今年の1月から地域おこし協力隊として活動している市川です!
普段は「一般財団法人まちと人と」という団体で若者(主に高校生)の成長・教育支援を行っています。
私が石巻市の地域おこし協力隊になったのは、3年前、私が大学院生の時に研究・プロジェクトの一環で石巻に関わったことがきっかけです。
その時に、石巻にはたくさんの面白い人たちや魅力的な場所があることを知りました。
その後も頻繁に石巻に通ううちに、まちなかで声をかけてくれる人が増え、お気に入りの場所ができ…いつの間にか研究などの枠を超えて「卒業後も石巻に関わりたい」と考えるようになっていました。
具体的な計画はなかったのですが、学生時代にインターンとして関わっていた「まちと人と」で協力隊として活動できることを知り、すぐに応募し、あっという間に現在に至ります。
まちと人とでは高校生の「総合的な探究の時間」のサポートやキャリア教育プログラム「ミライブラリー」の実施等、様々なことに関わっていますが、その中でも高校生向け社会教育プログラム「まきボラ」や「まきターン!」での高校生の反応がとても印象的でした。
どちらも、地域の事業所への「ボランティア」や「インターン」を通して、挑戦・成長していくことや「自分が好きだと思えること」や「石巻地域で活動している人たちのこと」を知ることを目的にしています。
これらのプログラムに参加した子に感想を聞くとほぼ全員が「石巻にこんな人・活動・場所があるなんて全く知らなかった」「日常では出会わない人との出会いや発見がたくさんあった!」と話してくれます。
これを聞いて狙い通りだと思う反面、「石巻にはたくさんの面白い人たちがいるのに、高校生の子たちはほぼ知らないのか…!」という驚きも感じました。しかしふと考えてみると、私の高校時代も同じように地元のことは何にも知らなかったし、なんなら今でも詳しくは知らないかも…ということに気づきました。
それと同時に、私が「石巻に関わり続けたい」と思うようになったのは、いろんな人が面白い人や活動を紹介してくれたり、おすすめの場所を教えてくれたり、「石巻ってこんなところだよ」と伝えてくれる人に恵まれていたからだ、ということに気づきました。
高校生のうちに出会う大人は、大学生や社会人に比べるとだいぶ限定的で、大抵は家族や親戚、学校の先生や部活のコーチ、たまにご近所さんくらいかと思います。
一方で、まちと人とで活動していると、石巻には様々な形で「若者を応援したい!」と協力してくれる地域の皆さんがいるということも日々感じています。
だからこそ、こうしたプログラムを通じて若者と地域をつなげ、地域のこと・自分のことを知ったり、実際に挑戦したりできる仕組みを作っていくことは石巻にとっても高校生にとってもすごく大事なことだと改めて感じています。
今後も地域おこし協力隊として、若者が石巻の中で学び、挑戦・成長していける仕組みを作っていきたいと思います。
そして、私が大学院生の時に石巻の魅力や可能性を教えてくれた方々がいたように、若者にとって私たちや地域の皆さんがそんな存在になれればいいなと考えています。
まだまだ協力隊1年目、自分自身も石巻で暮らす若者として、楽しく石巻で挑戦していきます!