁もハードルも気にするな”。初対面では人の背景や、やっていることなどはすぐに分からず、決めつけて壁や枠を勝手に作ってしまうことがあります。そういったことを取り払って気軽に巻き込んでいく事によってスピーディで垣根のない関わりができるといいます。

 

この後は講師のお二方を交えて質問とクロストークを行い、懇親会に移りました。

 

次回のとりあずやってみよう大学あ12月16日 “自分のB面を活かす学”です。

詳しくは下記公式ホームページをご覧ください。
http://ishinomaki-iju.com/udtf/

2018年12月07日

「ウミネコ★キャラバン」-ものづくりとアート体験編-
を12月22日~23日の期間で開催いたします。

 

本ツアーは、石巻に移住してみたい、移住したばかりでもっと色々なことを体験したいという方向けの企画ツアーです。先輩移住者の話やワークショップなどを通し、観光の延長上で石巻を知ることができます。「移住」する気はないけれど、石巻と関係したいという方にも大人気のプログラムです。一泊二日のツアーとなりますが、日帰りでの参加も可能です。

 


 

●今回のプログラム


1日目<12/22(土)>

①「浜の百姓 鹿革クラフトワークショップ」&「移住体験談」
ゲスト講師:島田 暢さん(一般社団法人はまのね)

②地元交流会


2日目<12/23(日)>
①震災を知る街あるき
②「路上 のゴミに顔を描く アート体験」&「移住体験談」
ゲスト講師:ミシオ(美術家)
③ツアーの振り返り


※天候などによってプログラムが変更になる場合もございます。

ご興味ある方はぜひお気軽にお申込みください。


●申込方法:
①氏名②フリガナ③性別

④生年月日⑤住所(保険申込時のみに使用)

⑥電話番号⑦メールアドレス

以上の情報を下記ご連絡先までお送りください。

メールアドレス:navi@ishinomaki2.com

お電話:0225-90-4982 (ISHINOMAKI2.0内 まちのコンシェルジュ)

申込締切:2018年12月20日まで

●参加費:2泊3日3,000円
※1)現地までの往復交通費、保険費(500円程度)は含みません
※2)日帰り希望の方は事前にご相談ください

●定員:10名

●集合・解散場所:JR石巻駅前
(12/22 午後12:00集合、12/23 午後4時解散)

●お問い合わせ:
メールアドレス:navi@ishinomaki2.com
お電話:0225-90-4982 (ISHINOMAKI2.0内 まちのコンシェルジュ)

 

●主催
コンソーシアム ハグクミ(石巻市スマートな地域資源活用創造事業 委託業務)

 

2018年12月05日

今回は、11月13日に石巻松下村塾第2回目のレクチャーDayの様子をお届けします。
石巻松下村塾では月に1度、石巻でご活躍している方を講師としてお招きしております。

今回のゲストは株式会社DIO代表取締役鈴木 崇也氏、funade ~結日丸~ 田中鉄太郎氏のお二人を迎えての講義を行いました。

 

お二人がどのような事業を行っているのか、どのようなことを大切にしているかなどを講義をしていただきました。

 

 

まずは、株式会社DIO 代表取締役鈴木 崇也氏から。

鈴木氏は石巻で生まれ、高校まで石巻に住み、高校卒業後ミュージシャンを志し上京。ミュージシャンとして活動するなど異色の経歴をお持ちです。ミュージシャンとして活動している傍に、飲食店数件で働いた経験が今の営業にも活かされていると語ります。起業して数年で飲食店を5店舗とリラクゼーションスペーズを運営していらっしゃいます。

お話しの中で特に印象に残っていた点が、ご自身の東京での経験を活かし、石巻の商店街ではまだないものを取り入れスピード感を保ちつつ事業を行っている点です。お店を立ち上げる際に石巻で流行らせることができる自信とビジネスチャンスを理解し、石巻で東京らしい店を出店しようと初めから意識して店舗を立ち上げたとお話しています。

 

その後も、企業理念のお話しや今後の目指す方向性、どのようにお店を増やしていったかなどを話して頂けました。

 

お店の情報は以下のサイトからご覧になることができます。
https://www.do-it-ourself.com/

 

続いては、funade ~結日丸~ 田中鉄太郎氏の講義です。

 

東京都吉祥寺生まれの田中氏。2009年に「おむすび」というブランドを立ち上げ、京都文化にふれたいと思い移住。6畳からはじめ、友人も増え2年くらいしてからは造園業で働きながら制作を行っていたと語る。
ちょうど2年たったときに震災がおき、京都出身の友達が石巻に行くというので、その船に乗って石巻にきて復旧作業をはじめたのがきっかけだと話す。

震災の支援をしていく中で、だんだんとボランティアのニーズが変化していき、働くことが金銭的にも精神的にも支援者に必要と考えて、服作りやものづくりで雇用を産もうと思ったのがきっかけだと語ります。

当時は素材がなく、石巻の素材をつかったら地にねづくことができるんじゃないかと思い、車をはしらせ、被災したダンボールにはいった大漁旗をみつけた。
その際に、持ち主をさがして連絡したら、「どうぞ使ってください」といっていただいたのが大漁旗を使ったリメイク商品のはじまりだと話しをしていただきました。

お店の情報は以下のサイトからご覧になることができます。
http://funade.shop-pro.jp/

 


その後は、塾長の亀山氏が加わり3人でトークセッションを行いました。
店舗運営の話や、商品開発での方法や大切にしている点など、実務的な話しから、想いの部分の内容などとても盛りだくさんの内容でした。

次回は、カフェはまぐり堂でのフィールドワークの様子をご紹介いたします。

 

2018年11月30日

東京の満員電車に、ただただ揺られる毎日に疲れていませんか?石巻は震災をきっかけに魅力的な人々が移住し、心のおもむくままになにかを始め生き生きと暮らしています。

東京脱出旅行社石巻支店はそんな都会から石巻への脱出を手助けする「体験旅行」を提案します。石巻の魅力的な「仕事体験」を提案し、多種多様な価値観や新しい自分、地域を知る手助けを行います。

東京脱出旅行社 石巻支店 リリースイベントでは、石巻で活躍する2名のゲストと石巻出身、東京在住 レイ法律事務所 代表弁護士の佐藤大和氏をゲストにお招きし、クロストークも実施します!
ぜひ石巻の魅力、今に触れにお越しください。

 

 

○ゲストスピーカー
三浦 秀之 氏 (川の上・百俵館 運営委員長/杏林大学総合政策学部 准教授)
宮城県出身。一般社団法人石 巻・川の上プロジェクト理事・運営 委員長/杏林大学総合政策学 部准教授 日本経団連21世紀政策研究所 タスクフォース委員、国際協力機 構(JICA)専門家、日本国際問 題研究所若手客員研究員などを 歴任。実家がある石巻市(旧河 北町)の川の上地区において地 域住民と石巻・川の上プロジェクト を立ち上げ、「まちを耕し、人を育む」を理念に掲げ活動。

佐藤 大和 氏 (レイ法律事務所代表弁護士)
石巻市南浜町出身。レイ法律事務所代表弁護士。レイ不動産株式会社など数社を経営。東京弁護士会所属。厚生労働省「労働法教育支援」「過重労働セミナー検討」等各委
員担当し、毎週月曜「バイキング」等メディア出演。「新しい働き方」等著書累計10万部突破。多くのドラマを監修。エンタメ・労働分野とメディア・不祥事対応を得意としている 。

熊谷 義弘 氏 (クマガイサイクル店主)
石巻市出身。クマガイサイクル店主。高校卒業後、大手自転車量販店に就職。約1年で退職後、陸上自衛隊等を経て大手自転車量販店に再就職。 16年ほど勤務した後に独立開業、現在に至る。店舗経営の傍ら、市内で行われる各種自転車イベントの運営や
サポートライダーを行い、石巻の自転車カルチャーを盛り上げる。

 

○お申込み方法
こちらのフォームから登録をお願いいたします。
https://goo.gl/forms/wiWwiMVFfQIGYKo73

○参加費 / 定員
参加費:500円(当日会場にてお支払いください)
定 員:30名 ※申込優先

○タイムライン
19:00 開会の挨拶
19:05 東京脱出旅行社 石巻支店 企画概要説明
19:20 ゲストパネルトーク
– 石巻での「暮らし」「仕事」
– 石巻での子供時代
– 石巻でのおすすめ
– 別の仕事をするとしたら何したい?
20:30 質疑応答
20:45 アンケート記入
21:00 閉会

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

主催:石巻市
実施事務局:コンソーシアム”ハグクミ”
(一般社団法人ISHINOMAKI2.0、一般社団法人イトナブ石巻、合同会社巻組、一般社団法人石巻観光協会)

お問合せ:コンソーシアムハグクミ 担当 雁部(がんべ)
tel 0225-90-4982/ mail t_ganbe@ishinomaki2.com

 

 

2018年11月28日

今回は先日行われた石巻2025会議の様子をお届けします。
石巻2025会議は石巻の地域の未来を地域の皆で考えるイベントです。今回のテーマは「地域経済」、内容としては”石巻は、石巻で、どう稼ぐか”を主に進めて行きます。第2回ではありますが、第1回目はオープニングイベントで去年の振り返りが主でしたので、実質的には第1回となっています。

 

この石巻2025会議をプロデュースしている合同会社デザインナギの三上さんのオープニングから始まりました。特徴的だったのはグラフィックレコーディングを同時進行で行いながら議論を進めるということ。グラフィックレコーディングとは議論の内容を議事録のようなテキストだけで書き残すのではなく、議論の内容をわかりやすい挿絵と共に残すことより感覚的に議論内容をつかめるような高度な記録方法です。

 

 

続いてファシリテーターである一般社団法人ISHINOMAKI2.0の松村さんから実際に地域で稼いでいる例を紹介いただきました。
特に印象に残ったのは、宮崎県日南市の例。規模は石巻と同じぐらいですが、ここは市長が若くして当選された、役場が元気なまちです。地域の再生人を公募して、採用された方が日南市の油津商店街を再生し実際に稼いでいる商店街に蘇らせました。地方にありがちなシャッター通りが90%以上再生され、イベントをしたり、商店街のアイドル作ったり、面白がって東京のITベンチャー企業が入ったりと、家賃を下げたりなどの対策をしないにもかかわらず「日南市」が面白いという噂だけで企業がどんどん参入してきています。

 

続いて、多様なゲストの皆様自己紹介と今日議論したいことをそれぞれ紹介いただきました。
様々なバックグラウンドをお持ちの方に紹介をしていただいた中で、石巻でお金を使う、石巻の外でお金を稼ぐ、借金ゼロで始めるビジネスなど、様々な議論内容が提起されました。若い世代は借金をするということに大きな不安がありあまり利用されていないということもあります。ビジネスの先輩方も沢山いらっしゃっている中で大きなお金の回し方というのも1つのポイントでは無いでしょうか。

 

議論を円滑に進めるために今回もフォーマットを埋めていくようなスタイルで進めます。今回のワークシートのフォーマットは以下のようなものです。

“「2018年A(実施者)であるあなたは、画期的な施策(事業計画)を思いつき、実施することになりました。その結果、おおいに儲かり、持続可能な年として石巻の名は広く知られることになりました。その施策について以下のことを教えてください。」
私は(A)です。(B)をします。それは(C)です。”

ここまで紹介したところで前半は終了。休憩中はCafe 蓮さんの温かいスープとパンが販売されました。休憩中にもかかわらず議論は再開時間まで熱く続きました。

 

 

後半がスタートしたと同時に、ワークシートを記入していきます。
人数が多いため4人ほどのグループに分けて発表を行い、そのグループの中から1~2名全員への発表を行いました。

 

様々なパターンが生まれましたが、代表で発表された方の例をいくつか紹介します。

 

①“私は(A.国土交通省)です。(B.北上川河川公共工事実施)をします。それは(C.いごこちの良いスペースを作り、賑わえる場所を作ることでお金を落とせる場所を作りたいから)です。”
②“私は(A.学校経営者)です。(B.社長を作る学校を作ります)をします。それは(C.経営者とはなにかを学び、金融機関との付き合い方や社長への成り方を学びます。)です。”
③“私は(A.主婦)です。(B.魚介類の画期的な調理法を考案)をします。それは(C.石巻の水産業をもっと地元で消費して、魚食文化を活性化させるため)です。”
④“私は(A.不動産大家)です。(B.漫画家のたまごに古いアパートに入居してもらい、トキワ荘のようなアパートを再生)をします。それは(C.田舎町のように古い建物が残る文化あるまちになることで、より力的なまちになるから)です。”

 

 

発表が終わったところで時間もちょうどよく終了間際に。それぞれの意見に質問などを重ねて議論を深めつつ、プロデューサーの三上さんのまとめで第二回は終了となりました。

 

 

次回の石巻2025会議は12月21日(金)、18時〜21時。テーマは「子育て」となります。興味の有る方はぜひこちらのページをチェックしてみてください。

https://www.facebook.com/events/550090688748845/

2018年11月26日

11月9日に行われたイシノマキオモシロ不動産大作戦 スタートアップコース第二回のイベントレポートです。
今回の講師は第一回にも講師としておこしいただいた、株式会社エーゼロの花屋 雅貴氏。第二回を経てどのように進展があったか、なにが変わったかなどをヒアリングし、よりブラッシュアップして行きます。

 


​花屋 雅貴
フリーランス/(株)エーゼロ

​山口県出身、静岡大学工学部大学院修了後、プログラマーとしてゲームメーカーに就職。ITベンチャーに転職後プロジェクトマネージャー、管理職として新規事業立上げや組織運営を経験。2010年に独立。過去にゲーム×エコの企画をしたことがきっかけで、現在は「ローカル」の各種プロジェクトにも参画。フリーランスの立場を活かしゲームとITとローカルの3つの軸で活動中。

 

 

花屋氏は第一回にて取り組みの紹介などしていただいているので、今回は事業ヒアリングからの開始です。

まずは各々の進捗状況からヒアリング。

 

 

石巻に移住して情報収集をメインに動いていたり、周りの人達に声がけをして事業を手伝ってくれる人を見つけたりと、事業実現に向けて確実に皆さん動いていました。ステップを重ねると同時に課題や悩みもつきもので、解決に向けて花屋氏と共に1つづつ深く堀下げ、 アドバイスを行いました。

 

 

最後にネクストステップをそれぞれ設定して今回は終了。主な内容としては

・今作ろうとしている商品企画をすすめる

・自分のブランディングと稼ぎ方を考える

・12月中旬までに試作品を4種類作る

・トライアルでやろうとしているモデルのタイムラインを作って見る。

といった具合に定めました。次回までの動きがとてもたのしみですね。

 

 

次回は年をまたいで1月の開催予定。講師は株式会社ココロエの片岡 八重子 氏です。

※今後の事業に関わることもありますので、一部カットしております。

2018年11月18日

【PR動画 公開】

2018年11月、石巻市、気仙沼市、南三陸町、女川町が連携を開始します。

地域を越えて移住やチャレンジを応援するチーム「三陸情熱界隈」 。

コンソーシアムハグクミの移住コンシェルジュが中心となり、地域と連携して本格的に始動いたします。

 

●三陸情熱界隈 公式サイト
https://www.sanriku-j.com

 

オレスカバンドさんによる楽曲『Carry on!』に合わせたPR映像では、4地域で頑張るUターンやIターンをした方々16名をご紹介。動画は公式サイトからもご覧いただけますが、以下からもご覧いただけます。

 

●三陸情熱界隈 PRムービー

お問い合わせ等は公式サイトよりどうぞ。
三陸より世界中へ、情熱をお届け致します。

2018年11月14日

今回は11月9日に行われたオモシロ不動産大作戦 マッチングコースをレポートします。

今回は鳥取で活躍されている、うかぶLCCの三宅 航太郎氏をゲスト講師に迎えての内容となります。
なんと、前日スタートアップコースの講師としていらっしゃった花屋氏も参加!

 

三宅 航太郎氏
うかぶLLC
(http://ukabullc.com/)
2010年に空き家を使って、瀬戸内国際芸術祭に期間を合わせて勝手に開催したゲストハウス型プロジェクト「かじこ」を108日間共同運営。2012年に蛇谷りえと合同会社うかぶLLCを設立し、ゲストハウス&シェアハウス&カフェ「たみ」、2号店「YPub&Hostel」をオープン。その他、グラフィックデザインや企画制作などを行う。趣味はたみ周辺の空き家探しとリーシング。

 

 

三宅さんの取り組み

 

最初は岡山でゲストハウスの運営から始めてみた。イベントをやると通常宿泊よりも1000円割引するという仕組みを取り入れてみたところ、イベントを開催する人の宿泊がとても多かったそうです。周囲の人も巻き込みながらイベントをしていくもこともあり、町を使って泊まるという感じでした。しかし3ヶ月ほど運営したところでゲストハウスは取り壊しに。

 

この他にも岡山では連日イベントなどが続いた疲れからか、違う観点から見ようと思い、片岡さんという建築家に出会い鳥取に行くことに。
単発イベントのような強くて短いものよりも、弱くても長いことをやりたいと思いました。

 

 

いい物件がないかと相談したとき、もと漁師の小屋を紹介され、ほぼ廃墟同然の状態にもかかわらず面白く、可能性を感じたので即購入。周囲の人とおもしろく改修しながら友達もできたりして、3年ほど住んでいた。

 

周囲の人の家業を手伝ったりしているうちに、元国鉄の寮の空き家を紹介いただけたそうです。ほとんどの部屋に前の物がある状態でスタート。2tトラック20往復くらいしてやっと残っていた荷物を処分。
そうしてゲストハウス”たみ”の運営を開始。写真をインターネット上に掲載しないことで、写真を見ただけで行ったような気持ちになるようなことをさせず、実際に来て感じるということを大切にした。

 

 

その他にも鳥取は場所が豊富で物件も多く、三宅さんが手をかけた物件は趣味として何かがやりたいという人たちが借りることが多いそうです。

 

経験を通して気づいたことは、ある場所通い続ける・関わり続けることで宿泊者が住民になったり、住人の人がスタッフになったりと色濃く変化していくということ。

 

 

質疑応答

 

Q.たみには年間どれぐらいの方が来るのですか?
A.1500人程度。発信あまり行わないが、基本イラストで行っている。それである程度のフィルタリングがかかることで、来てほしい層に来てもらえる。

Q.なぜ湯梨浜で始めたのですか?
A.先が見えているものより、先が見えないことをやりたかったから。実際湯梨浜の前はある程度有名なところでゲストハウスをやってみないかと声がかかったが、それだと手堅いビジネスのようになってしまい、未来が想像できてしまうためにお断りしたこともある。

このあとは休憩を挟み、ワークショップや空き家活用の相談などを行いました。

 

 

次回のオモシロ不動産大作戦、マッチングコースは1月を予定しております。

ゲストはNPO法人尾道空き家再生プロジェクトの​豊田 雅子氏。
どんなお話が聞けるか、非常に楽しみです!

当日参加も可能ですので、気になった方はこちらのWEBサイトを是非ご一読ください。
https://www.makigumi.org/blank-5

2018年11月02日

東北・宮城の三陸沿岸部。震災から7年が経過した今、石巻市、気仙沼市、南三陸町、女川町が連携し、プロモーション活動を開始します。地域を超えて、移住やチャレンジを応援するチーム「三陸情熱界隈」。

“ガンガンいこうぜ”のコンセプトのもと、2018年11月1日より、いよいよ始動します。

その第一弾として、リリースイベントが東京の麻布十番にて行われます!

 

 

○三陸情熱界隈とは?

宮城県沿岸部の気仙沼市、南三陸町、女川町、石巻市の4地域による連携プロモーションを行う主体。「沿岸部の今」に焦点をあてた港町らしい元気の良さを伝えるため、映像・ロゴ・同一のグッズ等の作成を行い、移住フェアなどイベントにて使用。沿岸地域のブランディングとプロモーション強化を図る。また当広報活動の出口として、映像完成後に合同のPRイベントを都内で開催する。今後の範囲拡大も期待し、「三陸」を掲げてブランディングを図る。構成団体は、一般社団法人ISHINOMAKI2.0、特定非営利法人 アスヘノキボウ、南三陸町移住支援センター、気仙沼市移住・定住支援センターMINATO。

 

○リリースイベント「三陸ミートアップ」開催

4自治体のメンバーが集う「三陸ミートアップ」と称し、ゲストにPR映像の出演者でもある、株式会社 男山酒造の菅原大樹氏(気仙沼市)、合同会社でんでんむしカンパニーの中村 未來氏(南三陸町)、カレー屋DISCOの園田氏(石巻市)、認定NPO法人カタリバの多田 有沙氏(女川町)らを招いて、三陸情熱界隈をPR。主な対象は都内近郊のUターン・Iターンを考える20代〜40代の方で、映像上映のほか、「三陸縦断ウルトラクイズ」や、各地域のローカルベンチャー紹介、クロストークや交流会などを行います。

また、PR映像もこちらのイベントで公開されます。4地域でチャレンジする若者に出演していただき、女性スカバンド「オレスカバンド」の楽曲「Carry on!」に合わせたPR映像を作成。鑑賞した人にポジティブな感動を与えられるミュージックビデオのような映像作品となっています。

 

日時 : 2018年11月23日 13:00 ~ 16:00
会場 : 麻布十番 ITALIAN LOUNGE PACE
東京都港区南麻布1-5-4 NKCビルB1F
地下鉄南北線・大江戸線「麻布十番駅」1番出口より徒歩3分
入場無料
参加申込 :  http://urx.red/N9rK
または下記代表事務局まで

 

 

○主催
三陸情熱界隈
(一般社団法人ISHINOMAKI2.0、特定非営利法人アスヘノキボウ、南三陸町移住支援センター、気仙沼市移住・定住支援センターMINATO)

○協力
宮城県、気仙沼市、南三陸町、石巻市、女川町

○代表事務局
一般社団法人ISHINOMAKI2.0 (担当 : 矢口)
TEL : 0225-90-4982
FAX : 0225-90-4983
Email : info@ishinomaki2.com

2018年11月01日

10月19日に「とりあえずやってみよう大学 第2回」が開催されました。
今回は”意外な組み合わせを楽しむ学”です。

まずはとりあえずやってみよう大学校長の松村豪太さんの挨拶から始まり、入学証を前回を受け取れなかった方に授与が行われました。

今回の講師である豊島 栄実先生にバトンが渡されます。

 

 

豊島さんは東日本大震災をきっかけに石巻に戻り、それまでは東京で結婚式専門の司会とプランナーをフリーランスとして行っていました。石巻に戻ったあとは会社員として働いていましたが、そのときに結婚式の風景がないことに気づいたそうです。東京では駅から少し歩けば結婚式の二次会だったり、撮影が行われていたりしたのが日常でしたが、石巻では全くと言っていいほど見かけません。

なんと石巻では年間婚姻届が600通も出されていますが、石巻で行われた挙式はわずか20件。石巻以外で結婚式を挙げた人たちは自分たちのやりたい結婚式と石巻でできる結婚式とではギャップがあり、石巻で式をあげていないという理由が多かったそうです。

これらを解決すれば石巻で結婚式ができると思い石巻で仲間を探し初め、繋がりで沢山の仲間が見つかった。センスも抜群な人が多く、東京にも負けないと感じ、ウェディングに本格的に乗り出しました。自分たちでやるにはこだわりを持ちたいと思い、地産地消、手作りのウェディングということをかかげながら3年間やってきています。

いくつかの素敵な石巻ウェディングでの結婚式をムービーと一緒にご紹介いただいたあと、質疑応答が行われました。
詳しくムービーについて見たい方はこちらをご覧ください。
https://www.ishinomaki-wedding.com

 

 

続いて本日2人目の講師となるMIDORI.soの小柴 美保先生にバトンタッチ。

MIDORI.soは中目黒に面白い物件があり、その大家さんのいろいろな思いのある物件を「若者が面白くつかってくれるのならば」と貸してくれたそうです。今まで使われていなかった物件だったので、家具を買ってきたり、ペンキを塗り直したりをして自分たちで直して行きました。

最初は感覚で初めたことですが、やっているうちに目的意識が芽生えてきたそうです。「働き方が変わると世の中も変化する」という仮説のもと、従来のやり方では新しい発想が生まれないと考え、個人の働き方が変わることで会社の形も変わって行き、社会も変化させたいという目的ができたそうです。

働くことっておもしろい、働くことって自由だ、働き方を変えることで文化活動をしているという意識を持って取り組まれているそうです。
もともと小柴さんは外資系証券会社で日本の企業分析などを行っており、朝7時には会社に顔を出し、帰りは12時過ぎ、また翌日5~6時には起きるという生活を送っていました。仕事自体は面白くしていたそうです。そんな中、東日本大震災を経験し、ここでしねないと思ったことがきっかけで前職を退職。何かやってみようと思い、シンクタンクをやってみようと考えているなかMIDORI.soの物件を見つけたそうです。

詳しくMIDORI.soについて見たい方はこちらをご覧ください。
http://midori.so/

 

 

その後は講師二方と、松村校長を交えてディスカッション形式で更に話を掘り下げていきました。

 

次回の講義は11月17日”自分がつくったものから学ぶ学”。講師はイシノマキ・ファームの高橋 由佳氏、フィッシャーマン・ジャパンの長谷川 琢也氏です。

締切となっていますがまだまだ単発での参加も可能ですので、気になった方はぜひ公式サイトから申し込みをお願いいたします。

http://ishinomaki-iju.com/udtf/

2018年10月31日

10月19日に石巻2025会議「オープニングイベント」が開催されました。

 

 

○石巻2025 会議とは

石巻2025会議は「2025年」を軸に石巻の未来を考える場です。団塊の世代が75歳を超え、医療制度が崩壊する懸念される「2025年問題」。石巻も例外ではなく働き手は減り、老人がますます増える時代がすぐそこまでやってきます。更に国が定めた復興期間は2011年から2021年までの10年間とされており、期間終了後は様々な優遇措置は狭められる傾向にあると推測されます。その上で復興から自立し、誰もが住みやすい地域を実現できるがどうかは復興期間である現在も含め、この数年が鍵になるはずです。「復興から成長へ」持続的な地域を実現するべく、各分野のキーパーソンが集結し議論を通しながら地域の未来を想像共有します。

 

 

オーガナイザー:三上 和仁氏(合同会社デザインナギ)

 

 

まずはじめに、昨年度の振り返りを行い、その後、今年度のテーマが発表されました。

 

ーー今後のテーマーー

第2回「地域経済」
2018年11月16日(金)18時~21時
https://www.facebook.com/events/281074245857204/

第3回「子育て」
2018年12月21日(金)18時~21時
https://www.facebook.com/events/550090688748845/

第4回「文化・歴史」
2019年01月18日(金)18時~21時
https://www.facebook.com/events/483196502185185/

第5回「コミュニティ」
2019年02月15日(金)18時~21時
https://www.facebook.com/events/275590399735633/

第6回「クロージングイベント」
2019年03月02日(土)14時~17時
https://www.facebook.com/events/2331919443491617/

 

テーマ発表の後は、

人気カフェの「カフェ蓮」さんが出張販売に来て頂き、あたたかいスープとパンを食べながら参加者同士の交流を深めました。

 

 

休憩時間の後は、和やかな雰囲気の中、「石巻をどんな街にしていきたいか?」をテーマに

「石巻の( A )を使って、( B )を実施する。それは( C )です」という穴埋め形式のワークショップを行いました。

 

「石巻の(公民館)を使って、(児童館)を実施する。それは( 地域住民で子供を来て育てる街)です」

 

「石巻の( 商店街の空き家 )を使って、( ゲストハウス )を作る。それは( たくさん飲んでも帰れる街)です」

 

などなど、多くのアイディアが発表され、

今後のテーマで議論したい内容から、斬新なアイディアが参加者から発表されました。

 

 

様々な業種の方が参加され、地元住民、移住者など本当に多種多様なバックグラウンドをお持ちの方が参加し、石巻の未来を考える石巻2025会議。是非ともご一緒に石巻の未来を考えましょう。ご参加お待ちしております。

 

第2回「地域経済」11月16日(金)18時~21時、場所はIRORIです。お楽しみに。

https://www.facebook.com/events/281074245857204/