2019年02月13日

 

 今回は、 1月18日に開催された、石巻2025会議、歴史・文化編の様子をご紹介いたします。

石巻2025会議は石巻の地域の未来を地域の皆で考えるイベントです。今回のテーマは「文化・歴史」地域に取って文化は普遍的な財産です。関わりあいのある方々が集まり、これまでの文化を振り返りながら今後の石巻の文化のあり方(育み方)をどのように行っていくかを語り合います。

今回も石巻で活躍されている方々が多く参加されていました。

 

 

 まずはこの石巻2025会議をプロデュースしている合同会社デザインナギの三上さんのオープニングから始まりました。今回もグラフィックレコーディングを行いながら議論を進めていきます。グラフィックレコーディングとは議論の内容を議事録のようなテキストだけで書き残すのではなく、議論の内容をわかりやすい挿絵と共に残すことより感覚的に議論内容をつかめるような高度な記録方法です。

 

 

まず、石巻アーカイブの菊田さんから震災前の歴史や文化を共有していただきました。

特に石巻で特徴的であったのは映画館が栄えていたと話します。全盛期では石巻には6館もあり、お芝居も盛んで歌舞伎などほとんど満員御礼であったと語ります。

また、震災前の若者の文化については文化が豊かだと話す参加者も多くいらっしゃいました。レゲエカルチャーなど自分の世界を楽しんでいる方々が多く、長浜でサーマフェスをしたり、サンファンバウティスタ号でオペラもやっていたと語ります。

 

 

休憩のあとは震災以降の文化について、石巻には無いモノが多い例えば、娯楽などが無いから作る価値があり、非日常性を今の石巻では生み出すことができるとYukiaisaime/Videographerのシマワキユウさんは語ります。

 

 

 またCOMMON-SHIP橋通り、短歌部カプカプ部長の近江 瞬さんは文化を仕事にできる人は少なく、一般の人に活動を広げていき活動する人数を増やして行くことが必要だと話します。石巻は文化的な活動を個人で隠れてやっているケースも多く、近江さんも短歌を隠れてやっていてCOMMON-SHIP橋通りで部活動という制度ができ、仲間を探してみると近くにいたということを知ることできたと語ります。

 他にも参加者の方からは様々な意見が飛び交い、とても白熱した話し合いの場でした。世代を超えて話し合う姿は各々の文化的な活動の情熱が溢れ、石巻が今後より一層文化的な街になり、今後の石巻がますます面白くなるのではと思える会でした。

 

次回は02月15日(金)18時から「第5回コミュニティ」を開催します。

是非ともご参加ください。

https://www.facebook.com/events/275590399735633/

2019年02月12日

 

オモシロ不動産大作戦、スタートアップコース第4回の様子をお届けします。

今回のでNPO法人長尾空き家プロジェクトの豊田 雅子さんと、株式会社ココロエの片岡八重子さんの二名です。

 

 

まずは豊田さんからお話をいただきます。初めはNPO法人尾長空き家プロジェクトの沿線から。初めはボランティアとして一人で初め、実際に法人格を取得したのは1年後だそうです。空き家の中には荷物が山ほどありましたが、現地でチャリティー活動である蚤の市を行って片付けを30件ほど実施していきます。そんな中で尾長建築塾を開催しつつ、建築士と一緒に街歩きをして建物の価値を再確認するツアーを15年ほど行っているそうです。

 

 

空き地もたくさんあり、草や野良犬天国でした。こうした空き地は空き地再生ピクニックとして手作りの公園として活用して、緩やかに維持管理をしています。空き家バンクと移住プロジェクトと組んでからは空き家の登録数や移住者がどんどん増えており、尾長山間部などの地域でもどんどん移住者が増えていきました。

次に課題になったのが、大きな空き家物件についてです。小さな街なので、若者の働く場所がなく、観光地への通過点となってしまい滞在する人がいないということが問題としてありました。そんな時に商店街の長細い町家を安く貸してくれる大家さんと繋がり、2,800円のドミトリー”あなごのねどこ”を完成させました。

次に課題になったのは、文化財級の空き家をどうするかです。これについては大々的に資金調達をクラウドファンディングと市の助成金で2,000万円を調達。初めての行政と綿密なやりとりを行い、ゲストハウス”見晴らし亭”として蘇りました。

 

 

次は片岡さんからお話をいただきます。尾長の空き家の設計にずっと携わっている片岡さん。岡山にある大きな文化財級の建物に泊まりバーとしてイベントをして、ここを残したいと思う人を増やすと同時に、資金を募りました。そのうち街の中の何件かの空き家でバーを作り、巡りバーなどへ発展させていきます。石巻にも震災後に入り、滝川さんという料亭を直したりしていました。

 

 

続いて岡山県奉還町4丁目の居場所づくりについてお話いただきました。駅から徒歩15分の寂れた商店街からお話は始まります。岡山市は70万人の都市。お店を営む場所、泊まる・滞在する場所、イベントを開催する場所を狭いエリア内に設計しました。

不動産屋から紹介された空き家の隣のボロボロの空き家を再生させることに挑戦。ゲストハウスの担い手に手を上げてくれた人がいたので、減築ありきで改修を初めます。途中にお披露目イベントを開催します。そこにはたくさんの人があつまり、この場所で良かったということを確信します。2軒目の角の物件を3日間借りてトークイベントを開催します。再度運営組織を見直して、飲食店のラウンジ角をオープン。そこ後近くの空き家でシェアハウスもオープンさせます。担い手の問題などもありますが、出入りしやすいフラットなイベントを行いながらチームビルディングをしてくこともできると思うそうです。

 

 

クロストーク 豊田さん × 片岡さん

(敬称略)

 

 

片岡:人と場所、どちらが先?

豊田:場所から入ってやってきていますが、今となっては面白い人が集まっているので、そこにまた人が集まっているのが今です。

片岡:見晴らし亭も初めは場所があったから始まっていて、お金も人もいないけどというところでしたね。時間と共にかわったことはありますか?

豊田:観光客が増え、かなり露出度が高くなってきました。そのせいか、大手全国チェーンが狙ってきたり、観光客相手の商売をしたい人や、ネームバリューを使っていいとこ取りをする人たちが増えてきました。過日の災害で少しクールダウンしたかと思います。尾道を見直して、Uターンの人も増えて来ています。

片岡:今一番難しいと感じていることは?

豊田;行政の方とも話していますが、目先の利益だけでなく大家さんが賢くなってもらいたいと思っています。古き良き建物を壊して駐車場にしちゃったりしています。

片岡:古いものを残すデザインは簡単だけど、新しいものを作ることは難しいので、新しいことにチャレンジすることの重要性を訴える方々との共存が難しいと思っています。

豊田:大家さんが変わって、家賃がとても高くなるとか、代が変わって都会にいる息子さんが家賃を高く言ってくることがあります。街のことを考える優しい大家さんが増えてくれることを期待します。

 

 

この後は、参加者と共にアイディア出しワークショップを行いました。それぞれ持ち寄ったアイディアを出し合い、豊田さん、片岡さんと共に広げていきました。

次回のオモシロ不動産大作戦は2月18日。発表会は3月9日です!