- 【イベントレポート】とりあえずやってみよう大学 第一回

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波線

【イベントレポート】とりあえずやってみよう大学 第一回

波線

9月16日に、第一回目の「とりあえずやってみよう大学」がMIDORI.so 永田町にて開催されました!
2017年度から実施されているこのプログラム。今年が二年目となります。

 

2011年の震災を機に様々な新しい活動が生まれた石巻と、東京で活躍する様々な講師を招いた講義から、「とりあえずやってみよう精神」を学びます。第一回目ということで、学生証が一人ひとりに手渡されました。

 

今回のテーマは、「やったことないのにはじめてみる学」。電通デジタルの並河氏と日本カーシェアリング協会の吉澤氏を講師として招いて行われました。

 

 

それでは、当日の講義の様子をレポート致します。

 

まずは、東京でご活躍される電通デジタルでクリエイティブディレクター・コピーライターとしてご活躍される並河氏による講義です。
9つの「とりあえずやってみた」を中心に、やってみた際のリアルな経験談による講義がありました。

 

学生時代にバンドをはじめてみたというところから、仕事上で経験した挫折や困難を乗り越えるべくやってみた様々なプロジェクト、最近はプログラミングに挑戦しているとのお話も。

 

それらのお話の中で、一つ軸となっていたのは「概念をつくる」ということでした。
コピーライターとしてステップアップするなかで経験した挫折を機に、先輩から表現力で勝てないのなら概念力で勝っていくんだ!と助言されたそう。行動の裏付けとなる”概念”を大切にすることで、活動が広がったとのお話でした。

 

社内で新たなラボやチームを作ったり、自分自身の肩書きを増やしてみたり。「実績がなくても旗を揚げてみる」ことが大切なのだと、並河氏は語ります。

 

まず動き出してみること、自分が勝負できるポイントを定めること、飛び込む領域をきちんと見極めること。

 

並河氏が手がけてきた様々なプロジェクトはどれも斬新で、とりあえずやってみようと背中を追うのは難しいようにも感じますが、それらの根底には”とりあえずやってみる”精神がありました。
やったことのない新しいことでも、まずやってみる。まさに「やったことないのにはじめてみる学」です。

 

 

続いて、石巻からは日本カーシェアリング協会を中心に数多くのプロジェクトに携わる吉澤氏による講義です。

 

この10年間でやってきたことを並べてみると、なんと18もあったそう。それらすべてが、やったことないことばかりだったそう。
そして、それは「やったことがあることは、やらない」という考え方に基づいたものでした。

やったことのないことに挑戦することで、新たな自分自身や人との出会いがあります。

実際に、東日本大震災の後、福島へ支援に訪れたり、カーシェアリング協会を設立するために活動を始めた際、吉澤氏自身はペーパードライバーだったそうです。

やったことのないこと、いわゆる”得意分野”ではないことも、やってみる。そんな吉澤氏の姿勢に勇気付けられた参加者の方もいたのではないでしょうか。

そして、その背景には吉澤氏の師匠にあたる、元・神戸元気村代表の山田和尚氏(通称・バウさん)がいました。カーシェアリングの取り組みも、バウさんからの後押しがあったそうです。

 

また、新しいことを始める際に吉澤氏が心がけていたのは「小さな雛形をつくる」ことでした。一番最初の状況や関わる人たちを慎重に見極め、一番良い雛形をつくることが重要なのだそう。
それによって、周囲の人たちの手によって自走していくプロジェクトを作ることが出来るそうです。

 

講義の最後に「人生はレストラン」だとお話されたとき、並河氏が共感するようににこっと笑っていたのが印象的でした。手元にあるものを活用すれば、より多くのものを与えられる、とも語っていた吉澤氏。オーダーしたものが出てくることを信じることが大切なのだそう。
やったことのないことをやってみる、というのはとても勇気のいることですが、自分の信念に基づいてどんどん新たな領域に挑戦する吉澤氏の講義に背中を押されるような暖かい雰囲気が漂いました。

 

並河氏と吉澤氏によるクロストークでは「あまり気負わなくて良い」と両氏からの言葉が贈られました。
一緒になにかやってみたい!という人がいるからこそ普段だと出来ないことが出来たり、手を差し伸べたことで感謝されることが原動力になるというお話もありました。
受講者の皆様にとっても「とりあえずやってみる」ことに対するハードルが、下がったのではないでしょうか。

 

とりあえずやってみよう大学は、まだ第一回目。これから講義を重ねるなかで、さらに「とりあえずやってみる」意義が深められていきそうです。

 

次回のテーマは「意外な組み合わせを楽しむ学」です。お楽しみに!