
2025年10月17日(金)~10月19日(日)に宮城県松島自然の家を会場として「石巻圏域 人口減少対策アイデアソン 」を開催しました。(主催:宮城県東部地方振興事務所 /企画・運営: 一般社団法人ISHINOMAKI2.0 )
こちらのイベントは、「人口減のまちで若者が関わり続けたくなる仕掛けを作る事業アイデア」をテーマに、宮城県内の大学生を対象として募集を行い、石巻市・東松島市・女川町の3市町で活躍する方々からお話を聞いたりすることでインプットを得て、テーマに関するアイデア創出を2泊3日の合宿形式で行い、開発・発表し競い合うイベントです。

こちらのイベントは、「人口減のまちで若者が関わり続けたくなる仕掛けを作る事業アイデア」をテーマに、宮城県内の大学生を対象として募集を行い、石巻市・東松島市・女川町の3市町で活躍する方々からお話を聞いたりすることでインプットを得て、テーマに関するアイデア創出を2泊3日の合宿形式で行い、開発・発表し競い合うイベントです。

イベント当日、会場には29名の学生が集い、皆様これから始まるイベントへの期待感が感じられる様子でした。主催者挨拶、松島自然の家施設利用オリエンテーションの後、いよいよ石巻圏域3市町を巡るフィールドワークがスタートいたしました。

一カ所目の現場訪問先は、東松島市宮戸にある稲ヶ崎公園にて、東松島市復興まちづくり推進員の関口英樹さんからお話を伺いました。
眼前に月浜海水浴場や島々を眺める事ができる絶好のロケーションで関口さんのお話を伺い、学生方も積極的に質問をされておりました。


稲ヶ崎公園 から次の現場訪問先へ移動するバスの中で、東松島市職員による市の概要説明や現役の東松島市地域おこし協力隊員によるお話と元地域おこし協力隊で現在は東松島市の移住コーディネーターをされており、本イベントのメンターを務めておられる関口雅代さんによるお話があるなど、バスの中でも盛りだくさんの内容でした。


二カ所目の現場訪問先は、石巻市の中心市街地にて、2001年から石巻の街づくりをされている株式会社街づくりまんぼうの刈谷智大さんから、まち歩きを行いながらの中心商店街の空き家、空地問題に関するレクチャーがありました。


まち歩きの後に、石巻の文化の発信や地域のイベントスペース、住民が集うコミュニティスペースとして利用されてる「みやぎ生協文化会館アイトピアホール」にて、石巻市職員による市の概要説明、まち歩きの質疑応答が行われました。


石巻市の現場訪問から松島自然の家へ戻り、夕食の後にNPO法人アスヘノキボウに所属する女川町地域おこし協力隊の武井友佑さんによるレクチャーがありました。震災をへた女川町の変化、アスヘノキボウでの活動を熱く語られているお姿が印象的でした。


東松島市と石巻市のフィールドワークと女川町レクチャーの振り返りと感想の共有の後、学生たちの自己紹介を含めた交流会を行い、1日目は終了となりました。


2日目は、今回の「石巻圏域 人口減少対策アイデアソン」 でファシリテーターを務められており、「アイデアソン」の第一人者でもあるエイチタス株式会社代表取締役の原亮さんから、学生たちへ向けた「アイデアソン」の説明からスタートし、本イベントのアドバイザーである東京科学大学環境・社会理工学院教授の真野洋介教授によるキーノートトークがあり、

原さんによるラップアップ、人口減少対策を考えるためのサブテーマや自分たちがまちの運営会社や地域の非営利団体など、どの様な主体となり事業を起こすのか、漁業や地域資源活用などの分野の選択を行った後に、学生たちのそれぞれのグループで、解決したい課題の掘り下げを午前中のうちに行いました。



昼食後から各グループで決めた課題をどの様に解決していくかのアイデアを出すために、一人一人が課題だと感じる事を一言で書き出していく「ワンフレーズメモ」というワークを行い、他グループの学生から意見が貰える様に席をシャッフルした状態で「スピードストーミング」というワークも行われました。
他にも、一人一人が課題解決のための事業アイデアを出す、「アイデアスケッチ」というワークを行い、各グループ課題解決のためのアイデア創出に取り組みました。



夕食の後に、2日目までの中間発表を少人数のグループでメンターの方々も加わりテーブルを入れ替えながら話し合いをする「ワールドカフェ」形式で行いました。各グループの説明担当を行う学生がテーブルを周り、自分たちのグループの事業を説明しました。PCでスライドを作成して説明する学生や模造紙で説明を行う学生など創意工夫をする姿が伺えました。


中間発表の後、各グループの学生たちは各々が部屋に戻り、いよいよ最終日の明日に控えた成果発表の準備を進めておりました。

最終日となった3日目にはいよいよ各グループによる成果発表が行われました。続いて結果発表、表彰、審査員からの講評があり、表彰・講評の後には、3日間を振り返るトークセッションも行われました。



成果発表では、各グループが考えた創意工夫を凝らした個性豊かな人口減少対策のアイデアを発表されていました。


表彰式では、特別賞(石巻、東松島、女川)、優秀賞、最優秀賞が発表され、特別賞(女川)は「仙台市と石巻市の若者を対象としたデジタルデトックスツアー」を発表した、宮城大学の学生によるグループ「ウエノモリ」が 受賞し、


特別賞(東松島)は「いしのまき未来通り開発プロジェクト」を発表した東北福祉大学の学生によるグループ「Y2R」が受賞し、


特別賞(石巻)は「第一次産業の DX 化」を発表した、石巻専修大学の学生によるグループ「project ISU」が受賞し、


優秀賞は石巻専修大学の学生によるグループ「 人口マキマキ隊」が学生たちの集まれる居場所をつくる「MANABUNE」を発表し受賞致しました。



そして、最優秀賞は、東北福祉大学の学生によるグループ「TFU Y-Lab」が発表した、石巻圏域においてまちづくり団体と関係案内人とをつなぐ関係案内所を立ち上げる事を提案した「Connect:いしのまき」が受賞いたしました。

今回行われた「石巻圏域 人口減少対策アイデアソン」では、2泊3日という限られた時間の中で、各学生たちが人口減少に対してどの様なアイデアを創出していくのか、彼らが考えている事をどの様に形作っていくのか、これからの社会を担っていく若者たちの考えを垣間見る事ができたイベントでもありました。学生たちの考えたアイデアはどれも創意工夫がなされ、オリジナリティ溢れるアイデアばかりでした。
また、今回最優秀賞 を受賞した「TFU Y-Lab」 の方々のアイデアは来年度への実現に向けて、ブラシュアップやサポートを行なっていきますので、今後の動向にもこうご期待ください。
これからの社会を担う学生たちに向け、私たちISHINOMAKI2.0が行うまちづくりにもより一層力を入れていきたいと思える3日間でした。
