本市は、世界三大漁場の一つである「金華山沖」に面し、日本でも屈指の水揚げ量を誇ります。この豊かな海では、カキやギンザケ、ワカメ、ノリ、ホヤなどの養殖業も盛んで、水産業は地域の基幹産業として暮らしと文化を支え続けてきました。この恵まれた資源と伝統を未来につなぐため、新たな挑戦をスタートさせています。
本市は、世界三大漁場の一つである「金華山沖」に面し、日本でも屈指の水揚げ量を誇ります。この豊かな海では、カキやギンザケ、ワカメ、ノリ、ホヤなどの養殖業も盛んで、水産業は地域の基幹産業として暮らしと文化を支え続けてきました。この恵まれた資源と伝統を未来につなぐため、新たな挑戦をスタートさせています。
気候変動に直面する水産業
近年の気候変動や海洋環境の変化により、日本の水産業は大きな試練に直面しており、本市も例外ではありません。特に、海水温の上昇により、ホタテやホヤ、カキなどの養殖業が影響を受け、多くの地域で経済的な打撃が広がっています。このままでは、漁村集落や地域全体の存続に大きな危機をもたらしかねません。
持続可能な水産業への転換に向けて
この危機に立ち向かうため、本市では、大学と連携した海況調査や環境整備を通じて、地域全体で持続可能な水産業を実現する取り組みを始めています。金華山沖の豊かな海を守るだけでなく、陸域の森林再生を含めた包括的な取り組みを進め、地元の漁業者や水産加工会社、飲食店など、サプライチェーン全体に恩恵をもたらす産業モデルの構築を目指しています。
隊員とともに築きたい未来
こうした挑戦を推進し、地域内外のステークホルダーをつなぐ重要な役割を担うコーディネーターとして、活動する方を募集します。水産業とアカデミアを繋ぐ役割のほか、地域事業者と連携し、新規事業開発(ワークショップやイベント等)にも取り組んでいただきたいです。
隊員活動を行う3年間で持続可能な水産業の基盤を整え、その後は新たな事業の牽引役として、地域の未来をともに築いていきましょう。石巻市の豊かな自然と文化を守り、次世代へつなぐこのプロジェクトに、ぜひあなたの力を貸してください!
まずは「地域おこし協力隊インターン制度」で3か月間活動してみよう!
本市にはインターン制度があり、本格的に隊員活動を行う前に最大で3か月間受入事業者のもとで活動することができます。
■インターン期間中の活動について
活動地域の環境や事業者への理解度を深め、今後の活動を具体的にイメージできるように、主に以下の活動を行っていただきます。
・牡鹿半島を中心とした地域の探索、地域資源の把握
・地域の事業者(一般社団法人はまのね、合同会社もものわ、地域の漁業者など)と交流、意見交換
・地域の事業者と連携した森、川、海の整備のサポート
・東北大学と連携した海と山の環境調査のサポート
(船で海に出て、CTDと呼ばれる観測機器を使用した海況調査や、採水、採泥などを行う。山では土壌の採取を行う。)
インターン期間を通し、弊社の職場環境や、地域の事業者の雰囲気を体感いただくことで、その後の隊員活動において主体的に動きやすい環境づくりを行います。
活動内容(募集内容)はどんな感じ?
《1年目》地域を知る!人と繋がる!
まずは、石巻を知ってほしいです。そして様々な関係団体とコミュニケーションを取り、関係性の構築をサポートします。
・地域理解:体験を通じ地域の企業や漁業を学びつつ、他地域の視察を通じて客観的視点を養う。(小漁(タコ、シャコなど)、牡蠣養殖などの漁業のほか、林業、SUPなどのアクティビティなどの体験)
・アカデミアとの連携:研究機関と協力体制を構築し、海と山の環境調査を実施
・環境整備:森や川の整備を学び、地域事業者と協力して環境改善活動を推進(枝葉を利用した土づくり、間伐・植林のサポートなど)
・新しい産業構築:持続可能な地域、水産業の事例をインプット
《2年目》人と連携!企画考案!
地域に慣れてきた2年目は、基礎となる研究は継続しつつ、1年目で学んだことを活かし、地域向けの発信やイベント立案等を行っていただきます。
・アカデミアとの連携:環境調査の成果を地域向けに発信し、議論の場を企画
・環境整備:1年目の取り組みを継続し、森・川・海の整備をさらに推進
・新しい産業構築:地域事業者と連携してワークショップを企画・運営し、持続可能な事業を構想
《3年目》持続可能な事業に!
3年目は、退任後のビジョンを明確にするために、持続可能な事業にすることを目標に活動していただきます。
・アカデミアとの連携:2年目から継続し、環境調査の成果を地域向けに発信・議論の場を企画
・環境整備の継続:これまでの活動を継続し、森・川・海の整備を強化
・新しい産業構築:地域企業と連携し、計画した事業を具体的に試行
活動を終える3年後には、「地域内外の連携体制強化」「新規事業の推進」を通じて、調査や環境改善活動を自走可能な形で運営できる地域の実現を目指します。水産業の発展と環境変化に対応できる地域づくりを、共に行いましょう!
<新規事業の例>
・企業研修、学習旅行
・商品開発(水産物や間伐材などの地域資源を利用)
・ブルーカーボン、グリーンカーボンの創出
一緒に働く仲間、環境をご紹介!
■川鍋さん
FJに入社して3年目。フィッシャーマン・ジャパン研究所を立ち上げ、現場と研究を繋ぐ活動をしています。隊員が安心して業務に集中できるように、全力でサポートをさせていただきます!最近の趣味は、ラジオ(お笑い芸人、コテンラジオ)を聴くことです。
https://drive.media/posts/65517
■職場の雰囲気
女性7名、男性13名、平均年齢30代前半。
漁師からいただく魚をみんなで調理して食事をするなど、アットホームな職場です。
ベンチャーのような雰囲気があり、上下関係を気にせず、全員で良い職場を作ろうと意見を出し合っています。リモートでの作業やフレックスタイム制を導入しており、自分らしい働き方ができる環境です。
3年間の活動終了後は・・・
本人の希望に沿うことを前提に、受入事業者(一般社団法人フィッシャーマンジャパン)への就職が可能です!
活動期間中に地域の事業者と連携した事業を生み出すことを目指していただき、
任期満了後も必要に応じて、ナレッジの共有や地域内外の事業者の紹介などの支援をしていきます。
地域おこし協力隊員に対する充実したサポート体制!
本市には、地域おこし協力隊受入支援業務を行う「地域おこし協力隊事務局(面白い人が活躍できる街にする共同事業体)」があり、専属のコーディネーターが隊員のサポートを行っています。コーディネーターは隊員活動の相談はもちろんのこと、プライベートな相談にも丁寧にお応えします。
また、市の担当職員が2名おり、良い意味で「行政職員らしくない」と言われるほど、フランクで気さくな人柄です。
コーディネーターとの定期的な面談のほか、月1回隊員が集まる活動報告会もあり、隊員同士の交流も生まれます。
そもそも、石巻市ってどんなまち?
宮城県の北東沿岸部に位置し仙台市に続く県下第2の都市、石巻市。古くから漁業で栄え、豊かな「食」・「自然」にも恵まれており、現在は他にもマンガを使ったまちおこしや芸術祭などカルチャーの面でも高い注目を集めております。
また、過去の大震災を乗り越えたパワーとスピリットが強く根付いている石巻は多様なライフスタイルや新しい人、価値観、カルチャーが循環しやすく、新しいチャレンジが生まれるエネルギッシュなまちです。
牡鹿半島とは
石巻駅から車で20分。牡蠣の聖地と呼ばれる万石浦から南に伸びる約25kmの半島で、本市のほか女川町に属しています。リアス式海岸特有の変化に富んだ海岸線は入江ごとに異なった眺望を見せ、点在する各浜には独自の文化が育まれ、魅力的な暮らしや歴史があります。世界三大漁場の一つに数えられる金華山沖を有し、漁船漁業のほか、養殖漁業が生業の中心となっています。
関連ファイル | 「石巻市地域おこし協力隊」エントリーシート(EXCEL:35 KB) |
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雇用関係の有無 | あり |
業務概要 | 海洋環境問題に係る保全活動の一環として現在取り組んでいる海況調査をもとに、地域住民や漁業関係者など多様なステークホルダーを巻き込んだ、新規事業開発(ワークショップやイベント等)を行っていただきます。3年間の隊員活動で「地域内外の連携体制強化」「新規事業の推進」を行い、調査や環境改善活動を自走可能な形で運営できる地域の実現を共に目指しましょう。
具体的には以下のような活動をしていただきます。 |
募集対象 | 次のすべての項目に該当する方が対象となります。
1.総務省が公表する特別交付税措置に係る地域要件確認表において本市へ転入した場合に特別交付税措置の対象となる区域に住民票を有する方 【必須スキル】 【歓迎スキル】 |
募集人数 | 1名 |
勤務地 | (一社)フィッシャーマン・ジャパン事務所(石巻市千石町8−20) |
勤務時間 | ・勤務日 平日の午前9時から午後5時までの7時間勤務(休憩1時間、週35時間勤務) ・休日 |
雇用形態・期間 | 【雇用形態】 石巻市のパートタイム会計年度任用職員 *地方公務員法第22条の2による 【任用期間】 |
給与・賃金等 | 【報酬等】 月額 199,500円 通勤手当 支給あり(通勤距離が2km以上で自動車等を使用する場合) 期末手当 年2回(6月及び12月) 支給条件あり 住居手当、退職手当等は支給されません。 |
待遇・福利厚生 | 【休日】 土日、国民の祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで) 【休暇】 【社会保険等】 【公務災害補償】 【その他】 |
申込受付期間 | 2025年01月31日 ~2025年02月28日 |
審査方法 | 1.一次選考(市担当による書類・地域要件等の簡単なWEBヒアリング)
↓ 2.二次選考(受入事業者も含めたWEBヒアリング) ↓ 3.地域おこし協力隊インターンによる活動 ・1か月20日間(1日当たり7時間)の勤務 ↓ 4.最終選考 地域おこし協力隊インターン期間終了前に、事業者及び地域おこし協力隊インターン生からプレゼンテーションによる最終審査を実施いたします。 インターンで学んだこと、隊員活動への意気込み等をプレゼンテーションしていただきます。 ・プレゼンテーションの時間は事業者及びインターン生それぞれ5分行い、その後、質疑応答を10分行います。 ↓ 5.最終選考終了後、10日以内に決定します。 【応募方法】 |
参考URL | ・総務省「特別交付税措置に係る地域要件確認表」 https://www.soumu.go.jp/main_content/000847999.pdf・ ・フィッシャーマン・ジャパン 公式ホームページ https://fishermanjapan.com/ |
備考 | ★少しでも興味をもっていただいた方は、エントリーシート作成前でも構いませんので、気軽にお問合せください。 |
応募に関する問合わせ |
面白い人が活躍できる街にする共同事業体(代表事業者ISHINOMAKI2.0) 〒986-0822 石巻市中央二丁目10-2 TEL: 0225-98-9969 FAX: 0225-90-4983 メール:ishi_support@googlegroups.com |
その他問い合わせ | 石巻市役所復興企画部SDGs移住定住推進課 地域おこし協力隊担当 宮城県石巻市穀町14番1号 電話番号:0225-95-1111 FAX:0225-90-8043 メール:issdgs@city.ishinomaki.lg.jp |