「協力隊任期最終年度を迎えて」|米倉眞喜子|石巻市地域おこし協力隊

2022年3月に東京都品川区から、夫と共に石巻市に移住してきました。東京では臨床心理士として私立大学の学生相談室や私設カウンセリングルームで働いていましたが、『移住のタイミングでしか体験できないことをやってみたい!』そんな思いから、以前から興味があったコミュニティづくりに関するプロジェクト(受入事業者:一般社団法人りぷらす:リハビリ型デイサービス)に参画して、早いもので任期最終年度を迎えました。

事業所のある飯野川地区を中心に実施した住民インタビューで知り得たニーズに基づき、『地域共生社会の実現』を目指してその足掛かりとなるような様々な活動を企画・実施してきました。例えば、交流拠点づくりの一環として、事務所スペースを子供達の放課後の居場所として活用してもらえるよう地域に開放したり、地域の方向けのヨガ教室を開いたり、また支え合いの仕組みの1つとして、暮らしの中でのちょっとした困りごと(高所の清掃や整理整頓など)をお手伝いする訪問サポートサービスの開始などです。

様々な実践を通じて、地域の方々との対話の機会を本当にたくさん頂いてきました。地域に対する熱い想いや楽しい思い出のお話をお聞きするたびに、大きく心を動かされて、それが私の活動の源になってきたと感じています。『こんなことしてみたい』『これができたらいいな』など、地域でそんな声を耳にした時に『何か一緒に出来ることないかな?』『こういうことは出来るかも!』とあれこれ作戦会議をする時間が何よりも楽しく充実感が得られるものになっています。そんな気持ちや感覚が自然と出てくることに自分自身でも驚いていますが、これは、移住直後には想像もつかなかったような地域との繋がりを築くことができたおかげだと感じています。

任期後は自身の専門性を活かした活動(カウンセリング 、コミュニケーション講座やメンタルヘルス講座の開催、ヨガ教室やリラクゼーションワークショップの開催など)にシフトしていく予定ですが、地域の活動にはひとりの住民として今後も関わっていきたいと思っています。

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