イベント情報 - 【イベントレポート】石巻版松下村塾2019 募集イベント

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【イベントレポート】石巻版松下村塾2019 募集イベント

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2017年度から続く石巻版松下村塾が今年度も募集イベントからスータトしました!

 


 

●石巻版松下村塾とは?

 

石巻で活躍する先輩起業家を講師に迎え、地域の起業家をサポートするプログラム。石巻版松下村塾ではこれまで7名の受講生が起業家として事業をスタートさせました。

 


 

前年度と同じく、メイン講師は一般社団法人はまのね 亀山 貴一さんに担当していただいております!本日は募集イベントとして参加者に向けて亀山さんの生き方と取り組みについてのご紹介をしていただき、その後2名のゲストからお話をいただきます。

 

 

●必ずしも起業がゴールではなくていい

 

まずはじめに参加者の皆さんに石巻版松下村塾のゴール地点が、必ずしも全員起業ではないということを強調されました。それぞれの状況に合わせ、起業に限らず自分が何をしたいかを明確に掘り下げます。その上で新規事業に取り掛かったり、キャリアプランを設計したりと、それぞれのゴールに向かって進めるプログラムにしていきたいと話しました。

 

●生粋の浜っ子 亀山さん

 

亀山さんは石巻市 牡鹿半島の蛤浜出身で、子供の頃から自然と共に生き、浜の家族のようなコミュニティの中で育ちました。大人になっても蛤浜で漁師を生業としていきたいと考えていましたが、周りに漁業だけでは食べてはいけないと言われ公務員を目指すことに。それでも漁業関係に携わりたいと思った亀山さんは水産系の教員になりました。蛤浜から通える距離にある高校に勤務することができ、浜で暮らせるという思い描いていた生活を送っていました。

 

しかし2011年、震災が襲ってきます。もともと小さかった浜が壊滅状態になり、本人にも辛い出来事があり約一年間浜を離れていました。ふと戻って来た時、人口も減ってしまい以前壊滅的な状況は続いていました。そこから現在の蛤浜再生プロジェクトを立ち上げます。

 

●絵に落とし込むことで、より具体性が生まれる

 

まずはじめに行なったのは、自分の中にある浜のイメージを言葉ではなく絵に落とし込むこと。絵に描いてみることで具体性が生まれ、他人にもより共感を抱いていただけるようになります。

 

浜のガレキ撤去やビーチクリーンもただの作業ではなく、絵を掲げることで面白く浜を作って行こうという取り組みに変わって行き、賛同者も集まって来ました。

 

●人との繋がりが一番

 

そこから現在の「Cafeはまぐり堂」をオープン。亀山さんがこれまでの経験から一番大切に思うことは「人との繋がり」。自分自身がカフェをオープンした際も周りから絶対にうまくいかないと言われながらも、支えてくれる仲間との繋がりがあったからこそ続けてこられました。

 

同時に続けていく中で、人を呼び込み続けることが蛤浜にとっての幸せではないと気づきました。今は人を呼び込むフェーズから次のステップに進み、コミュニティと信頼を築いているとのこと。

 

●財務資本に目が寄りがちな日本

 

資本には財務・製造・人的・社会関係・知的・自然の6つがあります。これまでの経験から、日本は6つの資本の財務にばかり目が寄っているところが多いといいます。その手法では短期的に見れば利益に繋がりますが、他の部分がおろそかになってしまい、長期的にみると崩壊していくことが多いです。蛤浜再生プロジェクトでも一時期財務にばかり気を取られてしまい、他が疎かになっていることを感じ、大きく方向転換をさせた時期があったそうです。

 

●百の技を持つ現代版百姓を生み出す!

 

いま力を入れていることは、蛤浜を通じて現代版の百姓を生み出すこと。百姓というと農家のイメージが強いですが、もともと百姓は100の技を持つ職人のことを言うそうです。昔は今のような効率化のための分業スタイルではなく、ほとんど全てのことを自分でやらなければ行けなかったためです。現代にそのスタイルをもう一度取り戻し、自分の中でサイクルを産める人材を蛤浜で育成していきます。そういった人達が蛤浜に集まり、人の流れを作ることで自分のありたい姿が実現できるのでは無いかと語りました。

 


 

今回はゲストとして以前にはまぐり堂で修行を行なっていた2名の方に来ていただきました。

 

 

まずは去年の石巻版松下村塾で大賞となった、小川 なつみさんがいま取り組んでいる事業について紹介してくださいました。去年の最終発表会の様子はこちらから!

http://ishinomaki-iju.com/?p=2475

 

去年参加して一番心に残ったことは、メンタリング合宿の際に「あなたは誰を幸せにしたいのか」という問を受けたことだそうです。いまでもその質問が心に残っていて、悩んだときはその質問を思い出すことで乗れることもあるそうです。

 

 

最後に、宮城県丸森町の地域おこし協力隊である柴田 北斗さんから活動をご紹介いただきました。柴田さんは大学を卒業後東京の大手人材系企業へ就職し、3日目で東北に帰りたいと思うように。元々人とのご縁もあり、将来的に東北で働きたいと考えていました。そうして丸森町に地域おこし協力隊として戻り、その初めの期間をはまぐり堂で修行を行っていました。修行を終えてからは様々な取り組みをされています。

 


 

それぞれの活動をご紹介いただいた後は、パネルディスカッションのような形で、亀山さん、小川さん、柴田さん、渡邊さんがそれぞれの手を広げる範囲や、広げすぎてしまった場合の中和について議論が展開され、それぞれが熱く語り合いました。

 

次回の石巻版松下村塾は「開講式」。9月を予定しております。開講式からが本格スタートなので、興味のある方は案内をお待ち下さい!