2019年09月11日

 

今回は9月8日に行われた石巻版松下村塾 開講式の様子をお届けいたします。

今回の講師は松下村塾ではおなじみの一般社団法人はまのね 亀山さんと合同会社Amahoro 蓜島さんです。

 

 

塾長の亀山さんからまずはこの松下村塾をどうしていきたいかというお話をいただきました。

 

去年度の松下村塾では石巻ですでに活躍している先輩起業家を招いてポイントなどをお話いただくインプットの時間が多くありました。今年度はよりアウトプットを意識し、より実現したいことについて深堀りできればと考えているそうです。「今日はなぜこの場にいるのかを一度俯瞰的に見つめ直して整理できると良いと思っています。」と語ってくださいました。

 

石巻市は14万人の都市であり、就職しようと思えばできるほど雇用はあります。松下村塾を通して生まれて欲しい人材は、今までに無い課題を解決しようとする人や、新たな魅力を発見という分野を開発するような方々です。新たな分野を切り開いていくのが松下村塾の役割だと意気込みを話されました。

 

 

今期は7名のメンバーが集まり、初めての自己紹介を行ないました。

農業に携わる方、キノコが大好きな方、学生さんなど様々な方が集まり、半年間このメンバーで松下村塾は進んで行きます。

 

 

全員の自己紹介が終わり、蓜島さんのワークが始まります。

今回のワークは参加者同士の関係性を深めるという事が目標です。

 

蓜島さんは松下村塾の使われ方として、サードプレイス的な使い方をしてほしいと話します。サードプレイスとは日常・職場以外の場所で地域の人たちと話すことができる場のことで、普段とは違う自分を出せる場所でもあります。

 

今回の目的は参加者同士の関係性を深めることですが、同時にコミュニケーションについて学ぶことです。コミュニケーションは得意ですか?と参加者に問いかけると得意不得意それぞれの意見が帰って来ました。コミュニケーションとは聞くことだけが得意でも話すことだけが得意でも成立はせず、相手との相互作用によって成り立つものだと話します。

 

この相互作用が疎かになってしまうと、伝えたはずなのに伝わっていなかったり、言葉を受け取ったと思っていたら違う解釈で受け取っていたりという状況が発生してしまいます。こういった状況が続くと、コミュニケーションそのものが億劫になり、相手を頼らず自分で解決してしまいがちになってしまい、その状況が続けば組織の場合、崩壊に繋がってしまうそうです。

 

良質なコミュニケーションが取れていれば、その中でビジネスが生まれたり新たな組織が生まれたりと、関係性が良くなって行きます。関係性が良くなれば信頼が生まれ、安心感を持って何かを任せることができるようになっていきます。

 

 

◎自分の聞き方を知るワークショップ

ここから実際に対話をしながらワークショップに移って行きます。このワークショップの

目的は、自分の話が相手にどう伝わったか、自分が話をどう聞くことができているのかを知ることです。

まずは3人のグループになり1人が「自分が愛して止まないもの」というテーマで自由に語っていただきます。3分ほどで語り終わったら、上の写真のようなカードを使って感想を話し手に渡します。話し手は受け取ったカードを素にカードを渡した人たちに質問をしていくというワークショップです。

 

 

ワークショップは2チームに分かれて行われました。参加者は、聞く時は共有の話題を探るように話すことを意識していたり、思ったよりも聞くときに気が散っていることなど、それぞれの話し方・聞き方の特徴を感じていました。

 

蓜島さんは日常的な会話や何か言葉を受け取ったときに意思表示をするだけで関係性は良くなって行くといいます。最後に「このチームで半年間やっていく中で、ちょっとした引っかかりや本当にこれがやりたいのかどうかを聞けるようになればとも思っています。会話の雰囲気から何かを感じ取り、違和感を感じたらすぐに話し合える場になればと思います。」と、これからの半年間への思いをお話いただき終了となりました。

 

 

ワークの間の休憩時間で、すでに参加者同士が話を始め、振り返りや気になることを聞き合あっており、この半年間で更に良い関係性を育めるのではと感じます。

 

次回の松下村塾は10月を予定しております。場所は塾長の亀山さんが運営するカフェはまぐり堂です。

 

2019年09月10日

 

8月24日(土)に『とりあえずやってみよう大学』 オープニングセミナー「スーパーマルチ会社員が創造するとりあえずの仕掛け方」が開催されました。

 

 

初めに、とりあえずやってみよう大学 校長の松村豪太さんからビデオメッセージを頂きました。前年度のやってみよう大学の事例も踏まえながら石巻に起きているとりあえずやってみようイズムについて熱く語って頂きました。

 

 

今回は、3名のゲストにお越し頂いています。初めにに電通Bチーム リーダー/コピーライターの倉成英俊さんからプレゼンテーションをして頂きました。倉成さんの”とりあえずやってみた”ことを共有して頂き、幼少時代のエピソードから現在のお仕事までとても興味深い内容ばかりでした。

 

 

小学生の卒業文集に周りの生徒とは違った内容を書こうと考え、とりあえず『発明家』と書いてみた事がとりあえずやってみたことの発端でした。その後も理系の大学院に進学したが、言葉の可能性に惹かれ、コピーライターへ。広告からプロダクトデザインにも挑戦したりと、日々”思いたったこと”を実践している倉成さんのお話しを聞いて参加者のやってみようという想いも高まる素晴らしいお話しでした。

 

 

続いてはフィッシャーマン・ジャパンの長谷川啄也さんに登壇して頂きました。

幼少時代は、3月生まれということもあり周りの生徒と比べると劣っていると感じていた長谷川さん。幼少時代から現在の活動に至るまで、どのような考え方や経験を経て今があるのかを語って頂きました。

 

 

プレゼンの中では”とりあえず、言ってみよう!”というメッセージがありました。

自分の耳に一番近い口は?という問いかけからスタートし、とりあえず言ってみることの大切さを語って頂きました。震災がきっかけで石巻の事業に関わることになり、石巻の一次産業の可能性に惹かれた長谷川さん。現在のフィッシャーマン・ジャパンにつながります。

 

また、何をしたいのか?誰のために?これからどうするのか?など”とりあえずやってみた”先を考えることも大切であると語ります。

 

 

最後に、いくつかの生態系(肩書き)で生きることの大切さや、”異なる分野をかけあわせると日本代表のように貴重性が高まる。どんなことでも興味があるものがあったら飛び込んでみよう”と長谷川さんの経験を踏まえてメッセージを頂きました。

 

 

 

最後の登壇者はGenslerの飯田昭雄さんです。
飯田さんにとって東日本大震災が大きな転機だったと語ります。震災後に石巻に入りISHINOMAKI 2.0の理事として様々なプロジェクトに関わった飯田さんは東京での仕事では感じることのない感覚を感じたと話します。石巻ではとりあえずバーを作ってみたり、震災により映画館が崩壊してしまったので壁があるからそこに映画を上映しようなど、とりあえずやってみようという考え方が根底にありました。

 

 

何もないところから何かを生み出し、コミュティが形成されるということを東京の仕事に取り入れたりと、石巻での活動が東京での仕事に活かされているそうです。

 

今の仕事に就く前にやっていた編集の仕事、大学で学んだ建築、広告、石巻での活動も振り返ると全て繋がっていることに気付きました。参加者の皆さんへ今現在やっていることも何かに繋がるからこそ、色んな族(トライブ)の一員になってみることが大切だと語って頂きました。

 

 

最後に巻組の渡邊享子さんがモデレータをつとめ、4人でトークショーを行いました。

 

4人のトークショーでは会社をどう活かすか?というテーマで各々が考える活かし方を話し頂きました。会社を学びの場として、デジタルマーケティングを学びたいという考えで、転職をしたお話しや、どんな業務でも自分ごとにすることの大切さなどなど、参加者の気付きとなるお話ばかりでした。

 

 

とりあえずやってみよう大学では石巻で活躍しているユニークな起業家たちが講師となりプレゼンして頂き、各分野のトップランナーの方々もお招きして講義を行います。

 

まだまだエントリーは募集中ですので、ご参加のほどお待ちしております。

 

次回は9/21(土)「表現することで繋がる始まる学」と題し、石巻在住のラッパー楽団ひとりさんとGenslerの飯田昭雄さんをお招きしての講義となります。

 

 

~とりあえずやってみよう大学とは~

 

2011年の東日本大震災の後、宮城県石巻市では復興の過程で次々と、つてない新しい活動を始める人たちが現れました。多くのものを失った街だからこそ、過去の価値基準にしばられず、思いついたことを「とりあえずやってみよう」という機運が生まれたのです。

「とりあえずやってみよう大学」は、この「とりあえずやってみよう」精神を、建学の志とする市民大学です。石巻のユニークな起業家たちが講師となって、企業内起業を目指す方々や、スタートアップ企業の方々、次の世代を担う大学生の方々に、生きた知見や手法を伝えていきます。今年度は東京にて4つの学科を開講。各回でゲスト講師もお迎えします。いま日本に最も必要とされているのは、立ち止まらずに「とりあえずやってみる」人。本大学は、そんな勇気と行動力と遊び心ある人を輩出することを目指します。

 

→昨年の講座概要

http://ishinomaki-iju.com/udtf/