[I・Uターン移住女子3人組] よしだめぐみ・大橋奈央・佐伯誉怜

【TieToneとは】
「やりたい・やってみたい」を形にする団体。
「仕事」を「私事」に、『ヒト×ヒト=シゴト』に変えて、
Tie=結ぶ Tone=音 <人×人=仕事 人と人の音(声)を結ぶ役割を担う。
今年の5月から3人でシェアハウスで生活もスタート。3人それぞれがバラバラの仕事をしながらも、TieToneという1つのチーム。石巻での舞台芸術活動である自分自身の「やりたい」を通して、誰かの「やってみたい」を生み出す活動をしている。

【よしだめぐみ】<TieTone代表/パフォーミングアーティスト>TieToneハウスの「ヤモリ/のんべえ」
多摩美術大学出身。Reborn-Art Festival2019のアルバイトをきっかけに石巻と縁が生まれる。都内に戻るつもりが移住コンシェルジュや現地の面々に「絶対結局帰ってくる」と言われ続け成り行きで移住決意。地方での生活に充実感と0から1を生み出せることに成長を実感。2020年 団体を設立し、2021年 出会った仲間と共に共同生活をスタート。幼少期から続けてきた舞台芸術(演劇や舞踊、パフォーマンス・コミュニケーション)をベースに公演やワークショップなど全国各地で実施。

【大橋奈央】TieToneハウスの「整理整頓/へんてこ」
俳優(TieTone所属) 宮城県石巻市出身。日本芸術学園日本芸術専門学校 演劇学科卒業。高校卒業と同時に幼いころからの夢だった俳優を志し上京。「石巻はなにもない場所」とずっと思っていたので、正直早く出たくてたまらなかった。そんなこんなで当時は石巻に帰るつもりは全くなく東京に身を固めるつもりでしたが、帰省する度に今まで分からなかった故郷のあたたかさと魅力に触れる。高校1年で被災し、何もできなかった自分に故郷で何かできないかという思いが生まれ、専門在学中に石巻にて野外公演を企画し上演。以降、「石巻で演劇を作り、演じ、石巻を演劇の街にしたい」ということが大きな目標となり、2017年に帰郷。現在は石巻市を拠点に俳優として活動。

【佐伯誉怜】TieToneハウスの「食事提供/ずんぐりむっくり」
静岡県富士市に生まれ、富士山と一緒に育つ。大学進学時に、「とりあえず富士を出たい!」という願望があったので、山形県にある東北芸術工科大学 コミュニティデザイン学科に進学。初めて石巻を訪れたのは、大学1年生の授業。短い滞在だったが街や住人たちに魅力を感じ、その後も遊びにいくように。大学時代にはインターン生として何度も石巻で活動し、その他の期間も授業の一環で他の学生と石巻で活動。そのあいだに、石巻に知り合いが増え、「もう少しここにいたいなぁ」「もっとなにかできないかなぁ」と思い移住を考えるように。そして、よしだ、大橋と出会い移住を決意。

[ボランティアきっかけでIターン・子育て中] 谷 碧


1988年大阪出身。服飾専門学校の海外研修で海外の魅力に取り憑かれ中退。その後はバイトを掛け持ちしながら国内外を旅する。その中で、海外支援を行うNPOと出会い、様々な活動に参加。その繋がりがあったおかげで、東日本大震災から10日後に来石。救援物資の仕分けや、指定避難所以外に避難している方々の捜索、救援物資の配達、県外支援者への広報活動などに携わる。2011年8月に牧山の駐車場にてロックフェスを主催。それがきっかけで、福岡からボランティアに来ていた男性とお付き合いすることに。フェス終了後、2人で石巻に移住。所属していたNPOを抜け、石巻市民としてバイトをしながら生活するも「私、なんのために石巻にいるんやろ?」という思いがずっと消えず、2013年5月、まちづくりを行うNPOに就職。乳幼児から高齢者まで、地域の幅広い世代の方々が集まれる居場所を目指し活動。2021年3月、団体の活動方針の変更に伴い退職。今後は、今まで築いた繋がりを大切にしながら、団体を離れてもみんなが集まり繋がり続けられる場を作るとともに、今まで自分がやりたかったけど動けずにいたことに挑戦しようと準備中。
ちなみに、フェス終了後にお付き合いした方は今の主人であり、愛娘は石巻生まれ石巻育ちで3歳にして「いずい」を使いこなしている。

[スキルを活かしたセカンドライフ移住] 本庄 雅之


1959年秋田市生まれ。10歳の時、父親の転勤に伴い石巻へ。石巻高校卒業後、上京。日本大学法学部新聞学科卒。日刊スポーツを経て東京中日スポーツへ。ほぼ一貫して芸能記者、デスクとして紙面づくりに励む。東日本大震災後は、地域誌「石巻学」の編集にも参加。石巻出身の俳優・映画監督、小杉勇の評伝や「カンタータ大いなる故郷石巻」の制作ドキュメントなどを執筆。定年後の延長契約もしていたが、母親が他界した2017年から実家が空き家状態となり、時々帰って様子を見てきた。2011年に被災して大規模半壊から大修繕していたことと、父親が設計するなど両親の思いのこもった家だったので、取り壊しや売却は考えにくかった。そういう状況で、2020年秋に石巻日日新聞社が中途採用の募集を発表。自分のキャリアを活かせる、これ以上の職場はないと思い応募した。2021年1月末にUターン。同2月から石巻日日新聞社で記者活動をスタート。記者という職種は同じでも、芸能記者からの転身であり、初めての地方紙ということでチャレンジングな選択ではあったが、そこに自分なりの故郷への思いを反映できるのではないかと考えた。石巻には少年時代に8年ほどしか暮らしていないので、気分的にはUターンというよりIターン移住に近いと思っている。そんな街に改めて住んでみて自分が何をどう感じ、考えるかという点にも興味があった。まずは知るところからだろうと思い、日々過ごしている。

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