雄勝花物語で地域おこし協力隊として活動してきました、小暮佐知子です。3月末をもちまして卒隊いたしました。3年間はあっという間に時が過ぎ、振り返る事もできないくらい駆け抜けてきました。
1年目、キョロキョロしながら地域や植物のこと、もの、を観察していました。この時期に地域では、ガーデンではどのような人が訪れ、どのようなことがあるのだろうか、植物たちはどんな風に育ち、何ができるのだろうか、など1年かけて観察していた、ある意味、土台・基礎作りの年でした。
この土台・基礎作りの時間があったからこそ、2年目以降に「癒しの空間づくり」を提案できて、実践することができたと思います。
雄勝花物語のイメージを壊さず、そして私の特技や強みを出し、地域とガーデンのために、とアクションプランとにらめっこしながら悩んだ時期もありました。その悩んだ時期も必要不可欠な時間でした。その時間があったからこそ、前に進む自信がついたからです。
「石の上にも3年」とよく昔の人は言いましたが、暑くても寒くても、雨や雪が降っても石の上で耐えたこと、今後の私のこれからに繋がると思います。

ご縁があり雄勝花物語で活動させていただきましたが、改めて、今後の私の活動に必要なことを全て学ばせていただいた、意味のある大切な時間でした。
地域おこし協力隊として活動し、経験させていただいた「癒しの空間づくり」。
今後も植物を通して、一人でも多くの方々に日々の活力の補充ができる「憩いの場所と時間」を提供し続けていきたいと思います。この3年間の経験は無駄にはしません。
私は宮城県に移住して、たくさんの方々に支えられてここまできました。石巻市に移住してからは更に多くの方々のご支援で、ここまでたくさんの経験とご縁をいただきました。
何もわからない私を温かく迎えてくださった雄勝花物語の方々、地域住民の方々、石巻市役所の方々、サポートをしてくださったコーディネーターの方々、大変お世話になりました。
「今後のワタシ」に向かうための、まぎれもなく貴重な時間と経験でした。ありがとうございました。
これからも石巻市で活動し続け、植物と共に生きていきたいと思います。