イベント情報 - 【イベントレポート】とりあえずやってみよう大学 第一回 表現することで繋がる学

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【イベントレポート】とりあえずやってみよう大学 第一回 表現することで繋がる学

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とりあえずやってみよう大学(University of Don’t Think Feel 以下 UDTF)が2019年も本格始動しました!
第一回の先生は石巻のラッパー 楽団ひとり先生と、UDTFではおなじみのGensler 飯田昭雄先生です。

2019年初回ということで、入学される皆さんには学生証が渡されました。今日参加できなかったメンバーも数名いらっしゃいますが、このメンバーで半年間進んで行きます。

第一回は”表現することで繋がる学”です。これまでのUDTFは座学的に聞いてもらいその内容から何かを得るというスタイルでしたが、今回からはより講師と受講生ができるだけ対話をしながらワークをやっていきたいと飯田さんの挨拶から始まりました。

●とりあえず表現してみる
ここで楽団さんが「じゃ、とりあえずやってみます」と言うと、なんとラップが始まりました。単にラップを歌うわけではなく約5分間ラップでライブ自己紹介をするという衝撃的な内容には思わず受講生もビックリ。自己紹介の内容と表現力高さに圧巻されます。

これまでとは違うスタイルが繰り広げられるUDTF。それぞれの活動についても、初めから2人の対話形式で進んで行きます。

●ラップ活動のターニングポイント
楽団さんのラップ活動でのターニングポイントは、結婚して子供が生まれたこと、震災、そしてUDTF学長・豪太さんと享子さんの結婚式の3つだそうです。結婚式では余興でラップをしてほしいと頼まれ、会場のDJもいつの間にかやっていました。すると地元の水産加工会社の社長さんなどから「これは何をやっているの?」と質問され、概要を説明すると「面白いね〜!!」と非常に好評でした。そのとき、DJを知らない人たちに経験する場を与えたいと思うようになります。そこからなんとビジネスコンテストに出場し、見事事業費として50万円を獲得。機材を揃えグッズを作り”寿ダンスホール”をオープンしますが、紆余曲折あり1日で終了。しかしこの経験からどこでもダンスホールは作ることができると確信し、ふとん屋さんの倉庫を借りてダンスホールにしたり、花火が見える場所で野外ダンスホールを作ったりと各地で活動を行っています。

●僕と楽団
飯田さんと楽団さんは普段の仕事内容や活動範囲は全く異なる2人ですが、ヒップホップを通じて出会いました。きっかけは東日本大震災直後に収録された被災地の現状を訴える楽団さんの映像を見たことです。当時まだ復旧作業も半ばの状態で公開された動画は、たまたま目に入った飯田さんに衝撃を与えます。それからしばらく経ち、震災後初となる石巻最大のお祭りである”川開き祭り”で飯田さんたちは野外映画上映会をとりあえずやってみていました。そこに楽団さんが訪れ出会いを果たします。これが様々な活動を共に行うきっかけとなり、冒頭にあった寿ダンスホールの立ち上げを共に立ち上げました。

●寿ダンスホール
自分たちの夢の事業を語り合う方式のプレゼン大会に出場し、見事50万円を獲得します。飯田さんは当時のことをラッパーならではの独特の訴え方でとても魅力的だったと話します。楽団さん自身この体験から、お金がないということは何かを始める時の”できない理由”にはならないことを学んだそうです。機材を揃え、自分たちで建物の中を整備しなんとか体制を整えます。いろんな人達との出会いがあり、ラッパーとしての意識も寿ダンスホールを通して変わって日常の些細な光景や感情がざわっとした時のピントをあわせるための手段に変わって来たそうです。

●WHO AM I? / WHY ARE YOU HERE?
ここに集まった人たちには何か理由や目的があるはいずです。自分は何者なのか、どうして今日ここに来たのかを整理する手段として、HIPHOPの作法にしたがって表現を行うワークショップが始まりました。今回大切なのは韻を踏んで自己紹介を作るということです。ラップは簡単に言ってしまえばおしゃべりですが、おしゃべりと音楽を行き来するための道具が韻だそうです。韻を踏まないと、ただリズミカルに喋っているだけになってしまいます。そして、大切なのは1小節を15文字以内に収めるということです。これ以上はどんなに滑舌が良くてもしゃべることはできないので、収めることでリズムよく話すことができるようになります。

約30分かけてがそれぞれ自己紹介を完成させました。直前の楽団さんの講義もあってか皆さんかなりレベルの高い自己紹介に仕上がっており、これには講師陣も驚き。おそらく参加前は「なぜラップを作るんだろう?」と考えていた人も多いと思いますが、やってみると「関係ないと思っていた単語が大切な言葉だった」、「自己紹介は型にはまったものをずっと使ってきたので、その型を破って自分を表現できたのが気持ちよかった」と感想が出て来て、かなりの高評価を受けました。

大好評の内に第一回のUDTFは終了。とりあえずやってみることを間近に体感できる、パワーのある会でした。次回は10月11日(金)19:00からです!詳細はこちらから。
https://www.makigumi.org/udtf