2025年2月末で地域おこし協力隊としての活動を終えました。協力隊の制度を活用した移住がどのような体験であったのか、約3年間を振り返りながら少し言葉にしてみようと思います。
『地域のつながりの中で自然・季節を感じながら丁寧に暮らしたい』、これが夫婦で移住を決めた時の想いでした。縁もゆかりもない土地へ?!、と思ったり周りの方に言われたりすることもありましたが、候補として目の前に現れた時点で既にご縁があったのだと思います。
移住当初は車の運転もかなり苦戦して、通勤や移動の度に緊張でヘトヘトになったり、聴き慣れていない方言に少し戸惑ったりもしていましたが、協力隊のミッションとして色々な方に会いに行かないといけないし、対話を重ねていくことが必要だったことが、結果として地域や人と知り合い関係を深めていくことに繋がったと思います。
もし別の仕事で移住をしていたとしたら、、、今のように住んでいる地域にたくさんの知り合いが出来たり、大切な友人関係を築いて暮らすことは自分には難しかったのではと感じます。
また協力隊という立場だからこそ出向くことができる場所や機会には、積極的に参加し楽しむことも移住生活を充実させていくために大変役に立ったと感じます。知らない世界に足を踏み出すことは少し勇気がいることですが、純粋に出会いを楽しんだり、知らないことに好奇心を持って触れてみることが自分の世界を大きく広げてくれたと実感しています。
約3年前には知らない場所・知らない方だった地域の人たちが、ほんの数年で好きな場所・大切な人たちになる、こんな体験ができたことをとても幸運に思います。任期後も石巻に残り活動していく予定ですが、今後もどんな暮らしがしたいのか/どう生きていきたいのかという当初の想いを軸に進んでいきたいと思います。
活動を支えてくださった皆様、本当に有難うございました!そしてこれからもどうぞ宜しくお願いいたします!!
