2019年03月25日

 

3月9日 IRORI石巻で行われた石巻ローカルベンチャー発表会をレポートします。

石巻ローカルベンチャー発表会は、コンソーシアム「ハグクミ」が年間を通してローカルベンチャーに支援してきた内容の成果報告と、実際に受講してきた方々が発表する場です。

第一部、ハグクミ年間活動報告に先駆け石巻市長 亀山紘 氏よりご挨拶をいただきました。

 

 

特に地域の課題をいかにビジネスに発展させていくか、クリエイティブな視点での取り組みとローカルベンチャーの発表を楽しみにしているとお話いただきました。

 

 


 

 

ここから、第一部 ハグクミ年間活動報告に移ります。まずはハグクミ代表 一般社団法人ISHINOMAKI2.0 代表の松村豪太さんから。

 

 

松村さん:ハグクミは28年度から活動を開始して、今年度で3年目になります。初年度は準備期間的な部分が多かったので、実質2年目ですかね。石巻市から、移住促進事業を通して地域をより活発に面白くするために石巻観光協会、ISHINOMAKI2.0、イトナブ石巻、巻組がコンソーシアムを組んで受託しています。

 

震災時、松村さん自身会場であるIRORI石巻から30mほどので被災し、一晩をそこで過ごしたそうです。そこからまちづくり団体を仲間と共に立ち上げ、これまで色々なチャレンジをされてきました。石巻は過去の大変な被害から立ち直ろうとしている単なる復興の街ではなく、今、どの地域よりもチャレンジに溢れている街だと話します。

石巻ではたくさんの人が活躍しています。例えば街の寿司屋さんの二代目が石巻工房という家具メーカーを立ち上げ、世界各国に売り出されています。他にも呉服屋の三代目の若旦那が新しいこけし文化を切り開き、ブランドを立ち上げました。最近ではたくさんの有名処とのコラボも始まっています。他にも元高校教師が立ち上げた、cafeはまぐり堂など数を上げれば限りがありません。

こういった地方・田舎でチャレンジする人たちの事を”ローカルベンチャー”と呼んでいます。ローカルはいわゆる地方・田舎。ベンチャーはベンチャービジネス的に、様々な開拓をしていく人たちのことです。先程紹介した方々は石巻出身の方々でしたが、ボランティアから石巻に入り活躍している人たちも居ます。

ローカルベンチャーとは別に、”なぞベン”というブランディングもしています。一見するとどうやって稼いでいるかわかりませんが、いきいきと取り組みを行っている人達のことをなぞベンと定義しました。一方で地方でチャレンジする多くの方は収入としてはあまり高くないというところが多いです。しかしそこに悲壮感が無く”リア充”という言葉を当てはめるのが適当ではないのかと語ります。このなぞベンという言葉は広がり、有名ビジネス雑誌「Forbes」の表紙にも掲載されました。

 

 


 

 

ここからは各事業に分かれて細かく紹介していきます。

まずはISHINOMAKI2.0 移住コンシェルジュ 矢口龍太さんから地域交流定着支援事業と移住コンシェルジュについてお話いただきます。

 

 

矢口さん自身Uターン者であり、15年前に石巻を出て3年前にUターンで帰って来ました。まずは地域交流定着支援事業の石巻2025会議からご紹介いただきます。

 

・石巻2025会議

 

石巻2025会議は、朝まで生テレビのようなスタイルで、移住者と地元民 一つの課題を共有し、それについて議論をしながら交流をしていくというプロジェクトです。

 

 

これまで地域経済、子育て、歴史文化、コミュニティの4つのテーマでそれぞれ回を設けて議論してきました。それとは別に去年度の振り返りとしてオープニングを一回、今年度の振り返りとしてクロージングを一回の計6回を今年度は行っています。それぞれ参加者は30~40名ほどで、毎回様々な議論が生まれ、さらに時間をかけて議論をしたいという方がいるほどの盛況でした。

 

・移住コンシェルジュ

 

次は移住コンシェルジュについて。移住コンシェルジュは東京都内で行われる、都市部から地方部への移住を考えている人向けの移住フェアへの参加や、移住体験ツアーを石巻で企画してきたりしました。また、移住を検討する方に石巻の各所を案内したり、不動産の紹介なども行っています。

 

 

矢口さん:地元や周りの方々からも声がけをしていただけるようになり、認知度が深まってきたのを実感しています。これまでの移住相談者は128件、実際に移住したのは22件、そのうち今年度は6名が移住しました。他地域と比べて石巻に移住してくる人の特徴は、起業家やチャレンジャーが多いことではないかと思います。

 

移住者の中には福祉関係の仕事に付きながらビジネスコンテストに出場する人がいたり、石巻にレストランを出そうとしている人がいたり、すでに店を出して営業を開始している人など様々です。

 

・東京脱出旅行者石巻支店

 

新しい石巻への入り口として「東京脱出旅行者石巻支店」を今年度リリースしました。このプログラムは旅行のように石巻にきていただき、仕事を体験するコンパクトなツアーです。現在は6社をそれぞれ体験することができ、来年度は10社を予定しています。
http://goodbytokyo.com/

 

・三陸情熱界隈

 

ハグクミ事業ではないですが、関係事業として三陸情熱界隈についてもお話いただきました。三陸情熱界隈は気仙沼、女川、石巻、南三陸の4地域で連携してプロモーションを行っていこうという取り組みです。初めての試みで、メディアにも多く取り上げられました。PR動画も作成し、実際に移住してチャレンジしている姿を撮影しました。

 

 

 


 

 

続いてはISHINOMAKI2.0 勝 邦義さんから、ローカルベンチャー推進事業についてお話いただきます。

 

 

 

・ローカルシフト

 

去年の11月ローカルシフトという移住について考えるイベントを釜石と共同で仙台駅にて行いました。ソトコト編集長の指出一正 氏をゲストに迎え、参加者と共に移住について考えるワークショップを行いました。

 

・ローカルベンチャーリサーチ

 

市内のローカルベンチャーを対象にリサーチを行っています。いまどのような傾向が石巻にあるのか、どのような課題に突き当たっているのかをリサーチ。去年のリサーチ結果はローカルベンチャー白書として冊子になっています。今年度版もリサーチ中で、ローカルベンチャー白書2018としてリリースを予定しています。

勝さん:リサーチで特徴的だったのは若い世代の人たちが継続して入って来てくれいて、地元雇用に繋がっていることです。また、新たにフレッシュマンズとして、石巻がオモシロイと思いチャレンジしている若者を対象にもリサーチを行いました。その他にも創業年数、規模、U・Iターンの人数、どのように初めたかなど様々なリサーチを行っています。

去年の冊子はこちらからご覧いただくことも可能です。

【WEB版公開】石巻ローカルベンチャー白書

 

・ローカルベンチャー推進協議会

 

最後にローカルベンチャー推進協議会についてです。ローカルベンチャーを推進する全国11自治体と事務局としてNPO法人ETIC.が一丸となり進めています。自治体同士や民間団体が連携し、全国からローカルベンチャーの担い手を募集・育成し地方を活性化するために日々尽力しています。詳しくはこちらのWEBサイトをご覧ください。

https://initiative.localventures.jp

 

 


 

 

発表者はISHINOMAKI2.0から巻組へ。

合同会社巻組代表 渡邊享子さんからイシノマキオモシロ不動産大作戦、とりあえずやってみよう大学、石巻版松下村塾についてご紹介いただきます。

 

 

・イシノマキオモシロ不動産大作戦

 

まずはイシノマキオモシロ不動産大作戦から。この事業は空き家活用事業という枠組みの中で行っています。最初の二年は空き家をリノベーションし、それを活用して地域を活性化していくということを行っていました。しかし、そのやり方だと1年に1個の空き家を改修していくことしかできません。このままでは広がりの幅が狭いと考え、改修事業のようなハード面ではなくソフト面での担い手育成に力を入れることに今年度から方向転換を行いました。

 

 

 

ただソフト面に移行するだけでなくマッチング・スタートアップ・エコリノベーションの3つのコースに分けて、それぞれに適した担い手の育成を行っています。マッチングコースでは空き家を所有していて活用してほしい大家さんと空き家を活用して事業を行いたい人たちと、ゲストを交えて空き家の活用方法について考えるコースです。スタートアップコースは実際に大家さんと担い手が一緒になってアイディアを考え、そこで生まれたアイディアを後押しするために事業計画などの作成を支援するコースです。エコリノベーションコースは自分で次々と空き家を活用してリノベーションを行って行く人向けのコースで、断熱についてのワークショップを3日間かけてじっくりと行いました。

特に全てのコースに参加した島田さんは、この枠組をフルに活用して空き家を持つ大家さんとマッチングし、その空き家を格安で譲り受けてエコリノベーションコースで学んだ技を使いながらリノベーションを行いつつスタートアップコースで事業も作っています。島田さんはこの後のローカルベンチャー最終審査会でも発表されます。

 

・とりあえずやってみよう大学

 

石巻の起業家を講師として東京で講演をしていただき、石巻での取り組みや生き方のヒントを刺激的に語っていただきました。東京で4回開催し、石巻で一泊二日のフィールドワークを行いました。

 

 

今年度は20名の方に来ていただき、それぞれがしっかりとネクストステップへのアクションを起こしました。この講演をとおして石巻に移住することを決心した方もいらっしゃいました。

 

・石巻版松下村塾

 

石巻版松下村塾という起業塾も行っています。今年度はメイン講師に一般社団法人はまのね代表 亀山貴一さんと、合同会社Amahoro代表 蓜島一匡さんの二名に担当していただきました。

 

 

 

参加者は石巻で活躍しながら起業を目指す7名の方々。4回は地元の先輩起業家の話しを聞きながらヒントを得ます。それとは別に毎月のように集まり、事業ブラッシュアップを行っています。つい先日、牡鹿半島で最後の合宿を行い、事業ブラッシュアップを詰めて形になりました。実際に本日は4名の方が発表を行います。

 


 

最後は情報発信担当のイトナブ石巻 古山隆幸さんからです。

 

 

・情報発信事業

 

自分たちが巻き込んで行くべきは、もやもやしていて何かしたいと思っている層だと古山さんは語ります。

古山さん:何かしたいけれどまだできていない、そういう人たちが石巻に興味をもつきっかけづくりが大切です。ハグクミで一番重要視しているのも人。人にフォーカスを当てて情報発信をしていくことで、そういった”もやもや層”にも情報が届くのではないかと思っています。そこで石巻の次世代を担うチャレンジャーをヒーローとして取り上げる、NEXTHERO ISHINOMAKIというWEBサイトを運営しています。

 

http://nexthero.jp/

 

NEXTHERO ISHINOMAKIは石巻で活躍するローカルベンチャーに焦点を当てたWEBサイト。石巻ローカルベンチャーを取材して、どのような取り組みをしているか、どんな思いで取り組んでいるのかなどを記事にしています。起業家でなくても、何かを成し遂げたいというチャレンジャーにもフォーカスを当てて、そこからハグクミのプログラムに繋がって行くような導線になればいいなと思っています。来年度はもっと人を呼び込むためのイベントを行うことで、よりハグクミが地域に馴染み、ローカルベンチャーが発展できる環境を整えていきたいと語ります。

 


 

ハグクミでの今年度の取り組みは以上です。松村さんからの来年度に向けた言葉で最後となります。

松村さん:これまで積み上げてきたものに更に積み重ねて行く形で来年度も継続していきます。この場を利用して生まれたローカルベンチャーたちが、ハグクミ的な動きをして更に多くの人を巻き込む側の人間になってくれればと思います。

第二部ローカルベンチャー最終審査回に続く

2019年03月20日

 

3月2日に行われた石巻2025会議の様子をレポートします。

クロージング回ということで、改めて石巻2025会議の趣旨を企画・司会のデザインナギ 三上さんからご説明いただきました。

石巻2025会議は地域の未来をみんなで考えるというテーマで始まりました。実は去年から始まった事業で今年度で2回目となります。今年度はテーマを「地域経済」「子育て」「文化・歴史」「コミュニティ」に分けて行っています。今回のクロージングでは前半に各回を振り返り、後半では来年度も開催が決定した石巻2025会議をどのように盛り上げていくかを参加者と共に議論して行きます。

振り返りにあたって、各回の登壇者の代表の方にもお越しいただいています。

ここからはファシリテーターのISHINOMAKI2.0 豪太さんにバトンパス。各回のゲストと共に、グラフィックレコーディングを見ながら振り返りを行っていきます。

 


 

第一回 地域経済

この回は地域の様々なバックグラウンドを持った方にお越しいただきました。大切なので経済ではなく地域経済であるという点です、地域でやっていくということは、都市部と比べるとかなり衰退している部分もありますがそれに変わる部分も多くあり、どのような視点からどう地域経済を考えていくか、とても興味深い回でした。フリップに「私は石巻の〇〇です。〇〇というプロジェクトを行います。」という穴埋め形式のお題を出して、それぞれに発表していただきました。特に豪太さんの中で印象的と感じたのは、豆腐屋さんのUターンの跡取り息子が一丁500円の豆腐を売りたいということを語っていた事です。物価が安い豆腐で、そういったブランディングで攻めていくは、もとてもローカルならではと感じたそうです。

 

 

ここから、地域経済回の登壇者である山徳平塚水産の平塚社長とも振り返っていきます。平塚さんは水産関係だと地域経済という観点では、地域の中で雇用を作ってはいますが地域という枠組みで儲けていくということは難しいと感じているそうです。地域経済を盛り上げるためには地域の外で儲けるということも非常に大切だと語ります。都市部で販売するときにはもう安いだけでは売れない世界になってきていて、地域でとてもかっこいい・美味しいなどの評判やストーリーがあるものが成功しやすいとのこと。そういう意味では一個500円の豆腐も石巻の中でとてもおいしいという評価を外に持って行くことで地域経済も活性化されるのではないかと思います。また、地域ならではのファブレス企業のための 工場も平塚さんは企画していました。(ファブレス=工場を自社で持たない企業)例えば石巻の復興バーというバーにある一日マスター制度のような、資本をかけなくても儲かる仕組みというのが地域に根ざす中小企業のこれからのあり方になって行くのではないでしょうか。平塚さんの会社でも実際にレトルト食品の加工だけを受け持ったりしています。地域経済回の当日、石巻日日新聞の近江社長が、すぐに見返りを求めるのではなくロングリターンを考えていくことが大切とおっしゃていました。平塚さんも大きく共感しており、長い目で見て食文化や地域経済を育てていくことも大切なのでは無いかと語ります。

 


 

第二回 子育て

子育て回は代表でIRORI+Cafeでカフェスタッフをしている佐野さんとも共に振り返っていきます。この回ではゲスト2名と石巻のお母さん達にお集まりいただきました。この回で特に問題点として上がっていたのは児童館について。石巻は14万人とう人口に対して児童館が1館しかありません。同規模の都市の場合は40館以上あってもおかしくありません。嬉しいことに子育て支援団体が頑張った結果が実り、大きい額では無いですが行政側からプレイパークの予算がつくことが先日決定しました。ようやく第一歩が踏み出したところかなと、司会の三上さんも感慨深い表情を浮かべます。

 

 

後半はより一層石巻の子育てが楽しくなるような意見出しが行われました。佐野さん自身、移住者であり移住者目線でお話をしてくださいました。特に石巻には整備された自然公園がなく、子供と気軽にピクニックなどを行うことができないというのが難しいところです。もちろん山や海はありますが、それは本当の自然であり、幼児が遊ぶには危険が多い場所です。大きなある程度整備された緑地公園がもっとあるといいという意見が多くありました。自分たちが昔どのように遊んでいたかと考えると、チョークを使って色々な絵を書き、その空間と想像力で遊びを広げていたという思い出があります。当日神社の方もいらっしゃっていて、神社の空きスペースの活用方法を相談されたときに昔の遊び方をもっと今の世代でもできるのでは無いかとという議論もありました。そこには地域のおじいちゃんおばあちゃんが子どもたちと触れ合い、積極的に昔の遊びも取り入れて行くことで創造性豊かに育っていくのではないかと感じられました。石巻は都会と比べて地域が密接しているので、イベントスペースなどで地域の子供を預かることができる資格を持った人に居てもらい、イベントなどに入れるとより良いのではとのアイディアも。子供がいるから何かを諦めたり、孤立するのではなく、興味のあるものにもっと積的に参加していける地域でありたいと佐野さんは語ります。

 


 

第三回 文化・歴史。

文化と歴史の回はISHINOMAKI2.0、石巻演劇祭実行委員長の矢口さんにお越しいただいています。この回のテーマである文化・歴史は捉え方によって変わり、定義が難しく、でとても広い範囲の議論が行われました。特に議論されたのは石巻にはまだメインカルチャーと呼べるものは無いのではないかという事です。石ノ森章太郎生誕の地として、街は漫画をメインで扱っているイメージがありますが、皆がメインカルチャーとして扱っているかと言われると、そうではない人がほとんどです。最終的には石巻は大量のカルチャーが取り入れられており、それらを伸ばすところは伸ばして、かつ裾を広げていくイメージがいいのでは無いかという結論に至りました。

 

 

また、新しく石巻に建設予定の文化複合施設についての活用についても話題になりました。この施設を市民がうまく活用していくにはどうしたらいいのか、この施設を使って儲けようと考える人が一人くらい居てもいいのではないかなど幅広い議論が行われました。

カルチャーや文化について議論をまとめようとすると”愛”という言葉でしか表現できなくなるほど、それぞれが愛をもって議論を重ねた回でもありました。市民の中でも演劇や音楽、短歌など市民側が立ち上げたものも多く、コラボが始まったり、協賛がはじまったりもしています。この回は50人ほどの参加があり時間でもできそうな勢いだったので、また次回も行いたいと矢口さんは語ります。

 


 

第四回 コミュニティ

コミュニティ回からは山下地区協議会の落合さんにお越しいただきました。コミュニティを題してイベントを開くとどうしても集客は悪くなってしまいます。しかしこの回では30名ほどの参加で、かなりいい方だったのでは無いでしょうか。この回はまず石巻ではなく、池月というところの地域づくりをしている池月サポートセンターの高橋さんからのお話から始まりました。詳しくはこちらから。http://ishinomaki-iju.com/?p=2362

振り返りでは特に印象に残っていた3つについて改めてご紹介いただきました。1つ目はウィーアーワン北上の佐藤さんの取り組みです。佐藤さんは地域アンケートを実施し、なんとそのアンケートを92%まで回収したのです。普通は60%も行けばかなりいい方です。なぜこのように高い回収率に達したかというと、他の地域の回収率などを住民と話ながらどんどん対抗意識を高くしていき、燃える地域づくりにして行き、ほぼ全ての家庭を訪問していったそうです。そういった大胆な行動に出ることで、どんどん地域住民がより協力的になっていきました。

 

 

2つ目は山下わるだくみ協議会について。山下わるだくみ協議会とは若者のコミュニティで、責任を問わない楽しみながら行うプロジェクトです。落合さん自身はこの協議会を運営しながら、これは守りのプロジェクトと感じていたそうです。しかしコミュニティ回で様々な意見を聞いて、それは守りだけではなく攻めのプロジェクトではないのかという話が出てきました。取り組みに見え方はあれど、攻めと守りの両面があると感じさせられたそうです。

3つ目は自分の0歳のこどもを地域の役員にしようとしている谷さんのお話について。地域の協議会になかなか次の担い手が居ない中、0歳児を役員にしてしまうことで親や周りの人々が関わりたくなっていくのではと考えているそうです。プロフィールには「自分は何もできません。助けが必要です。できることは笑顔を振りまくことだけです。できないことは全て助けてください。」としてしまうことで、問題解決の視点が変わり、もっと楽しい仕掛けがうまれるのではないかと思った点です。

様々振り返りをしていただきましたが、実は落合さんも移住者でありもともとは地域づくりをサポートする立場として石巻にいらっしゃいました。当時は地域づくりをやっていて失敗したらもうそこには居られないというぐらいの覚悟を持ってやっていましはが、池月サポートセンターの高橋さんに「地域自治は何をやっても地域自治になるので、失敗は存在しない。」と声をかけていただき、気付かされたことがあったそうです。

 


 

ここまでで振り返りは終了。一度ハーフタイムということで休憩をはさみ、後半に移ります。

今回も石巻の人気カフェ、カフェ蓮さんがおいしい軽食を準備してくださいました。

今回はいつもと違い昼間の開催ということで、サンドイッチです。

 

 


 

後半は来年度も開催が決定された石巻2025会議をどのように運営していくかについてを参加者の皆さんと議論しました。

今のフォーマットのままもう少し論点を具体化した方がいいかもしれないという意見や、移住者と子育てのプロが話し合える場がほしい、もっと雄勝や牡鹿も巻き込んでほしい、失敗談をもっと共有してほしいなど、様々な意見が生まれました。

 

 

最後にこれまでファシリテーターをしていただいた豪太さんから一言。

「みなさんお疲れ様でした!本当に来年もやりたいし、やれることも決まりました。2つくらいのアイディアに分かれていて、1つめは課題。若い人や地元が入らないと行けないという問題提起。2詰めは具体的なアイディア。石巻2025会議の味噌ですね。嫌われたらどうしようという恐怖もありますが、寛容にいく。具体的なアイディアを出してアクションプランを考える。例えば地域の人が来ないということに対して恐れずどうしたら良くなるだろうと考える。お互いや自分にもどうやったら面白い街になるのかというのを次年度も問いかけて行ければと思いますし、具体的なアクションプランを石巻2025会議で考えていければと思います。ありがとうございました。」

2019年03月06日

 

 今回は2月16日、17日に開催された、石巻版松下村塾のブラッシュアップ合宿の様子をお届けします。

合宿では3月9日に行われる発表会に向けて合宿形式で参加者が各々の事業をブラッシュアップするため、メンターと一対一で対話する時間がメインとなりました。会場は小渕浜にある『割烹民宿めぐろ』です。

 

今回はスペシャル講師として船木 成記さんをお招きいたしました。

 

 

〜プロフィール〜

船木 成記さん

長野県参与、尼崎市顧問、高知大学客員教授(所属:博報堂)

社会課題の解決を目指すソーシャルマーケティングが専門分野。メインテーマはつながりのデザイン。観光&人材育成、まちづくり、伝統文化、環境、次世代育成&社会福祉領域が主たる領域。行政やNPO、NGO等ソーシャルセクターの支援や社会起業家のサポートも数多く手がけている。また、ソーシャルマーケティングと近接領域である公衆衛生分野における予防的な視点からの政策立案にも力を入れている。現在は、長野県の信州総合ブランディング担当参与として、長野県の特徴でもある、学びと自治をキーワードに、インナーブランディング、および政策的ブランディングを推進中。尼崎市顧問としては、シティプロモーション、および市職員の力量形成に携わっている。

 

 

まずはじめに塾長の亀山さんより今回の合宿の趣旨と発表会について共有して頂きました。次に参加者によるプレゼンテーションを行い、参加者同士でフィードバックが行われました。発表会が近いこともあり実際に販売する商品の試食や実演などについて、本番さながらに発表して頂きました。

 

(発表後のフィードバックの様子)

 

その後は、塾長 亀山さんとメンター 蓜島さんのお二人による個別ブラッシュアップを行われました。対話をしながら塾生の想いと事業のブラッシュアップを行います。具体的なターゲットの話からどのように事業として持続させていくかなどのブラッシュアップが行われました。

 

(一対一での面談。メンターからのアドバイスにメモをとる塾生)

 

その後は、夕食です。

多摩大学大学院のMBA生が石巻でフィールドワークを行なっていた関係で交流しながら夕食をとりました。多摩大学大学院の生徒に向けて塾生から発表と交流会も行いました。その後は事業の話しから、石巻での生活など幅広く塾生とメンターで夜遅くまで話し合いました。

 

 

2日目は、昨日と引き続き、一対一での個人ブラッシュアップを行い、合宿でブラッシュアップされた内容をまとめるなど発表会に向けて個人ワークを行いました。

 

 

今回の合宿を通して、塾生の事業もかなりまとまってきており、さらに発表会が楽しみです。3月9日に開催される石巻ローカルベンチャー発表会にて石巻版松下村塾の塾生が発表をいたします。是非ともご参加のほどお待ちしております。

詳細・お申し込みはこちらから

https://www.facebook.com/events/519368955133904/