イベント情報 - 【イベントレポート】石巻版松下村塾2019 第3回フィールドワーク

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【イベントレポート】石巻版松下村塾2019 第3回フィールドワーク

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 今回は、11月30日に行われた石巻版松下村塾、第二回フィールドワークの様子をお届けします!

 

ゲスト講師は”漁業をカッコよく”をテーマに活動されている、フィッシャーマンジャパンの長谷川琢也さんです。ハグクミではとりあえずやってみよう大学での講師としても活躍されています。

http://ishinomaki-iju.com/?p=2617

http://ishinomaki-iju.com/?p=2100

 

長谷川さんは生まれも育ちも石巻ではありませんが、関わりのきっかけは誕生日が3月11日であり、その誕生日に東日本大震災が起こったことです。いてたってもいられなくなった長谷川さんは石巻に駆けつけ、様々な支援を行いました。そこで今のフィッシャーマンジャパンの仲間たちと出会い、東北の人達が作った食べ物に支えられて生きていることに気づきます。

 

当時、ワカメに旬があることやワカメしゃぶしゃぶといった食べ方に感動した長谷川さんは会社の販促責任者という立場を使って、三陸のワカメを売ることをはじめました。初めはワカメを売りたいという気持ちをチームに伝えてもなかなか理解を得られず、デザインもどう工夫しても緑一色で映えないものになり、周りから”絶対に売れない”とまで言われていました。しかし、なんとか押し通して販売までこぎつけると、かなりの反響を呼び大きな売上をあげました。

 

ここで長谷川さんは、今まで知らなかった漁業の実態を知るだけでものが売れるということに気づき、インターネットは本当の意味ではまだ繋がっていないと深く感じました。

 

都会に住んでいる自分たちには生産者の大変さや、危険さが本当の意味では伝わらないと肌で感じることで価値観も大きく変わりました。以前は安売りでいかに利益を生み出すかを念頭においていたものを、絶対に値引きせず価値を上げるということを念頭に漁業・農業に携わる人達に言い聞かせています。

 

 

自分の役割は”繋ぐ”ことだと感じた長谷川さんは、様々な人達を巻き込み繋いで行きました。東北で商売から復興を狙う人達のための復興デパートメントや、バスで被災地をアテンドしたり、東北からお弁当を届けるサービスなど、数え切れない程です。そんな中、ふと漁師と出会い、漁業を手伝うようになったときに「カッコよくて稼げる漁師になって、次の世代に漁師を繋ぎたいし、日本の島国としてのアイデンティを残したい」と考え、漁業関係者の仲間たちと”FISHERMAN JAPAN”を立ち上げました。

 

日本では漁師の人数がどんどん減り、魚を食べる量も減って来ています。ですが世界的に見ると真逆で、漁獲量も魚を食べる量もどんどん増えてきている事に気づきます。

 

フィッシャーマンジャパンを立ち上げるにあたって、ミッション・ビジョンを明確に設定しして、腹落ちするまでしっかりと話し合うことが大切だと語りました。実際に立ち上げるにあたってもかなりの議論があり、その結果やめていった人達もいます。しかし、それをやってきたからこそ今も一つの団体として全員が協力しあう言霊となっています。フィッシャーマンという言葉も、この中で生まれました。

 

 

起業や事業起こしを行った後に大切なPRの点もお話しいただきました。実際に立ち上げただけでは誰からアプローチは来ません。その情報をいかに発信するかが大切になってきます。長谷川さんが活用すべきと話すのは、ローカルなメディアと超専門的なメディアに頼るという方法です。こういったメディアはネタを探していることが多いので、ネタを提供すると一面に載せてもらえることもあります。一面に載ると、そのメディアのWEB媒体にも掲載されることになり、検索エンジンにも影響を与え、声がかかるようになります。また、ローカル紙の一面に掲載されれば信頼性も上がって行くという、まさに一石何鳥にもなる活用方法です。

 

最後に、長谷川さんが生き方として大切にしている”あいうえお”で生きる事をご紹介いただきました。あいうえおとは”あい:愛、う:運、え:縁、お:恩”を指しています。これはリスペクトを持って、運と縁と大切に愛を持って物事をなすということです。

 

ここで長谷川さんの講義は終了し、質疑を挟んで漁師学校の様子を見に向かいました。

 


 

長谷川さんの講義が終了してからは、参加者の事業をブラッシュアップして行きます。今回は横山さんと佐々木さんのプランを聞き取り、参加者と塾長の亀山さんを交えてディスカッションを行いながらブラッシュアップがなされました。

 

 

塾長からもたくさんのアドバイスがあり、先日行われたとりあえずやってみよう大学の澤田先生との対談からもいくつものヒントが出されました。

http://ishinomaki-iju.com/?p=2686

 

この松下村塾を通して出来上がった事業は年度末の成果発表会の場で一般発表を行いますので、ぜひ聞きにいらしてください!

 

次回の松下村塾は合宿です!